勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

マンチェスター・バイ・ザ・シー / Manchester by the Sea

2017年05月14日 | 洋画(アメリカ系)
2017年の第89回アカデミー賞では作品賞ほか6部門にノミネート。ケイシー・アフレックが、『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴスリングを抑えて主演男優賞を受賞。ロナーガン監督が、これも『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督を抑えて、脚本賞を受賞。ただ、監督賞は、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督が受賞していて、痛み分けと言う感もある。

アメリカの、地方都市に生きる人々の姿を描いたと言って、良いんでしょうかね。リーは、マンチェスター・バイ・ザ・シーに来る前は、ボストンに住んでいたので、“地方都市”とは言い難いかもしれませんが、マンチェスター・バイ・ザ・シーは間違いなく地方都市です。

加えて言うと、抒情的とも感じます。非常に抑えたトーンで描かれているのは、リーの心情ともシンクロしているんでしょうか。リーは、このマンチェスター・バイ・ザ・シーで“想像を絶する”体験をしていて、心が凍ってしまったという感じですからね。結局、その心の凍結は最後まで解けなかった様ですが・・・。

そういう、抒情的で、非常に抑えたトーンの作品であることが、上映館が少ない事に影響しているのでしょうか?アカデミー主演男優賞と、脚本賞を受賞している作品なのに、上映している映画館が思ったよりも少ない印象です。人の心の痛みを描いた作品で、悪くは無いんですが、結末も必ずしもハッピーエンディングとは言えないので、こうなるのも仕方ないのかな。

主演ケイシー・アフレックの兄、ベン・アフレックの盟友であるマット・デイモンが、プロデューサーの一人に名を連ねている。当初の予定では、プロデュース・監督・主演をマット・デイモンが務める予定だったが、デイモンのスケジュールの都合で、監督はケネス・ロナーガンに、主演はケイシー・アフレックに引き継がれた。

タイトル マンチェスター・バイ・ザ・シー / 原題 Manchester by the Sea

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2016年/アメリカ
監督 ケネス・ロナーガン
出演 ケイシー・アフレック(リー・チャンドラー)、ミシェル・ウィリアムズ(ランディ・チャンドラー/リーの元妻)、カイル・チャンドラー(ジョー・チャンドラー/リーの兄)、ルーカス・ヘッジズ(パトリック・チャンドラー/リーの甥、ジョーの息子)、カーラ・ヘイワード(シルヴィー・マッキャン)、C・J・ウィルソン(ジョージ)、グレッチェン・モル(エリーズ・チャンドラー)、マシュー・ブロデリック(ジェフリー)、アンナ・バリシニコフ(サンディ)、ジョシュ・ハミルトン(ウェス/ジョーの弁護士)、テイト・ドノバン(ホッケーコーチ)、スーザン・プルファー(イレーネ看護師)、ロバート・セラ(ミューラー医師)、トム・ケンプ(スタン・チャンドラー)
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