勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

2013年振り返り

2013年12月31日 | 振り返り
さて、今年も残すところ、あと僅かとなりました。
と言う事で、2013年鑑賞映画の振り返りです。

2013年の観賞数ですが、
1月:4本
2月:3本
3月:4本
4月:7本
5月:6本
6月:8本
7月:2本
8月:6本
9月:9本
10月:5本
11月:7本
12月:6本
合計67本

なんと驚異の(って、自分で言うか)60本超えを記録です。
確かに、後半、連日のように映画を見に行っていたのは
意識していましたが、これほどとはねぇ。

さてさて、印象に残った作品ですが、
終戦のエンペラー(Emperor)
ですかね。
事実に則したフィクションですが、この時代を
こう言う視点で描いた作品はなかったので、
非常に興味深かったです。

あとは、
キャプテン・フィリップス(Captain Phillips)』と『ゼロ・グラビティ(Gravity)
ですねぇ。
どちらも、リアル!

期待はずれだったのは、
ダイ・ハード/ラスト・デイ(A Good Day to Die Hard)
今年(2013年)だったのか。
これって、ダイ・ハードとはタイトルが付いていますが、
これまでのダイ・ハードとは違う作品として考えたほうが良いかも。
派手なドンパチは良いんですが、逆に言うと、ただそれだけとも・・・。

期待はずれでもう一つ、
悪の法則(The Counselor)
あれだけの役者を揃えたのに・・・。

逆に、オモシロイと思ったのは、
モネ・ゲーム(Gambit)
言ってしまえば、ドタバタ映画なのですが、
意外に面白いと思いましたね。
最後の、騙し(?)も良かったし。

同じ、絵画を巡るサスペンスものとしては、
鑑定士と顔のない依頼人(La migliore offerta (The Best Offer))
も外せません。
こちらは、コメディの雰囲気はなく、
しっかりとしたサスペンス、
最後に、「そうくるかぁ。」と言う感じがしました。

邦画では、
藁の楯 わらのたて
は避けて通れないです。
邦画も、ここまでのスケールになったかぁと、
感慨深いものを感じます。

あと、やっぱり
そして父になる
も避けられません。
まぁ、原作者というか、原案者と揉めているというような話もありますし、
60歳の男性が、赤ちゃんの頃に取り違えられたという、
リアル『そして父になる』の話もありました。
まぁ、そんな事はありますが、一つの映画作品としてみた場合、
やっぱりそのストーリーには、考えさせられました。

清須会議
は、良いですね。
三谷さん、上手いです。

永遠の0
も外せませんねぇ。
まぁ、原作があれだけヒットしているので、
ハードルは高いわけで、原作と比べるべくも無いわけですが、
原作を知らなければ、充分いい作品です。
あ、原作を知っていても、良かったと思います(苦笑)。

あと、今年は、スティーブ・ジョブズ関連の映画がありました。
スティーブ・ジョブズ1995 失われたインタビュー(Steve Jobs: The Lost Interview)

スティーブ・ジョブズ(JOBS)
です。
『スティーブ・ジョブズ1995 失われたインタビュー』の方は、
映画というか、1995年当時のスティーブ・ジョブズへのインタビュー
映像なんですが、非常に興味深いです。
一方の『スティーブ・ジョブズ』は、事実に則した劇映画ですが、
iPhone誕生までが描かれています。
あと、NeXT、ピクサーの件がないのが、ちょっとイマイチかも。
ジョブズには、NeXTもピクサーもありますからね。

こうしてみると、事実の則した作品が、
今年は私にとっての当たりだったようです。
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永遠の0

2013年12月21日 | 邦画
130万部の同名の大ヒット小説の映画化。本日二本目。そして、今年(2013年)最後の作品です。

実は(と言うか、当然に)原作も読んでいて、今回の映画鑑賞のために再読してみました。泣きました(苦笑)。

その原作の感動がどこまで、映画で描かれていたtかというか、う~ん、70%かな?多くの場合、小説を映画化する場合、細かい描写は簡略化されたり、表現や舞台の一部が、時代に合うように書き換えられてしまったりするわけですが、この作品の場合も、その洗礼は避けては通れませんでした。600ページ近い小説を、そのまま映画化するわけには行かないわけで、省略したり、書き換えられたりしていました。ですが、多くは、原作のとおりで、原作を読んでいても、ギリギリ意味が通る程度の改変と私は思いました。

でもやっぱり、感動度合いは、原作のほうが大きいですね。あの長い話があってこその感動なわけで、それが簡略化されると、少なからず、話の辻褄が微妙に合わなくなったりします。今回は、ギリギリ辻褄は合わせていますが、それでもなお違和感は否めませんでした。

映像的には、やっぱり、CGはCGですよねぇ。アメリカの作品では、CGだとはわからない程の品質のCG作品(本日一本目の『ゼロ・グラビティ』もそう)が、数多く生み出されていますが、二本の場合は、まだ、CGはCGとしてハッキリと見て分かる程度の品質ですね。そこがちょっと残念。

私の場合、原作を何度も読んでいたので、原作との違いに少なからず違和感が有ったわけですが、原作を読まないで、この映画だけ見れば、それはそれで充分、感動的な内容になっていたと思います。

タイトル 永遠の0
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/日本
監督 山崎貴
原作 百田尚樹
出演 岡田准一(宮部久蔵)、三浦春馬(佐伯健太郎)、井上真央(松乃)、濱田岳(井崎(戦時中))、橋爪功(井崎(現代))、新井浩文(景浦(戦時中))、田中泯(景浦(現代))、夏八木勲(大石賢一郎/健太郎の“祖父”)、染谷将太(大石(戦時中))、三浦貴大(武田(戦時中))、山本學(武田(現代))、上田竜也(小山)、吹石一恵(佐伯慶子)、風吹ジュン(佐伯清子/宮部久蔵の娘、健太郎の母)、平幹二朗(長谷川)、佐々木一平(山田)、青木健(伊藤)、栩原楽人(寺西)、

[2013/12/15]鑑賞・投稿
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ゼロ・グラビティ (3D字幕) / Gravity

2013年12月21日 | 洋画(アメリカ系)
今年(2013年)最後の映画鑑賞。一本目め。実は今日は、二本鑑賞する予定です。

画面への出演が、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけという、非常に斬新な作品。先週末公開だったが、時間の都合で、一周遅れで鑑賞してきました。

なるほど、そうきますか。最初、出演者が二人だけと聞いた時は、映画として成立するのかと心配したんですが、逆に、宇宙空間での遭難と言う事であれば、逆に、こう言う描き方のほうが良いのかもしれませんね。“孤独”と言う事が強調されて、非常に印象深い描き方になっています。

実際に宇宙空間で撮影するわけには行かないので、スタジオ撮影にCG合成という作品になるわけですが、これがリアル。あたかも宇宙に行って来たかのような作品になっています。

興味深いのが・・・、若干ネタバレ気味ですが、サンドラ・ブロック演じるストーン博士が地球に帰還するために使用した宇宙船がアジアの成長著しい某国のものであるということ。なるほどねぇ。アメリカの、某国感が何となくわかった気がします。アメリカの中で、その国は、そう言う風に意識されているということなんですねぇ。その某国がそれ程意識する必要がない国なのであれば、ISSで充分なわけで。それと、この漂流感が、アメリカの意識なんだなぁと言ったら、言い過ぎでしょうか?非常に興味深かったです。

極限状況の作品。非常に良かったです。

タイトル ゼロ・グラビティ / 原題 Gravity
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 アルフォンソ・キュアロン
出演 サンドラ・ブロック(ライアン・ストーン)、ジョージ・クルーニー(マット・コワルスキー)、エド・ハリス(ミッションコントロール(声))

[2013/12/21]鑑賞・投稿
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武士の献立

2013年12月15日 | 邦画
時代は加賀騒動の頃。加賀藩前田家に使えた料理人の船木家を舞台に、刀の代わりに包丁で殿様に使えた“包丁侍”の姿を描く。

正直最初は、「上戸彩と高良健吾かぁ。このキャストでの時代劇はなぁ・・・」と、若干否定的な視点で考えていたのですが、見終わったらその考えは一変させられていました。あ、いや、やっぱりその二人は時代劇には、中々厳しい感じがするのは否定できませんが、物語が意外に良かったです。感動とまでは言いませんが、かなり物語に引きこまれましたね。いい話だと思いました。

番宣と言うか、映画の告知で、「ご賞味あれ」とか言うキーワードで宣伝していましたが、まぁ、そのキーワードはちょっと言い過ぎかな。確かに、食べ物のシーンは多いですが、「そこまで言うほどかな?」と私は思いました。そういう意味ではむしろ、『大統領の料理人』の方が、食べ物を食べたくなりました。もうちょっと料理にフィーチャーしても良かったと思います。

この作品で描かれている重要なテーマは、夫婦愛ですかね。最初は、反発もしていた春と安信の夫婦ですが、最後には落ち着く所に落ち着きます。心が温かくなりました。

タイトル 武士の献立
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/日本
監督 朝原雄三
出演 上戸彩(春)、高良健吾(舟木安信)、西田敏行(舟木伝内)、余貴美子(舟木満)、夏川結衣(お貞の方(真如院))、緒形直人(大槻伝蔵)、成海璃子(今井佐代)、柄本佑(今井定之進)、鹿賀丈史(前田土佐守直躬)、中村雅俊(語り)

[2013/12/15]鑑賞・投稿
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鑑定士と顔のない依頼人 / La migliore offerta (The Best Offer)

2013年12月15日 | 洋画(イタリア系)
姿を見せようとしない女性の依頼人からの美術品鑑定依頼。当初は、姿を見せようとしない依頼人に反発を覚えていた鑑定士のオールドマンだったが、ある時、依頼人の姿を隠れ見て、その美しさに引かれていってしまう・・・。

互いに時には非常に失礼な態度を示し反発し合いながらも、なぜだか、鑑定を降りようとしないヴァージル・オールドマン。気に入らなければ、降りれば良いと思うんですが、最後に明らかになりますが、そこに至るまでは様々な“罠“が仕掛けられているんですよねぇ。しかも、時間もかかるし、規模も大規模な“罠”。いやぁ、『お見事!』としか、言いようがありません。

作品中、謎の美女の館の向かいのカフェが何度も出てきて、「何かの伏線?」と思ったのですが、その通りでした。って言うか、ああ言う描き方は伏線以外の何ものでもないですよね。

作品中のヴァージル・オールドマンの秘密のコレクションは、スゴいです。《ジャンヌ・サマリーの肖像》とか、世界の有名絵画がズラリ・・・。って言うか、ここにこれらの作品があるということは、世界の美術館にある作品は、どう言う位置づけなんでしょうね?(謎)

いやぁ、一級のミステリーです。「そうくるか」と唸らされました。

タイトル 鑑定士と顔のない依頼人 / 原題 La migliore offerta / 英題 The Best Offer
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/イタリア
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
出演 ジェフリー・ラッシュ(ヴァージル・オールドマン)、ジム・スタージェス(ロバート)、シルヴィア・ホークス(クレア)、ドナルド・サザーランド(ビリー)

[2013/12/14]鑑賞・[2013/12/15]投稿
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利休にたずねよ

2013年12月08日 | 邦画
山本兼一の同名の小説の映画化。市川海老蔵と市川團十郎が共演。市川團十郎は、撮影終了後、3ヶ月ほどして亡くなっている。

市川海老蔵は、利休を演じることのオファーを得た際、数度に渡り断っていたそうなんですが、原作者からの手紙等をもらう事で、次第にこころが傾き、出演を承諾したらしい。原作者がそこまでこだわったのは、この作品での千利休は、市川海老蔵のイメージであったかららしいです。そのイメージ通りと言うことか、それとも、やはり、市川海老蔵は一流の役者なのか、茶聖と言われる千利休を見事に演じています。物語終盤、若かりし頃の千利休が、結構な遊び人であったというのは、市川海老蔵へのオマージュ?(笑)

市川海老蔵と市川團十郎の共演が話題です。團十郎は、なんか顔色が悪く、今からして思うと、結構健康を害していたのではないかと思いますが、海老蔵との真剣勝負を見事に演じています。

大森南朋が演じる豊臣秀吉、悪いですねぇ。本当に、性悪です。確かに、策謀剣術に長けた人物であったのかもしれませんが、あそこまで悪として描かれた秀吉はあまり見たことがありません。まぁ、利休に死を命じた人物でもありますので、あのような描き方も仕方ないのかもしれませんが、新しい秀吉を見た気がします。

それと、この作品のもう一つのキーは、中谷美紀ですね。海老蔵の利休が生きるのも、中谷美紀が宗恩をしっとりと、しかし、しっかりと演じたからではないでしょうか。

しっとりとして静かな、大人の映画だと思います。

タイトル 利休にたずねよ
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/日本
監督 田中光敏
原作 山本兼一
出演 市川海老蔵(千利休)、中谷美紀(宗恩)、大森南朋(豊臣秀吉)、福士誠治(石田光成)、伊勢谷友介(織田信長)、成海璃子(おさん)、川野直輝(山上宗二)、袴田吉彦(細川忠興)、黒谷友香(細川ガラシャ)、檀れい(北政所)、大谷直子(たえ)、柄本明(長次郎)、伊武雅刀(千与兵衛)、中村嘉葎雄(古渓宗陳)、市川團十郎(武野紹鷗)、クララ(高麗の女)

[2013/12/08]鑑賞・投稿
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ザ・コール 緊急通報指令室 / The Call

2013年12月01日 | 洋画(アメリカ系)
誘拐された人物が、電話で助けを求めていく映画といえば、キム・ベイシンガー主演の2004年の作品『セルラー』を思い出します。

『セルラー』の方は、助けを求める人物が掛けた先が偶々携帯電話だったという設定ですが、今回のこの作品は、携帯電話から助けを求める話。シチュエーション的には、逆になっています。ただ、物語としては、電話が切れたり、中々意思疎通が上手く行かなかったりと、緊迫感は同じです。やっぱり、電話というシチュエーションは、何らかの緊張感を生み出すんですかね?

誘拐されてから、ものの数時間の話なのですが、ものすごく緊迫感があります。上映時間は94分と特に長くなく、むしろ短い方ですが、緊張感のためか、意外に長く感じました。あれ以上長かったら、緊張感に絶えられなかったかもね。

よく映画のキャッチコピーに『衝撃の結末!』と言うのがあります。殆どの場合、言うほどのことではないんですが、この作品の結末は、マチ゛衝撃的です。ああ言う事で、いいの?!

タイトル ザ・コール 緊急通報指令室 / 原題 The Call
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ブラッド・アンダーソン
出演 ハル・ベリー(ジョーダン・ターナー)、アビゲイル・ブレスリン(ケイシー・ウェルソン/誘拐被害者)、モリス・チェスナット(ポール・フィリップス/警察官、ジョーダンの恋人)、マイケル・エクランド(マイケル・フォスター/誘拐犯)、マイケル・インペリオリ(アラン・デナンドー)

[2013/12/01]鑑賞・投稿
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