勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ワンス・アンド・フォーエバー(2002年)

2002年06月29日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ワンス・アンド・フォーエバー

---感想---
これまで、ベトナム戦争ものと言うと、「地獄の黙示録」や「プラトーン」など、アメリカがどっぷりとベトナムのジャングルに迷い込んでからの話が多いが、これはそうではなく、ベトナム戦争初期の頃の話。まだ、アメリカの世論がベトナムに関して批判的ではない頃である。この話は、原作のハル・ムーアが実際に大隊指揮官(中佐)としてイアドランへ赴いたときの実際にあった話(ノンフィクション)である。

戦場だけではなく、母国に残された家族もこの物語では描かれている。多くの戦争映画では戦場のシーンに終始することが多いが、残された家族の描写は戦争の犠牲を考えさせられ非常に効果的である。非常に感動的である。一方、戦場シーンの描写も、時代感を出すためにコンピュータを使って映像に処理をしているが、それが効果的である。クルマや女性の服装などの時代考証も良いのではないだろうか。また、ムーア中佐役のメル・ギブソンは、非常にすばらしい演技をしている。

ハル・ムーアの原作本は、アメリカではベストセラーとなった。映画は画像として見せる必要があるので物語として描かれているが、原作本ではもっとドキュメンタリー的に記されている。また、原作本では、アメリカ側の兵士の言葉だけではなく、実際に戦火を交えた相手側の北ベトナム軍兵士の言葉も記されており、非常に興味深く仕上げられている。映画では描けない細かい描写も原作本では行われている。映画と原作本の両方をみればより理解が深まるだろう。

英語版HP:We Were Soldiers from Yahoo!

公開年 2002年
監督 ランダル・ウォレス
原作 ハル・ムーア、ジョー・ギャロウェイ
出演 メル・ギブソン

[2002/06/29]鑑賞
[2006/01/08]投稿
コメント   トラックバック (1)