勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

K-19(2002年)

2002年12月21日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル K-19

---感想---
冷戦時代、旧ソ連の潜水艦に実際にあった、28年間隠されてきた原子力潜水艦での原子炉の事故と言う想像したくないシチュエーションを映画化した。

旧ソ連を描く映画の中での言葉が英語であると言うことには違和感を感じるが、それ以外の部分、衣装などの細部は非常に精密である。事故の舞台となるK-19も、細部まで模して復元され、撮影に使われた。(本物は、老朽化が進んでおり、使用不能だったらしい。)終盤に出てくる、アメリカ海軍のヘリもその当時の型のものである。また、旧ソ連の核ミサイルは基本的に液体燃料ミサイルであるが、潜水艦発射型のミサイルも液体燃料型であるのは非常に興味深いものがあった。

上映時間138分と結構な時間の作品だが、時間を感じさせない映画であった。冷戦当時の緊張状態を思い起こしながら見ると、また臨場感は上がるに違いない。原題にある『The Widowmaker』と言う言葉は、このK-19を象徴する言葉である。

英語版HP:K-19: The Widowmaker from Yahoo!

公開年 2002年
監督 キャスリン・ビグロー
出演 ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン

[2002/12/21]鑑賞
[2006/01/08]投稿
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ジョンQ 最後の決断(2002年)

2002年12月08日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ジョンQ 最後の決断

---感想---
心臓病の息子を救うため、病院を占拠する父親の物語。かなり社会派の映画である。

単純に言えば『心臓病の息子を救うため、父親が病院を占拠する』映画であるが、実際の話はそれ程単純ではない。根底には、5000万人の無保険者がいると言うアメリカ社会の縮図が隠れている。日本は、(このところ崩壊の危機にさらされているが)国民皆保険制度が整っており病院に掛かる際に保険の有無が問題になることはほとんど無いが、医療保険が個人の問題であるアメリカの場合は、保険の有無・カバーされる範囲が受診する際に問題になることが多い。この映画を見る際には、そのあたりのことを理解していないと、中身がわからないだろう。

終盤の、John Q と息子の電話での会話シーンは、ジーンと来るものがある。実際、洟をすする音がそこかしこから聞こえていた(苦笑)。また、この映画での大きなターニングポイントでもあるので、注目。非常に中身の濃い作品。2時間ほどの上映時間だが、あっと言う間に時間が経っていた。

英語版HP:John Q. from Yahoo!

公開年 2002年
監督 ニック・カサヴェテス
出演 デンゼル・ワシントン

[2002/12/08]鑑賞
[2006/01/08]投稿
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