勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

県庁の星(2006年)

2006年02月25日 | 邦画
タイトル 県庁の星

---感想---
青島は県庁職員に転職していました(苦笑)。一流大学卒、書類第一、上意下達、公務員の鏡の様なエリート県庁職員野村聡を演じるのは、先に記したように織田裕二。その織田裕二が民間交流人事プロジェクトで派遣された先の食品スーパーのパート従業員二宮あきが柴咲コウ。予想通り初めから衝突しあう二人ですが、野村の挫折、スーパー閉鎖の危機を経て、二人はスーパーに改革をもたらします。そして、県庁に戻った野村は県庁にも改革を引き起こそうと動き始めますが・・・。

うーん、結末が「えっ?」と言う感じですが、アレはアレでよかったのかな。あれまでハッピーエンドになってしまったら、あまりにも漫画的ですからね。でも、野村はあの後県庁でどうなっていくんでしょうね?

民間を知らない県庁職員が主人公と言うことで、民間企業に赴任した当初はいろいろと問題を引き起こす訳ですが、ちょっと誇張気味かなぁ。でも、多少の誇張はあるにしても、あんな感じであることは否定できないかもしれないですね。世の中の感覚と、公務員のズレは感じますからね。なんか、もっと市民の行政・政治への参加意識を高めるメッセージと言うものを感じたのは私だけでしょうか?

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2006年/日本
監督 西谷弘
出演 織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介、紺野まひる、奥貫薫、石坂浩二、酒井和歌子

[2006/02/25]鑑賞・投稿
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アサルト13 要塞警察(2005年)

2006年02月24日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル アサルト13 要塞警察

---感想---
翌日は閉鎖されると言うデトロイト市警察第13分署。その最後の雪の夜、なぜか13分署は武装集団に襲撃されます。しかも、その襲撃している武装集団は、警察。外は吹雪、電話はもちろん無線も不通で外部への連絡は不能と言う絶体絶命の状況を描いたアクション映画です。実は、1976年の映画「要塞警察」のリメイク。って言うか、その要塞警察自体も、「リオ・ブラボー」へのオマージュだったりするんですけどね。

こう言う、アクション物は好きなので結構期待して行ったんですが、ちょっと微妙かなぁ。駄作と言う訳ではないんですが、所々のプロットがちょっと強引な感じ。無理やり13分署を舞台にしているとか、襲う側も警官と言うのもちょっと・・・と言う感じですね。まぁ、決して駄作ではないんですけどね。最後に、どんでん返し的な仕掛けもあるし。

結構あっさり人が死にます。この人は死なないだろと思っていた人も、あっさり死んで(殺されて)、ちょっとビックリ。殺すシーンも、頭を撃つとかなんですけど、スクリーンに映っているしね。R指定とかしなくていいのだろうか?

ローレンス・フィッシュバーンの存在感が圧倒的。もう少し彼を多くつかってくれればよかったのにと思います。それでも、ちょっとイーサン・ホークが食われていたと思うのは私だけ? って言うか、イーサン・ホークとローレンス・フィッシュバーンの絡みがもう少し見たかった。そこがちょっと物足りないですね。

英語版HP:ASSAULT ON PRECINCT 13 from Yahoo!
英語版HP:1976年版ASSAULT ON PRECINCT 13 from Yahoo!
英語版HP:Rio Bravo from Yahoo!

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2005年/アメリカ
監督 ジャン=フランソワ・リシェ
出演 イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン、ガブリエル・バーン、ジョン・レグイザモ、ブライアン・デネヒー

[2006/02/24]鑑賞・投稿
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ナイト・オブ・ザ・スカイ(2005年)

2006年02月18日 | 洋画(フランス系)
タイトル ナイト・オブ・ザ・スカイ

---感想---
珍しくフランス映画を。でも、フランス映画といっても、思わず思い浮かぶような恋愛モノではなく、空戦物。フランス版「トップ・ガン」とも言われています。通常、空戦物の映画の場合、空戦シーンは、山奥や海の上などでの撮影が多いですが、この映画では、フランス空軍全面協力の下、パリ上空での撮影を行っています。ただ、フランス映画なので、出てくる戦闘機はミラージュと、日本人にはちょっと馴染みの薄いものになっています。

空戦シーン満載です。空戦ファンには堪らないですね。戦闘機がミラージュと言うのもマニア心をくすぐります。ただ、国際テロ組織?が介在している陰謀のはずなんですが、そちらの方の謎解きがちょっと疎かになったのは残念。キレイに謎解きと言う訳には行かないようです。あと、ラストシーンがちょっと謎。ああ言う終わり方だと、続編の作成が可能な状況なんですが、どうなんでしょう?

元々は、フランスの漫画。フランスのマンガが元になった映画といえば、ミシェル・バイヨンもありますが、何となく独特の雰囲気がありますね。もっとも、ミシェル・バイヨンの方が内容的には漫画チックで、こちらのほうがリアル感はあります。

フランスの俳優なので、日本での知名度はそれほどありません。そのため、俳優に色を付けることなく見ることが出来て、リアル感が増します。それと、フランスの映画であるものの、比較的随所に英語の台詞が出てきたのは、航空物・軍事物であるからと言う理由なのでしょうか? また、フランス軍の手のひらを返す、一種独特の敬礼も見所?です(笑)

英語版HP:Chevaliers du ciel, Les from IMDb

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2005年/フランス
監督 ジェラール・ピレス
出演 ブノワ・マジメル、ジェラルディン・ペラス、クロヴィス・コルニアック、アリス・タグリオーニ、フィリップ・トレトン

[2006/02/18]鑑賞・投稿
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ジャーヘッド(2005年)

2006年02月11日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ジャーヘッド

---感想---
1990年の湾岸戦争に従軍した若き兵士の物語。この戦争は、TV中継された戦争と言っても過言ではなく、その過剰なTV中継が作戦行動にも若干なりとも影響を与えています。この経験から、2003年のアメリカ軍によるイラク侵攻の際には、作戦行動に影響を与えないように考慮されました。映画の撮影の多くは、カリフォルニアのグラミス砂漠で行われました。これは、湾岸戦争が砂漠の戦争であったことがなせる業。ある意味、不幸中の幸いかなぁ。

要は、主人公スオフォード(ジェイク・ギレンホール)の湾岸戦争従軍記。周知の様に、湾岸戦争自体があっと言う間に終結してしまったため、TVCMから想像するような激しい凄惨な戦闘シーンは全くありません。ストーリーのほとんどは、スオフォードの軍隊生活。ただ待つだけの作戦(砂漠の盾)の単調な生活が表わされています。

気になったのは、ピーター・サースガード。彼は冷たい眼をしていると言ったら言い過ぎでしょうか? フライトプランのときも思ったんですが、この映画でもそう感じました。演技なのか、素なのか・・・。あの眼ができるから、いい演技も出来るのかもしれないのですが。

ジェイミー・フォックスが、偵察狙撃隊STAの三等曹長をなかなか上手く演じています。

英語版HP:Jarhead from Yahoo!

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2005年/アメリカ
監督 サム・メンデス
出演 ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス、ルーカス・ブラック、クリス・クーパー

[2006/02/11]鑑賞・投稿
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ミュンヘン(2005年)

2006年02月05日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ミュンヘン

---感想---
1972年のミュンヘンオリンピックで起きた11人のイスラエル人アスリートの殺害事件。この物語は、その後のイスラエル政府の報復作戦を描いた、事実に基づいた「シンドラーのリスト」「プライベートライアン」に続く、スピルバーグの歴史モノ映画です。この映画は、その政治的意味から、賛否両論の議論が巻き起こっています。自身がユダヤ人のスピルバーグが撮っていると言う事も、一層問題を複雑にしています。

哀しい話です。純粋なアヴナー(エリック・バナ)が、作戦を遂行していくにつれ、段々とその人間性が破壊されていくことが良く判ります。国家・民族を守るためとは言え、あまりにも大きな犠牲です。最後の方には、彼にとって、誰が味方で、誰が敵なのかも判然としなくなってしまい、作戦そのものに疑問を感じてきます。それも、ある意味悲劇ですよね。

この映画では、「パレスチナのテロリストが人間的に描かれている」と言う事が、先に記した政治的論争のタネになっています。確かに、家族が居て、自分の夢を語るテロリスト(一方からの見方ですが)像を描くことは、敵対するもう一方の陣営からしてみれば面白くないことかもしれません。しかし、冷静になって考えてみると、そのようなテロリスト(とされる人たち)にも、この物語の主人公のアヴナーと同じように家族が居て当然で、それがこの物語の無常観を一層増しています。

驚いたのは、イスラエルの首相がオバチャン(失礼)であったこと。最初何者かと思ったのですが、首相でした。

撮影の多くは、マルタで行われたらしいです。イタリア、スペイン、イスラエル、ギリシャ・・・。地中海に浮かぶ島国と言う地理的要因が、そのことを可能にしたのでしょうね。また、ブダペストでも撮影が行われているようです。ここは、ロンドン、ローマ、パリなどに化けているそうです。もっとも、パリはパリでも撮影しているんですがね。あと、ラストシーンはニューヨークなんですが、遠方に今は無きWTCが写っています。CGで作ったんですね。

この映画、一見する価値大です。

英語版HP:Munich from Yahoo!

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2005年/アメリカ
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ、マチュー・カソヴィッツ

[2006/02/05]鑑賞・投稿
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