勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

神様のカルテ

2011年08月30日 | 邦画
夏川草介原作の大ヒット小説の映画化。

小説では、3作目の『神様のカルテ3』のさわりまで書かれていますが、映画は、第1作である『神様のカルテ』をベースにしています。ただし、映画化に際して原作から若干の設定変更があります。例えば、本庄病院の消化器内科には大狸先生しかおらず、原作で古狐先生が薦めた事になっている信濃医大の研修は、大狸先生が薦めたことになっています。その他にも設定変更がありますが、それについては後述。

栗原一止って、あんなにボーッとした人物だっけ? 恐らく、櫻井翔は力を抜いた自然体の演技をしようとして、あの様な感じになったのだと好意的に解釈しますが、でも、それでも、あれじゃぁ、栗原一止はボーッとした人物になっちゃいますよ。

看護師達の配役を見ると、外村看護師長に吉瀬美智子(30数歳で、美人で、クールというとこの人しか無いかも)、東西主任看護師に池脇千鶴(脂の乗ってきた中堅看護師役はお見事)、そして、新人看護師の水無に朝倉あき(元気の良い、やる気いっぱいの新人看護師は似あっています)を持ってきた所辺りは、中々いいと思いました。

あと、女優陣では、この人=宮崎あおい。この人は、何をやらせても上手いですね。原作での栗原榛名は、もともと彼女をモデルにして書いたのではないかと思うほどでした。

その他、意外に良いのが原田泰造。お笑いの人って、みんな、意外に演技もうまいですよね。って言うか、お笑い=演技であると言う事なんでしょうね。

さて、上述のその他の設定変更ですが、加賀まりこ演じる安曇雪乃が、栗原一止の診察に来た設定周りに変更が多いです。映画化して、その中で話を完結しなければならないので、『神様のカルテ』と言うセリフが出てきたんでしょうね。でも、このセリフは私的にはちょっと微妙。悪くはないですが、原作を知っているだけに、取って付けた感がありました。その他の、一止と東西のやり取りなどは、セリフを結構忠実に描いていたんですけどね。

やっぱり、この映画の最大の弱点は櫻井翔ですね~。まぁ、それでも、結構良い作品に成っていると思います。原作を読んでいなくても、十分楽しむことができると思います。

タイトル 神様のカルテ
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2011年/日本
原作 夏川草介『神様のカルテ』
監督 深川栄洋
出演 櫻井翔(栗原一止)、宮崎あおい(栗原榛名)、要潤(砂山次郎)、吉瀬美智子(外村静枝)、池脇千鶴(東西直美)、朝倉あき(水無陽子)、柄本明(貫田誠太郎)、加賀まりこ(安曇雪乃)、西岡徳馬(高山秀一郎)、原田泰造(男爵)、岡田義徳(学士)

[2011/08/30]鑑賞・投稿

日輪の遺産

2011年08月29日 | 邦画
浅田次郎の同名の小説の映画化。著者本人が映画化を熱望してきたと言われており、ようやく、その願いが叶ったと言う事になります。

山下財宝なら知っていますし、有名ですが、マッカーサーの財宝って、M資金??? と言う感じになりますね。でも、マッカーサーが非常に裕福であったことは事実なので、それと絡めた話と考えて良いのだと思います。この辺りの設定は、フィクションなのですが、もちろん史実にも触れられていて、近衛師団所属の軍人で、しかも、終戦直前の話ということなので、8月14日の宮城事件の件にも触れられています。終戦前夜の騒動と言えば、阿南惟幾自殺も有ったのですが、この件についても触れられています。

まぁまぁ良い映画だと思います。劇中、思わずウルッとしそうなところもありました。ですが、ちょっと不思議な感覚が残ったのは事実。それは、主人公は誰?と言う事。映画の宣伝ポスターは、堺雅人、中村獅童、福士誠治の三人を中心に作られているので、この三人の誰かが主人公かといえば、・・・どうでしょうね? 間違いなくこの三人は、重要な役割を果たしているのですが、財宝を隠すという任務を果たしたら、それっきりフェードアウト感満々だし。う~ん、でもなぁ。話の作り上は、堺雅人が主人公で、物語の語り手が八千草薫と言う事でないとおかしいと思うんですけどね。

さて、演技の方ですが、出てくる度に言っているような気がしますが、ユースケ・サンタマリアがいい味出しています。普通のテレビに出てくる時のいい加減な感じではないです。

物語としては、日本のシーンと、アメリカのシーンのつながりが無いですね。逆に言うと、アメリカのシーンがなくても、この映画は成立しています。なんで、あのシーンが有るのでしょうか?

微妙に突っ込みどころ満載なのですが、中々、良い映画だとは思います。コピーか何かに、「今の日本に必要な作品」と言う事があったと思うんですが、「なるほど、そういう事ですか。」と思いました。

タイトル 日輪の遺産
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2011年/日本
監督 佐々部清
原作 浅田次郎
出演 堺雅人(真柴司郎)、中村獅童(望月庄造)、福士誠治(小泉重雄)、森迫永依(久枝)、ユースケ・サンタマリア(野口孝吉)、土屋太鳳(スーちゃん)、遠藤恵里奈(マツさん)、松本花奈(サッちゃん)、柴俊夫(阿南惟幾)、串田和美(梅津美治郎)、山田明郷(田中静壱)、野添義弘(森赳)、麿赤兒(杉山元)、ジョン・サヴェージ(ダグラス・マッカーサー)、三船力也(イガラシ中尉)、八千草薫(金原久枝)、八名信夫(金原庄造)、北見敏之(金原荘一郎)、麻生久美子(金原涼子)、塩谷瞬(後藤俊太郎)、ミッキー・カーチス(マイケル・エツオ・イガラシ)、中野裕太(ダニエル・ニシオカ)

[2011/08/29]鑑賞・投稿

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン / Transformers: Dark of the Moon

2011年08月01日 | 洋画(アメリカ系)
前作『トランスフォーマー/リベンジ』では、大学に入学していたサムが、卒業しているので、前作から4年後くらいの設定のようです。合わせて、ミーガン・フォックスが降板し、サムの彼女役はロージー・ハンティントン=ホワイトリーに代わっています。

前作では、結構下ネタというか、楽屋落ちというか、ネタ満載でしたが、本作ではその色は控えられています。もちろん、ミーガン・フォックスの主要なキャストはそのまま踏襲されており、シーモア・シモンズももちろん出てきます。

それ以外にも、この作品では、攻撃シーンが結構細かい所まで描かれていたのにはビックリ。ディセプティコンが人間を攻撃すると、その人間が骨になってしまったりしている所まで、描かれていました。派手なアクションはあるものの、楽屋落ち満載で、そう言う細かいところまでは描かれていなかった前作とは大違いですね。

それにしても、アメリカ人って、ケネディーが本当に好きなんだなぁと思ってしまいました。まさかこの作品で、そこまでのエピソードにするかぁと感心しました。JFK本人の映像ももちろん使用し、そっくりさんも使いながらのシーンになっています。ニクソンも、そんな感じで出ていました。

もっと驚いたのは、バズ・オルドリンが、本人役で出てきたこと。まぁね。JFKで、アポロで月面着陸となれば、ニールか、バズかが出てこないと締まりませんが、本人とはねぇ。

3Dで見ましたが、結構自然な仕上がりでした。作り慣れてきたんでしょうか?

一応、完結編という位置付けです。でも本当に簡潔なんですかね? まぁ、メガトロンもあれですけど・・・。

タイトル トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン / 原題 Transformers: Dark of the Moon
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2011年/アメリカ
監督 マイケル・ベイ
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
出演 シャイア・ラブーフ(サム・ウィトウィッキー)、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー(カーリー・スペンサー)、ジョン・タトゥーロ(シーモア・シモンズ)、パトリック・デンプシー(ディラン・グールド)、ジョン・マルコヴィッチ(ブルース・ブラゾス)、アラン・テュディック(ダッチ)、ケン・チョン(ジェリー・ワン)、ケヴィン・ダン(ロン・ウィトウィッキー/サムの父)、ジュディ・ホワイ(ジュディ・ウィトウィッキー/サムの母)、ジョシュ・デュアメル(ウィリアム・レノックス)、タイリース・ギブソン(ロバート・エップス)、フランシス・マクドーマンド(シャーロット・メアリング)、ラヴィル・イスヨノフ(ヴォスコッド・ラドヌフ)、グレン・モーシャワー(モーシャワー将軍)、バズ・オルドリン(本人)、ドリュー・ピルスバリー(ロバート・マクナマラ)、ブレット・スタイムリー(ジョン・F・ケネディ)、ジョン・トービン(リチャード・ニクソン)、ドン・ジーンズ(ニール・アームストロング)、ウォルター・クロンカイト(本人/ニュース映像)

[2011/08/01]鑑賞・投稿