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ブルース・スプリングスティーン「ADAM RAISED A CAIN」感想

僕は思い出の力は大きいのだと思う
人は思い出があるから頑張って生きていける。
つらい思い出もあるけれど、でも僕は自分でつらい思い出は、
よい思い出に上書きしようとしている。

「ADAM RAISED A CAIN」
この曲はブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド「THE LIVE 1975-1985」
で最初の曲THUNDER ROADの次の曲、2曲目として入っていた。
僕はBORN IN THE U.S.A.ツアーでの初来日公演に行けなくてやる気を失くしていた。
その日本公演の後にこのライブ・ベストアルバムは発表されたのだけれど、
僕は当時、このアルバムを聴いて
最初の曲THUNDER ROADで行けなかったライブのことを思い出した。
そして次の曲「ADAM RAISED A CAIN」を聴いて不安定な気持ちになり、
いても立ってもいられなくなりつらい思いをした。
そんな思い出が僕はこの曲にある。

でもその後、僕は2009年4月にボストンで彼らのライブを2列目で観れた。
その時にこの「ADAM RAISED A CAIN」を演奏してくれた。
その時僕は落ち着いた熱いロックな曲に感じた。ライブな曲に感じた。
こうして僕は嫌だった思い出をいい思い出に上書きすることが出来た。
そんな思い出の曲になった。

今日歌詞を読んで聴いてみた。
怒り、不満、恨み、などが入り込んであふれてきている曲に感じた。
どこにも持って行きようのない負のエネルギーを感じた。
僕には苦手な曲に感じる。
でもその曲でも僕はいい思い出の曲になっている。
僕は幸せに感じる。
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ブルース・スプリングスティーン 2013.5.3.ストックホルム 感想

ブルース・スプリングスティーン 2013年5月3日 ストックホルムでのライブ・ブルーレイを観た。
ファンの人が撮影編集したもの。
すごくクオリティーが高い。オフィシャルよりも僕は好きな映像だ。

この日はアルバム「BORN TO RUN」完全再現ライブが途中に入ったライブ。
最近「BORN TO RUN」の歌詞を読み返したのでより楽しめた。
今日は仕事の後、部屋に帰って来て風呂、食事の後に観た。
やはり仕事を終えた後のブルース・スプリングスティーンのライブはいい。
WE TAKE CARE OF OUR OWNからのスタート
俺の魂を自由にする仕事という歌詞がある。
そしてOUT IN THE STREET
仕事を終えて街に飛び出す。
きつい仕事をしてきたのだから今夜は思いっきり楽しもうというのがすごくいい。
僕もいろいろあったけれど、ここは仕事を一生懸命やってそこから自分のやりたいことをやる生活を取り戻そうと考えている。
そんな今の僕にぴったりだった。

それにしてもストックホルムの観客は熱い。
観客は飛び上がってライブを観ている。
やはりアメリカよりもヨーロッパの方が今はブルースのライブは盛り上がると聞いているけれど、
そうなのかなと思った。
でも僕は行くならアメリカに行きたい。
せっかく行くのだからアメリカに行ってブルースのライブは観たいと僕は思っている。

この日は早くもTHE PROMISED LAND
俺は毎日仕事に行くという歌詞を聴いて僕はうなずく。
ブルースはやはり僕のヒーローだなと思う。

それからアルバム「BORN TO RUN」の完全再現ライブに入った。
THUDER ROADがおだやかな演奏に感じた。久しぶりのバンドバージョンがよかった。
「俺達は勝つ為にここから出て行く」
俺達が、僕もそしてストックホルムの観客も含めて皆のことだと感じる。
約束の地を求めて旅を続けるのだ。
BACKSTREETSを聴いていて友達を大切にしようと思った。
最近会っていない友達に電話しようと思った。
僕はいつかBACKSTREETSをライブで聴きたいと思っている。
それが実現した時に僕がどう感じるか、心配もあるけれど楽しみにしたい。
BORN TO RUNで盛り上がり
最後JUNGLELANDブルースがオーケストラの指揮者のようにバンド全体を見渡しているように見えた。
ライブでのJUNGLELANDはいい。Eストリートバンド全体の作品と感じる。

今のアルバム「BORN TO RUN」を聴いたと感じた。
僕はライブでアルバムをそのまま同じ曲順で演奏する完全再現ライブは
あまりいいと思っていなかった。
せっかくライブに来たのだから、アルバムは自分の部屋で聴けるのだからと思っていた。
でも今日聴いていたら大切なアルバムを一緒にいる観客とシェアをする。
今まで大切に聴いてきたアルバムを、今のブルース達の演奏で聴く。
何か完全再現ライブの良さがわかったように思う。
何か僕もまたやっていけそうに感じた。

でも僕は体力が落ちて来た。
観ている途中で疲れてしまった。
ブルースやEストリートバンドは体力がすごいなと思う。
まだやるかとアンコールではアルバム「BORN IN THE U.S.A.」の曲を続けて演奏。
僕もまた元気が湧いて来た。
GLORY DAYSなんかはブルースが何才になってもやり続けるのだろうなとふと思った。
TWIST AND SHOUTで大騒ぎ。
僕はまたどこからともなく湧いてくる元気が出て来た。
これだからブルース・スプリングスティーンはいいのだなと思いました。
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