自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン「RACING IN THE STREET」感想
アメリカのテレビ番組で演奏したりしたので、
ブルース・スプリングスティーンは活動を再開したと感じた。
近いうちに新曲を発表して、ニューアルバムを出し、ツアーを始めると思っている。
僕はボスから呼び出しがかかった。
「おい。出かけるぞ」
僕は「はい。わかりました」
とブルースのライブに行く準備を加速させた。
その準備で今までの曲を歌詞を訳詞を参考にして辞書をひきながら読み返して聴いている。
この作業も加速させようと思う。
今日は「RACING IN THE STREET」
僕は昨年5月にコネチカットでブルース・スプリングスティーン、Eストリート・バンドのライブを観た時に
ブルースがこの曲をオープニングで演奏してくれたのを観た。
しかも僕がバンドバージョンと呼んでいる、ダークネス・ボックス・セット発売の時に発表された、
新しいバージョンで演奏してくれた。
僕はステージ前2列目でいきなりこれを聴いて何が起きたのだとあわてたのを覚えている。
僕は貴重な演奏を聴けて本当についていたなと思う。
ありがたい。
でも僕は大きい音で演奏するバージョンよりもオリジナルの静かに盛り上げていくバージョンの方が好きだ。
今日もそれで聴いた。
主人公は69年製シボレーを友人と組み立てて乗り周している。
ある者は生きるのをあきらめ
少しずつ、部分部分に死に始めていく
ある者は仕事から家に帰り体を洗ってからレースをやりにストリートへ出る
彼はレースで勝ち、彼女を自分のところへ連れて来た。
でも彼女の目の周りのしわが目立ち始めて
夜に泣きながら眠入るようになった
俺が家に帰ると部屋は暗く
彼女は「大丈夫だった?」とだけ小さく聞く
彼女は父親の家のポーチに座っている
彼女の大切にしていたかわいい夢はみんな破られてしまった
彼女は夜をひとりでずっとみつめている
生まれてきたことさえ憎んでいる目で
今夜俺と彼女は海へ車で行く
そして今までの罪を手から洗い流す
今夜ハイウェイは輝いている
夏が来て路上でレースするのに最高の季節
そして僕は余韻にひたる。
すごくいい。
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