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ブルース・スプリングスティーン「FACTORY」感想

僕はいろいろな時にブルース・スプリングスティーンの曲を口ずさむ。
楽しい時もつらく苦しい時もそれを乗り越えた時も。
でもやはり苦しさを乗り越えて楽になり自然と出て来る曲がいい。
でもブルース・スプリングスティーン「FACTORY」
これを僕が歌う時は本当につらい時だ。
つらい出来事があり、それでも仕事に行かなければならない。
そんな時に泣きべそかきながら僕は歌う。
そして何とか仕事をいやいやながら終わらせる。その時の歌だ。

朝早く工場のサイレンがなる
男はベッドから起き
服を着る
弁当を持って
朝の光の中、出て行く
働くだけ、働くだけ、ただ働くだけの人生

怖さの建物から
痛みの建物から
俺は父が雨の中、工場のゲートを入って行くのを見る
工場は彼から聴力を奪い取り、工場は彼に生活を与える
働くだけ、働くだけ、ただ働くだけの人生

一日が終わり、工場のサイレンが泣き叫ぶ
男たちはゲートから出て来る
彼らの目に死を宿らせて
ただ信じた方がいいぞ
今夜誰かがきっと傷つく
働くだけ、働くだけ、ただ働くだけの人生

昔はよく僕はこの歌をどうしようもなく歌っていた。
でも僕はこの歌を歌っているといいことが無い。
そこで今は「FACTORY」よりも「THE PROMISED LAND」をよく歌っている。
僕はプロミスド・ランドを信じている。
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