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ブルース・スプリングスティーン「JUNGLELAND」感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「BORN TO RUN」の最後の曲。
「JUNGLELAND」「ジャングルランド」
僕はブルース・スプリングスティーンの好きな曲がいろいろあるけれど、
この「ジャングルランド」はブルース・スプリングスティーン、Eストリートバンドの最高傑作だと思う。
ブルースがEストリートバンドのメンバーを率いて大作を作り上げたのだと思っている。

ある都市の一夜を大きなスケールで描き、その中で生きる一人一人をたたえている。
それぞれの人が街の中で思い思いに一生懸命生きている。
誰もがこの街の主人公なのだ。

僕はこの曲を昨年の5月にライブで聴くことが出来た。
サックスのパートを今は亡きクラレンス・クレモンスに代わり、
甥っ子のジェイク・クレモンスが吹いた。
僕は客席からじっと聴き入っているうちにすごく慈悲深く感じた。
死がメンバーを分けても次の者が引き継いでいく。
僕もこれからもやっていけそうだと勇気をもらった。
まさにBRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BANDの代表曲だ。

壮大なスケールの演奏の後、静かにブルースがささやく最後の歌詞

街の夜、二つの鼓動が鳴る
魂のエンジンが街の夜を優しく通り抜ける
鍵のかけられたベッドルーム
やさしくこばむささやき
そしてゆるす

アップタウンのトンネルの中では
ラットが自分の夢で自分を撃つ
銃声が夜のホールに鳴り響く
誰も救急車が出て行くのを見ていない
そして少女がベッドルームの明かりを消すのも見ていない

外は炎のストリート
本物の死のワルツの中
実際の肉体とファンタジーの幻想の間
ここでは詩人たちは何も書かない
ただ後ろに立ってなすがままにさせている

そして夜の一瞬に
彼らは瞬間に近づこうとする
正直になろうと
でも彼らは傷ついて終わる
死ぬ事は出来ずに
今夜ジャングルランドで

いいな。ブルース・スプリングスティーン、Eストリートバンド。
これで「BORN TO RUN」の歌詞を読むのが完了。
最近手に入れた「BORN TO RUN」完全再現ライブ映像を観てみよう。
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