今日は、最高の天気。
スコアは、そこそこだけど、プレイしていて、気持ちいい
本書は、本屋で見つけた。
題名に惹かれたのだが、中身も相当なもの。
著者は、理系で、海運のプロ。
その目で、古代史を分析。
斬新な話を展開しており、結構、古代史の考え方に一石を投じる一冊になるかもしれない。
まず、驚くのは、2~4世紀の海運技術では、瀬戸内海を往来できなかったという見解。
そうすると、東征などという話は、絵空事になる。
また、当時の技術では、船での長距離移動ができないので、停泊する場所が小刻みに必要。だから、半島など、断崖になっているところは、航行できず、陸路を行ったはずとの見解。
そして、鉄を制したものが力を持つ中、瀬戸内海を航行できない時代、日本海側が圧倒的な力を持っていたが、瀬戸内海を航行できる技術を身につけてからは、力が拮抗。
そして、継体天皇の時代、それらの力がまとめられて、大和朝廷の基礎ができあがったというストーリーだ。
今の陸地部分についても、かつては、陸が退行しており、海、川になっていた部分があり、そこに水を通すことにより、水運ができるようにして、活動範囲を広げることができた。
斉明天皇時代の謎の水利施設があるが、川と盆地部分をつなげるための工事をしようとしたのではないかと推理する。
古代史ファンは、是非一読を。
といってたら、地震で、電車ストップ。
とほほ。