かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

上州古墳巡りその1 保渡田古墳群八幡塚古墳

2015年05月17日 | Other Eastern Japan


今日は、天気最高。
ということで、前、楽しい古墳案内という本を読んで、一度は、行きたいと思っていた、群馬県の古墳群に行ってみることにした。
埼玉古墳群で、東日本にも、大きな勢力があったことが理解できたが、上州にも、同様の古墳が多く残されている。
その代表格が、この保渡田古墳群だろう。
そして、その中で、一番整備されているのが、八幡塚古墳。
全て、復元されており、特に、並べられた埴輪群は、発掘記録から、再現されたもので、当時の姿を彷彿とさせる。
埴輪の現物は、となりの博物館で、見ることもできる。



珍しかったのは、右下に見える中島と呼ばれる、掘に浮かんだように見える4つの島。
と言っても、水が張られていた形跡はなく、溝に4つの台があったことになる。
この目的は、よくわかっていない。



後円部から、前方部を見下ろしたところ。
ロケーションがすばらしく、浅間、妙義、榛名などの名山が一望にできる。
榛名の噴火により埋もれた当時の王の邸宅跡が、上越新幹線の建設で、見つかり、このあたりの、当時の人々の様子の全体像が掴めるようになった。



後円部の地下も見れるようになっており、石館が発掘された当時そのまま展示されている。
西日本にあるものと同じ類のものである。



当時、王の墓を、周りの山々が一望にできる最高のロケーションに造ったということなのだろう。
発掘物からは、韓国の影響も見られる。また、鋳型で造った馬具も見つかっているが、これも極めて珍しいものという。

電車も道路も便利になったので、是非、訪れたことのない方は、どうぞ。
コメント
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