kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門練習をする

2021-05-23 | 陸上競技
土曜日。この日は舎監だったので移動時間がかなり短くて済みました。色々とあってほとんど眠れないという感じでしたが。なかなかです。

この日もアップサーキットから開始。前日に引き続いて声かけをして回りました。それをしなくてもある程度の練習の質は確保できると思います。しかし、より正確性を高めていきたいなと。それができれば効果は高まる。自分できちんとやっていると思っていても客観的な視点で見てみるとできていないということもあると思います。その部分を私が指摘できるといいなと。目的に沿った練習にしていきたい。

そこから動きの基礎的な部分を。この辺りから治療を頼まれたのでそちらの対応。タイミングも必要になると思います。kbt先生から指摘されていましたが「治療をしている間は練習が見れない」のです。アップの時に言ってくるとかであれば十分に対応できるかもしれません。根本的にもう少し練習をしておかないといけない。その辺りの話もしましたが、治療をする前段階がきちんとできるかどうは大きい気はします。

治療をスタート局面のところで見ていました。構えも含めて色々と気付くことがあります。この部分をどうするか。何度も言ってはいます。が、きちんと構えができない。なかなか定着しません。試合を想定した練習をしなければいけません。適当に構えて出ても加速段階の動きには繋がらない。なんとなく中間でスピードに乗ってくればいいという話ではないと思っています。かなりしつこく言い続けています。

そこからワンハンドのスタート。ここも見ながらですね。足運びであったり構であったり。気になることは指摘。出来るだけ早く指摘できるようにしています。複数体制なのでその辺りもきちんと見ることができる。どこよりも充実しているのではないかなと思います。

バトン練習と専門練習に分かれました。バトンも見たいなという気持ちもありますが、kbt先生がいるのでその辺りは任せられます。2人で見ながらというのもありですが、他の部分を私がやる方が効率よく回るというのがあるので。この間、少しハードルドリルを。ワンステップハードルとハードル間で腿上げのような形で動かして越えていく練習。基礎的な部分とリズム。ここも専門練習ですね。

リレーメンバーが来たのでここから練習を分けることに。ショートハードルは直線で2台目までの入りの後に5歩ハードル。いきなり5歩でやるよりもこれまでの流れを重視したいなと。前日に前半の入りをやっています。そこの確認はしておきたい。かなり鋭いので問題なし。そのまま5歩へ。中間以降の練習です。本当はもう2台くらい置きたいのですが。5台置いて実施。この日は3人やりました。1人はちょっと別格。ここ最近でこれだけ鋭いショートハードルの選手はいないなという感じ。条件さえ揃えば…というところまで来ています。ここに来て覚醒しつつあるのかなと。補強もきちんとできるようになりました。これだけで格段と力が上がった気がします。本当に強い。

同時にほとんどハードル練習をしていない選手も。これはこれで全くタイプが違います。ハードル上でスーッと進みます。走るというより進むという感じのハードリング。ハードルインターバルが速いというよりは進むという感じでしょうか。これはこれで面白い。秋以降の活躍かなと。県総体でもショートハードルでそこそこ走るのではないかなという感じがあります。15秒台に入るのかもしれません。中国大会争いとは関係ないところで走りますが楽しみです。

更に別の選手。この選手もまたタイプが違う。ハードリングはそこまでではありません。が、脚が長いので跳ぶというよりまたぐ感じです。走り続けることができます。まだまだ体幹が弱いのでその辺りをどのように克服するか。スピードが上がってきた時に耐えられなくなっています。それほどスピード感が出てきたということでしょうか。ここは中国大会に進んでもらいたい。タイム的にはあと一歩という感じでしょうか。なんとかしたいなと思いますね。

ヨンパ組は特別練習。逆脚が上手く使えないのでそこを克服するために。前日に一歩ハードルをやっていました。バトン練習が終わってからの参加だったのでとにかく短時間で課題克服のための練習。最初は4歩ハードルで交互にハードルを越えていく。少しハードルを低くしてとにかく苦手意識を克服するための練習です。どうしても逆脚になるとできないという思い込みがあるので。メイン練習をするための準備という感じですね。ここはかなりスムーズに行きました。

そこから正規の距離にハードルを置いて16歩で走る練習を。3台置いてから利き足→逆脚→利き足という流れで。ここも練習の流れがあります。前回の競技場練習の時に前半の流れを作っています。かなりな時間をかけてです。だからこそこの日は課題であった逆脚の時の減速を最小限にするという部分に特化しました。

15歩からの16歩の走り。高く跳んでしまう。止まってしまうという部分を抜き出して修正。ここも慣れだと思います。私は他のヨンパの指導がどのようにされているのか知りません(笑)。とにかく前半からの流れを作る練習とかが多いのかもしれません。逆脚の練習がどのようにされているのかもわからない。

課題に特化してやることである程度の部分が克服できると思います。ここは私の感覚でやっています。ひたすらにハードルを跳んで何とかするというのではなく。この部分はある程度こちらが見て判断だと思います。何も細かいことをやらないで逆脚で跳べる選手はいます。しかし、そこの部分を特化して改善しないといけない選手もいます。かなり良くなりました。もちろん元気な時の16歩というのは意味が違うかもしれません。それでも効果的な練習だったと思います。

女子でヨンパに出る選手。何一つ練習していませんでしたが支部大会で驚くほど走りました。この日初めて1台目までの入りを。スムーズに25歩で走ります。やったことないのに(笑)。少し話をすると「利き足出で出てみてもいいですか??」と。一度も練習していないのに逆脚でスタートしていたようです。何となく感覚的にということでした。24歩にするのはまた今度の話という感じでしょうか。25歩で入って何事もなかったかのように17歩で走りました。これはすごい話だなと。本人にはとにかく足が速くなることが必要かもねという話をしました。今回はとにかく走る。体力がもてば3本走れるという感じでしょうか。結果にはこだわらないでいい気はします。多分勝手に走るんだろうなと(笑)

専門的な練習ができる。これはこれで本当に楽しいなと思います。こちらがイメージすることを選手が体現してくれます。体現するために何を工夫すれば良いかもこちらが考える。頭を使います。

密度の濃い時間でした。勉強になります。本当に。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 何故かblogのアクセス数が増える | トップ | 冷静さ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。