「日本国」考(3)

以前記したが、日本国史でいうと、現天皇は第126代。この数え方の基準が決まったのは大正時代という。初代が神武天皇。しかし初期の天皇は100歳以上生きた人が何人もいて(初代の神武天皇は127歳まで生きたことになっている)、創造された人だということは誰の目でもわかる。では何代目あたりから実存したか、といえば学説いろいろあってはっきりしない。第15代の応神天皇あたりからでないか、という意見が結論だろうか . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

今日は関東大震災の日(100年前の今日)

1923(大正12)年9月1日の午前11時58分、関東地区を襲った大地震。震度7という推定値がある。この大震災の犠牲者数(死者・不明者)は推定で10万人という。 東京、神奈川、茨城、千葉、静岡など。 今よりもはるかに木造建築物が多かったことや、防災システムなどがなかったことなどが被害を大きくしていたのだろう。 ※ 2011年3月11日14時46分の「東日本大震災」での死者・不明者は約1.6万人だっ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「日本共産党は消えるべき」という維新の馬場代表の発言

22日のインターネット番組で、日本維新の会の馬場伸幸代表は次のような発言をしたという。 自民と維新の関係については「第1自民党と第2自民党でいい」と発言。また、「立憲民主党がいても日本はよくならない」、そして「共産党は日本からなくなったらいい」と。 そしてその後「共産党…」に関して、趣旨は問題だ、撤回すべきだという論に対して「謝罪や撤回する気は全くない」、「共産党は危険な政党だ」と述べた。 自 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

モンゴルの帝王のこと(2)

数日前の続き。 クビライ・カンが日本に興味を抱き服属させようと思い立ったきっかけは、高麗人の進言によるものだったらしい。「高麗の隣国に日本という島国があります。豊かな国で金銀米穀に恵まれ、高麗や南宋との通商にも慣れています。使者をおくってみてはいかがでしょう」と。 1266年、クビライ・カンは日本に朝貢を促す使者を送った。 高麗王の使者がモンゴル皇帝の国書を携えて日本にやってきた。九州太宰府へ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

モンゴルの帝王のこと(1)

日本にとって、「モンゴル国」は親しみのある国だ。その一番大きい要素は、周知のよう日本の「国技」とされる相撲の世界で君臨する力士たちはモンゴル出身者だ、といってもいい。今の相撲界でいえば、朝青龍、白鳳、日馬富士、鶴竜、照ノ富士など。 とは言っても、モンゴル国についてどういう知識があるか、といえば私自身恥ずかしいレベルだ。 人口は約328万人。首都はウランバートル、北はロシア、南は中国と接している内陸 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

豊臣秀吉の妻たちのこと(4)

秀吉は、1598(慶長3)年8月16日、徳川家康、前田利家、毛利輝元、宇喜多秀家の四大老に看護されて死んだ。63歳だった。「秀頼のこと、真に頼みます。名残惜しく思います。」と書いた。 秀頼と茶々は大坂城へ移る(1599年正月)。秀吉の正妻である北政所は大坂城を出て京都へ移った。 茶々が秀吉の側室となったばかりのときに会った北政所の冷たい視線を、今も心に捺されてあった。そのときの恥と怒りはまざま . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「巨人・大鵬・卵焼き」の「大鵬」のことなど

先日、この語について少し触れた。その関連の話だが…。 この「巨人……」は多分1960年代にはやった言葉でなかったろうか。プロ野球や大相撲が今よりもたくさんの人たちを熱狂させていたと思う。 先日の大相撲は、貴景勝の優勝に終わったが、これまで大相撲で最も多くの優勝をかざったのは白鵬で(2006年から21年)45回、次いで多いのは大鵬で32回(1960~71年)だった。 ネットにある資料を要約しての . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画「ラーゲリより愛を込めて」

私はこの映画を観て「本当に久しぶりに映画らしい映画に出会うことができた」という感想をもった。ラーゲリというのは収容所のこと。それは第二次大戦後、ソ連が「日ソ中立条約」を破って、旧満州地区に侵攻してきた(それ以外にも樺太や千島にも対日開戦を強行)。 この結果、旧満州地区(北中国)に進駐していた日本軍は総崩れになり、日本軍はほとんどがソ連軍に抑えられシベリア地区での強制労働に従事させられた。その収容所 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

平忠度(たいらのただのり)

今、司馬遼太郎の「義経」を読んでいるのだが、この中からエピソードをひとつ。平忠度という平清盛の腹違いの弟のことが印象的だったので、これについて書こうと思い、どこかで書いたことがあったかも知れないと、過去を調べると、2011年8月22日にあった。「新・平家物語『忠度の最期』」。 そこでも触れていたのだが、(今はほとんど言われることはないだろう)無賃乗車を「薩摩守」と言うことがあった。この平忠度とい . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

中国の歴史について

今世界の情勢に決定的影響を与えるかもしれないのはロシアと中国だろう。世界の全人口は79億5千万人。うち中国人は世界最大で14億5千万人だ。この中国はいわゆる独裁国家だ。 世界史のテキストから、中国史の独裁者をあげると、秦の始皇帝、漢の劉邦、隋の煬帝、唐の玄宗、元のチンギスカン、明の朱元璋、清の康煕帝、中華人民共和国の毛沢東、と専制君主が他の国よりも著名な人が多数出てくる。 今の習近平もこれらの . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ