不登校・高校中退生のための学校相談会

札幌コンベンションセンターで標記の相談会があった。今回は第7回。会場が、父母子どもなどでほぼ満員になる。主として通信制の高校が説明をする。今回は15校。1校約3分の説明だから、説明する担当者は一語一語を吟味して自校をアピールするから、なかなか興味深い。その説明・アピールに惹かれてその学校のブースに来て学校の内容を質問するかといえば必ずしもそういうことでもなさそうだ。 . . . 本文を読む
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不登校全国大会プレ集会

来年7月に行われる不登校を考える全国大会の「プレ集会」が先日札幌市の「りんゆうホール」で開催された。この集会で、奥地圭子さんの講演につづいて、かつて不登校等を体験した3人の若者が「体験談」、その時の思い等を語った。 . . . 本文を読む
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札幌市のフリースクール連携策の展開について

昨日このブログに記したように、せっかくの会議(懇話会)も実りあるものが少ない感がする。これは不本意だ、といった趣旨のこと(意見と若干の抗議)を関係者に電話で言った。親の会の平山会長も「やわらかいトゲを込めて」のメッセージを送った。そういうことがあったからか、あさって未来局の担当者が面会したいと伝えてきた。 . . . 本文を読む
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不登校対策関係機関連携懇話会

という会議が今日12日札幌市役所で行われた。今回は第1回目なので次回もあるとのことである。この案内書によれば、不登校の現状等の情報、マンパワーによる学校支援策、フリースクール等民間施設との連携等について、の3点で、2時間の会議だった。 . . . 本文を読む
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高校の「不登校」と「中途退学」

高校の場合もちょっと見てみる(「長期欠席者」)。2005(H17)年と2010(H22)年の比較で言えば、長期欠席者の中で、「不登校」割合は1.66%で変わらない。経済的事情による長期欠席者は大幅に減っている(0.11%から0.07%に)。高校の生徒数は、2005年の場合は360万人、2010年は320万人。(2010年の高校の不登校生徒数は53,084人)。 . . . 本文を読む
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不登校のきっかけ

文科省の報告によると「不登校になったきっかけと考えられる状況」の数字がある。 「いじめ」と「いじめを除く友人関係」を小計すると(つまり子どもたちの学校における人間関係に起因するきっかけ)、小学校で12.7%、中学校で18.4%。 広い意味で「家庭問題」を小計すると(生活環境の変化、親子関係、家庭内の不和など)、小学校で34.7%、中学校で12.4%。 一番多い「本人の無気力」とか「不安など情緒的混乱」のふたつの小計は、小学校で60.3%、中学校で44.1%。 . . . 本文を読む
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文科省の「問題行動調査」(H22年度)ー2

結論的には、不登校は心持ち減っているのだが、より深刻といえる「暴力行為」と「いじめ」は児童生徒対比で増えているのである。 5日の北海道新聞報道によれば、道内でのいじめは全国比較でも大きな増加を示している。また道内不登校は小中では若干減っているのだが、高校では全国平均の5倍近い伸びとのことである。 . . . 本文を読む
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「不登校」関連の5つの論点

私が所属している勉強会の一つに「教育人間塾」がある。北教大の元学長だった村山さんが主宰する市民の勉強会で月一のペースでゼミを開いている。日常的にはメールで意見交換する形で相互の研鑽を進めているのだが、不登校問題に関しての一つの投稿があり、私を含めて(今のところ)現場の先生方が意見を出し合っている。この1週間程度であるが、非常に活発に発言があった。今の段階でのまとめ的な意味をもって次のような投稿を行った。単に私たちグループ内議論にとどまらず一般的な意味をもっているのでは、と思い、ここでも報告しようと考えた。 . . . 本文を読む
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「心を商品化する社会」2

先日紹介した同書があげている喩えを引用しよう。これは臨床心理学者の文章とのこと。「教室をたくさんの鯉が泳いでいる池にたとえるとしよう。私のようなカウンセラーの仕事は、たくさんの鯉のなかで少し元気のない鯉、餌を食べなくなった鯉、仲間たちにつつかれて弱っている鯉などを見つけたとき、それをそっと水槽に移し、丁寧に対応することで元気を回復させ、ふたたび池に戻れるよう支援するものである。それに対して、教師の仕事は、池全体を管理し、すべての鯉がつつがなく成長するように導くものである。どちらも、決して楽ではなく大変なエネルギーの要る仕事であるが、大変さの『質』が違うのではないか思うのである。……」(同書P19)。 . . . 本文を読む
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「学校以外の学びと育ち」が保障される社会をめざして

大部分の子どもたちは今の学校で(仮に不満があっても)学んでいるし、ここを居場所として育っていることはいうまでもない。しかし、私たちがこの20年近い期間の体験でいえば、数的にはマイノリティであっても、現在の学校を「学びの場」にできない、居場所にはならない子どもたちがいることもまぎれもない事実である。いわゆる不登校児童生徒の12万人の小中生という「高止まり」現象が続いているのである。 . . . 本文を読む
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