曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

6月は 生命の躍動の時

2018年06月15日 | 日記

今日の花

イケマの白い花  イケマというのはキョウチクトウ科のつる性の植物でアサギマダラの夏場の食草です。植物図鑑によると北海道・本州・四国・九州に自生すると書いてありますが、暖地の周防大島にはありません。山口県全体を探しても県内で最も高い山で標高1300m余りの寂地山にわずかに生えているのみです。主に見られる所は東日本の高山帯や北日本のようです。そんな植物がなぜか我が家のみかん畑で育っています。そのイケマの隣には南の方の島などに生えている同じキョウチクトウ科の植物のツルモウリンカなども植えてあります。アサギマダラはちょっと戸惑うかもしれませんね。

 


 梅雨も中休みなのでしょうか、青空の気持ち良い天気でした。

温帯にある日本には一年の季節が五つあると言われることがあります。春・夏・秋・冬の四季に加えて、雨季の梅雨時を一つの季節として考えても良いのではないかと言う発想です。私の季節感で言わせてもせらうと12月・1月・2月が冬で、3月と4月が春ですね。5月はもう春と言うよりは夏に近くて初夏と言ういい方もあります。6月と7月の中旬の梅雨明けまではまだ夏と言うには早すぎます。5月の初夏と6・7月の梅雨を一緒にすると立派な一つの季節になると思います。7月の梅雨明けから8月と9月をひっくるめて夏とし、10月と11月が秋と言う感じです。春と夏の間に二か月半もあるのですからキチンと名前のある季節を一つ作るといいですよね。その季節をたとえば「緑」と名付けましょうか、そうすると春・緑・夏・秋・冬の五季になります。

「春」は命の始まりです。植物は芽を吹き、卵は孵化し、眠っていた蛹は目を覚まし、種は発芽します。五月から七月までの「緑」の季節には成長や繁殖が始まります。暑く厳しい夏が始まるまでに大方の成長を遂げなければなりません。今はまさに生命の躍動するときではないでしょうか。生き物たちの観察がとても楽しい季節です。

 


植物の成長

春に芽を出した柑橘の赤ちゃん

 

どんぐりから芽を出し成長し始めた樫の木

 

芽のでそろったキジョランの苗

 

種まきを忘れていて最近になってあわてて播いた???の種

 

五月に桜の実がなったのでいろいろ播いてみました。まだ芽が出ません。

 

三月から四月の初めに挿し木した椿 ポリ袋の中で新芽が伸びています。根も出ていることでしょう。

 

昨年の秋に播いた椿の種が小さな椿の木になっています。

 

 


いきものアサギマダラの成長

 

南の島々で冬を越したアサギマダラは春になって北上してきます。大島へやって来たのは四月の末から五月の中頃まで手す。その時キジョランやイケマに産卵してからさらに北上してゆきます。その時産み付けられた卵は今すべてさな樹にまで成長しています。

珍しく最近産卵された小さな幼虫がいました。

 

緑色の健全な蛹

 

その他の蛹はすべて茶色に変色していて寄生昆虫に侵されていました。

繁殖期には幼虫を狙った寄生昆虫も活発に動きます。

多くの幼虫は犠牲になります。

 

 


この季節の青空はとても気持ちがいいですね。

 

雲の中を飛ぶ飛行機雲

飛行機雲の名残り

 

おびただしい数の羊が移動してゆくように嵩山のうえを通過してゆきます。

遠く四国の上に入道雲の子供が見えますね。

蝶や鳥そしてホタルなどと飛ぶものが好きな私ですが耳を押さえたくなるような轟音とともに飛んでゆくこの手のものは好きになれません。

 

 

最後にスナビキソウに毎日集まって来るアサギマダラです。

翅が少し破れていますね、もうみんな北国へ行ってしまったのに君は行かないの。

 

 

夕方、病院へ行ってきました。大したことではありません。昨日仕事中に右手の人差指の先の方にとげが刺さって痛むのです。痛いと言うのは体の異常を知らせるシグナルですからどんなことでも放っておくのは良くないですよね。頭が痛い、お腹が痛い、腰が痛い、みんな危険を知らせるシグナルです。とても小さなとげが指先に刺さっているのですが右手の人差し指はよく使いますから痛いのは困ります。今キーボードも人差し指が使えないので難儀しながら文字をうっています。とげの刺さった所が左手の指だったら自分で右手を使って切開してとげを取り出すことができるのですが、左手は自由に動きませんので仕方なくお医者さんに取ってもらうことにしました。小さなとげでしたら放っておいても下から肉が盛り上がって来て時間が経ては体外に押し出しますが、長い時間がかかります。その間不自由をするのはかなわかいので、切開していただくことにしました。病院では二時間半待ちました。病院と言う所は待つのに体力がいりますので元気な人でないと行けないのではないかと思いました。

その時の夕方の景色です。空の雲を見ると夏が近いことを感じます。

連絡船が岬をまわろうとしています。瀬戸の花嫁は乗っているでしょうか。


 


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