医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

召し上がる

2016-03-19 06:31:52 | 薬局
侮れない食品もある。

かかりつけ薬剤師に求められている機能の中に健康食品等に対する管理がある。
OTC医薬品はもちろん医薬品なので管理が必要なのはわかるが、健康食品までとなると知識不足でどこまで出来るか不安になる。
実際にはOTC医薬品でさえも品名を聞いただけで、どんな成分が入っているかなど分からない。
人の身体は微妙で時として思わぬ副作用が発現することもある。
まして健康食品などに副作用があるなど思いもよらない。
さすがに食物アレルギーくらいの注意はできる。

先ず、その分類であるが極めて食品に近い方から「機能性表示食品」がある。
昨年4月から始まり6月には市場に登場している。
事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品で、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものである。
「おなかの調子を整えます」とか「脂肪の吸収をおだやかにします」などの表現が出来る。
種類がたくさんあり過ぎて何だか分からない。
にんにく卵黄や機能性ヨーグルト、コエンザイムQ10などもこの部類のようだ。
この他にも生鮮食品なども入る。
温州ミカンや大豆もやしなども骨の健康維持に効果が有るそうだ。

次に「栄養機能食品」があり、一日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、その補給・補完のために利用できる食品である。
一般的にはサプリメントなどと言われる。
これはビタミンやミネラルなどである。
私に不足するのはZnかもしれない。

さらに「特定保健用食品」でいわゆる「トクホ」がある。
健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品で、表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可している。
どんな製品があるかは各自調べて欲しい。
因みに、息子は「特茶」をかなり継続的に飲用しているが、見ての通りの効果となっている。

そして医薬品の様な、異なる様な「医薬部外品」につながる。
これも曖昧で医薬品と化粧品の中間的な分類で、人体に緩やかなんだそうだ。
ドリンクなどは医薬部外品だったような…?
その他にもコンビニなどで売られている医薬品の様な製品も医薬部外品である。

何気なく、まさか副作用などあるのかと思っていると、それがなくもない。
厚労省のホームページには副作用報告も上がっている。
また、日本食品安全協会が「健康食品管理士」を認定している。
必要性があるかどうかは別として、事務スタッフなどが患者の相談の際に見栄えが良い。

私が切に望んでいる「エディケア」は何に分類かな…?
因みに、「ニトログリセリン製剤を使用している人などはお召し上がらないで下さい」となっている。






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