医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

お百度参り

2016-03-07 05:00:46 | 薬局
今週くらいから騒ぎ出すのかな。

大事なことは金曜日に出てくる。
土曜・日曜日がクールダウンになるからなのか。
そんな4日の金曜日に診療報酬改定内容が出た。
すでにネットで配信されてご存知だと思う。

いろいろ謎が多いので正式な解釈が出るまで、現状から何ができるのかを模索したい。
今回はくどい様だが「基準調剤加算」が取れるかどうかが一番の課題である。
この基準調剤加算で最も大事なポイントに管理薬剤師の存在がある。
管理薬剤師は勤続年数などからかかかりつけ薬剤師になれる。
1人2役が可能だ。
意味不明であるが在宅の実績は年間1回となった。
正直なところどうでもいい要件に成り下がった。

聞くところによると大手調剤チェーンは、調剤基本料の特例(調剤基本料2・3)を解除させ、調剤基本料1に持っていく戦略に出るらしい。
調剤基本料1になれるとほぼ確実に基準調剤加算が取れると思われる。
この付加価値は大きい。
かなりのハードルであるが、ここに生き残りを見出したと言える。

逆に、ドラッグストアーは基準調剤加算の取得が難しいと思われる。
従って、独自のかかりつけドラッグストアーを目指すのではないだろうか。
その際の調剤は安さの追求になり集客手段も考えられる。

その基準調剤加算取得に向けたハードルで、最も大きいのが勤務している薬剤師の50%以上がかかりつけ薬剤師であることだ。
この50%は四捨五入となる。
さらに難関なのは、そのかかりつけ薬剤師が、月に100回以上のかかりつけ薬剤師指導料またはかかりつけ薬剤師包括管理料の算定があることとなっている。
先ず、勤務している薬剤師とは常勤換算で分母が決まる。
パートは週32時間以上を1人とする。
この実績は届け出る3カ月前だそうだ。
かかりつけ薬剤師の100回は人数割になる様なので、それぞれが100回以上ではない。
この難局を大手調剤チェーンは乗り越えられるのか。

私はやると思っている。
かなり強引にかかりつけ薬剤師への同意書も取りに行くだろう。
中小薬局が躊躇している間が勝負となる。

因みに、当社が販売している「かかりつけ薬剤師」のチラシはなかなか好評で送るのに苦戦している。
なぜなら100枚の注文が意外に多く小分けが大変である。
ただ先日もブログに書いたが100枚程度では2・3日でなくなってしまう。
使い切ったらコピーでもするのだろうか。
ダメとは言わないがコスト高である。
カラーコピーの両面である。
いくらかかるか計算して欲しい。
3,000枚以上の発注は送料が無料となっている。
これが一番お得だ。
必要な人は当社のホームページをご覧下さい。
また、かかりつけのアピールはこれからしばらく続く。

基準調剤加算で気になるのが届け出がどうなるのかである。
まさかの4月14日までではないだろう。
仮に4月のみだとなると途中で要件が満たせなくなった場合はどうなるのか。
何と言っても生き残りの生命線だけに早く知らせて欲しい。

九州3泊の旅も終わり、午前中の移動で札幌に戻る。
老婆が還暦を迎える息子を口を開けて待っている。



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コメント (5)
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