豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

[ リミット ]

2010年12月19日 00時22分00秒 | シネレポ2010
解説: 何者かにひつぎに入れられたまま地中に生き埋めにされた男が、
手元にある道具だけを頼りに脱出を試みるシチュエーション・スリラー。
新鋭監督ロドリゴ・コルテスが、ほぼ全編を通して暗闇状態でドラマを進める
大胆な演出で異色の脱出劇を構築した。生き埋めにされる主人公を演じるのは、
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のライアン・レイノルズ。
携帯電話、ライター、ナイフ、ペン、酒などを駆使して地上への脱出を図る男の奮闘が見もの。

シネマトゥデイ(外部リンク)





あらすじ:イラクで民間トラックドライバーとして働くポール(ライアン・レイノルズ)は、
何者かに襲われ、ひつぎと共に土の中に埋められてしまう。
やがて意識を取り戻したポールは、手元に携帯電話、ライター、ナイフ、ペン、
酒があることを知るが、残された空気から推測してタイムリミットが後90分前後ということに気が付いて……。




いまだかつてなかった映画だと思います。
出演者はたった一人(声だけの出演は他にいますが、画面に映ってるのは一人だけです)
そして全編場面は棺桶の中のみ!!
今までもいろんなシチュエーションサスペンスはあったけど、
地中に埋められてほとんど身動き取れない脱出不可能の棺桶の中で
しかも酸欠による窒息死の恐怖も迫ってくるというタイムリミットの要素も含めた
まさに究極のシチュエーションサスペンスと言っても過言でないと思います。
しかし、それはそれで諸刃の刃というか、シチュエーションが狭まって極限状態に
なるにつれて、出来ることが限られてしまい、映画としては先が読めてしまうということが
起きがちだったりするんですが、携帯電話というアイテムを与えることによって
外界との繋がりを保ち話が膨らみを持たせることで、なかなか先の展開が読めなくなり、
90分間棺桶の中だけというシチュエーションで見事に最後まで緊張感を持続させることに
成功させてたと思います。
そしてラスト見るモノの期待を裏切るあっと驚く結末が・・・
後ろでみてた人が、フッと鼻で笑う音が聞こえましたが、その気持ちもわからなくはない
意外な結末が待ってます。
結構面白かったです。楽しめました。