解説: 草なぎ剛が目の不自由な按摩にふんし、
秘かに思いを寄せる女とのほのぼのとした交流を描く人間ドラマ。
同時代の映画監督に天才と称された清水宏が1938年に発表した『按摩と女』を、
『鮫肌男と桃尻女』『茶の味』などの個性派・石井克人がリメイク。
草なぎ剛とユーモラスな掛け合いを繰り広げる相棒の福市には、
『それでもボクはやってない』の加瀬亮。
温泉街で巻き起こる騒動と人々の触れ合いが、どこか懐かしく心が和む。
(シネマトゥデイ)
あらすじ: 目の不自由な按摩、徳市(草なぎ剛)と福市(加瀬亮)が
温泉場へと徒歩で向かっていると、2人の横を東京から来た三沢美千穂(マイコ)を
乗せた馬車が通り過ぎていく。宿屋に呼ばれた徳市は、客が馬車の女と直感。
美千穂の様子にほのかな恋心を覚えた。しかしその翌日、
宿屋で宿泊客の財布が盗まれ、犯行時刻付近に宿にいた美千穂が疑われる。
(シネマトゥデイ)
もう始まっちゃいましたが、先週試写会で見てきました。
3回連続舞台挨拶付の試写会。
舞台挨拶に現れたのは監督とマイコさん。
前日にスマスマのピストロのコーナーに出てた子が、今目の前にいるって
何か不思議な感じでした。
テレビで見た時よりもずっと可愛らしく見えました。
話も緊張してる感じでしたが、しっかり喋ってくれました。
なかなか好印象の子でした。
映画はなかなか良かったです。
監督さん曰く、リメイクではなくカヴァーだと。
どっちにせよ、元の映画は知らないので新鮮な気分で見れました。
草なぎ君のなりきりっぷりはなかなか見事なものでした。
国民的スーパーアイドルの顔ではなかったですね(イイ意味で)
マイコさんの話によると、現場に現れた時から徳市になりきってるんだとか。
そしてカットがかかった後もずっと徳市のまんまだったんだそうです。
それとは対称的なのが、福市役の加瀬亮君。
彼は直前まで全然関係ない雑談をしてて、撮影が始まってカメラが回りだすと
福市になりきるんだとか。そしてカットがかかるとまたすぐ素に戻って
雑談の続きを始めるみたいな、一体どっちが器用で不器用なのやらってことでした。
徳市の恋ってサブタイトルだけど、恋の話はほどほどで
特に大きな進展や事件がおこるわけではなく、プラトニックな内容。
ほのぼのとした雰囲気で穏やかな気持ちで見れる内容でした。
温泉場の建物や自然の風景とかとても美しく、目が見えない役だからでしょうか、
自然の音がすごく際立たせてる感じで、目にも耳にも心地よい。
悪くなかったです。 が、少々物足りなさも無きにしもあらずでした。
入場料1000円だったら見ても損じゃないと思います。