解説: ごく普通の生活を送っていた高校生たちが、突如として超能力者として
覚醒したことから思わぬ事態に身を投じていくSF作。
メガホンを取るのは、テレビドラマ「キル・ポイント」シリーズの新鋭ジョシュ・トランク。
キャストには、『欲望のバージニア』のデイン・デハーン、『キャリー』(2013年)の
アレックス・ラッセルなどの若手注目株が顔をそろえている。
自動車を次々と跳ねのける超能力の描写に加え、ティーンエイジャーの日常や心情を
リアルにすくい取ったドラマ部分も魅力。
シネマトゥデイ(外部リンク)
あらすじ: 超能力を手にした、高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)、
マット(アレックス・ラッセル)、スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン)は、
自分たちの姿をビデオで記録することに。
超能力を使い、他人がかんでいるガムを口から取り出したり、女子のスカートをめくったり、
空中でアメフトをしたりと、退屈だった毎日を刺激的なものに変える三人。そんなある日、
クラクションを鳴らして後方からあおってきた車を、アンドリューが超能力でスリップさせる。
それを機に、彼は超能力を乱用するようになり……。
これは面白かったぁ
特別料金1000円だったから見てみたのですが
てっきり低予算のB級映画かと思ってみたら、とんでもない。
確かに低予算だったかも知れないけど、B級とは言えない
なかなかの出来映え。
見応え十分の大満足ムービーでした。
ひょんな事から超能力を身につけた3人の高校生の話なんですが、
てっきりヒーローもののような悪者をやっつける話なのかと思いきや
特殊な能力を手にした少年達の苦悩や葛藤を描いた青春ムービー。
物語のキーパーソンになるのがアンドリュー。
父親は怪我が原因で仕事を辞め、家で飲んだくれ状態。
母親は重い病気で寝たきり状態、多額の薬代が払えない状況。
本人は学校では浮いた存在でちょっといじめられっ子。
そんな彼が強大な力を手にしたことによって巻き起こる青春SFストーリー
前半は超能力を使って悪戯したり空を飛んだり、楽しいひとときを過ごすのだが
ある出来事で人を傷つけてしまい、力を使う時のルールを決めようとするのだが
そこから徐々に不協和音が起き始め・・・
アメコミヒーローものによくある、強大な力を手にした主人公の葛藤や苦悩とはまたひと味違った
等身大の高校生ならではの悩みや苦悩がリアリティを感じる。
しかもアンドリューが豹変するきっかけとなった出来事が初体験での失態ってところもまたリアル。
ラストは先日見た「キャリー」ばりの大暴走&大惨劇。
後半は画面に釘付けでした。
これが1000円なら超お得。
お奨めです。