豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

セラピーシネマ

2006年05月31日 23時59分24秒 | 試写レポ
「風のダドゥ」の試写です。

阿蘇山を彷徨う16歳の少女歩美。
孤独感に耐え切れず、家を飛び出し山中を彷徨い意識を失って
倒れていたところを助けられ、ある牧場に運ばれる。
リストカット癖のある歩美。
しばらく落ち着くまで牧場で暮らすことになる。
そこでは、ある出来事がきっかけで過去を捨てた元高校教師、
言葉を失った少年らが共同生活をしていた。
阿蘇の雄大な大自然の中、美しい自然、優しい人達、元競走馬のメイワジャニーらと
ふれあい心通わせながら、次第に心開いていく。

そんな矢先、山中で歩美を救ってくれた老人桜田が突然死ぬ。
そして親友だったメイワジャニーの身にも・・・
生と死を目の当たりにし、歩美は命の尊さに気付きはじめる。

上映前に中田新一監督の舞台挨拶がありました。
この映画セラピーシネマと言って、人の心を癒す4大要素といえる
”愛、自然、動物、音”がちるばめられた感動エンターテイメントなんだそうです。
ちなみにダドゥとは馬の体の中から聞こえる風のうねりのような音のことだとか。

感動度はややゆる~い感じ。
ただ雄大な阿蘇の風景は素晴らしく美しく、確かに癒されるものがありました。
それと美しい馬。「ドリーマー」に続いてまた馬に感動しました。



完全犯罪?

2006年05月31日 23時59分06秒 | 試写レポ
「インサイドマン」試写行って来ました。

銀行強盗グループと捜査官、現場に駆けつけた女性弁護士の三つ巴の心理戦を描いた犯罪サスペンス。

マンハッタンの銀行で強盗事件が発生。
犯人グループのリーダー・ダルトン(クライブ・オーウェン)は客や銀行員全員に自分達と同じ服を着せて、
人質にして立てこもる。

現場に駆けつけた捜査官フレイジャー(デンゼル・ワシントン)。
犯人と交渉を始めるが、犯人の要求はジャンボジェット機。
なかなか交渉が進まないまま時間が経過していく。
やがてフレイジャーは犯人は人質に危害を加える気はなく、ただ時間かせぎをしているのではと疑問を抱く。


一方、敏腕弁護士のホワイト(ジョディ)は銀行の会長の依頼でネゴシエイター役として現場に乗り込んでくる。
ホワイトとダルトンが対面、交渉を始める。次第に事件の根源が露呈されていくことになる。

そして、警官隊が強制突入。中からは同じ格好をした人間がぞろぞろ出てくる。
誰が犯人で人質なのかわからない
全員取り押さえて尋問するものの犯人像には辿り着かない。
やがて遺留品から犯人は全く武装しておらず、しかも何も盗んでないことがわかる。
犯人は一体どこに?犯人の目的は一体なんだったのか?!

なかなか見ごたえありました。
展開が早く程よい緊張感が終盤まで持続されます。
かなり耐久性ありの作品。

実はこれ試写で一昨日と今日と2回見たのですが
2回目見てみて一回目と印象が変わったのが、デンゼル・ワシントン演じるフレイジャー。
一見やり手の敏腕捜査官。でも実際はダルトンの方が1枚も2枚もうわて。
全て手の内はお見通しで、思うつぼ。
どこか滑稽でおかしくてしょうがなかったです。
ジョディー・フォスタは確かに重要な役所ではあるんだけど
ちょっと出番は少なすぎ。
これで2大オスカー俳優競演はちょっと過剰宣伝かも。
そこはあまり期待し過ぎないように。

しかし、今作もカッコ良かったのはクライブ・オーウェン。
(シンシティの時の方がカッコよかったけどね。
「クローサー」の時は全然ダメでしたが)
私の中で今のところ、ジェイソン・ステイサムに次いでNO2ですね。









泣拳!

2006年05月31日 23時58分47秒 | シネレポ
「クライング・フィスト」見ました。

大切にしていたものを全て失い、路上に投げ出された男、カン・テシク
人を愛する事すら知らない青年ユ・サンファン。
交わることのないふたりが
希望を掴み取ろうとする想いによって
引き寄せられていく

この手の韓流ものには力を感じます。
甘ったるい恋愛モノとは一線を画しています。

まるで2本の映画を見てるような感じ。2つの物語が平行して描かれ進んでいきます。
元銀メダリスト、事業に失敗し生きていくために「殴られ屋」として街頭に立つテシク。
ケンカとカツアゲのすさんだ毎日を送る19歳のサンファン。

お世辞にもできた人間とはいえない二人。
サンファンはまるで「あしたのジョー」の矢吹丈。
だけど丈のように愛嬌があるわけではなく、心は凍てついて荒みきっている。
はっきり言って嫌いなタイプ。共感出来ない
テシクもどこか過去の栄光にしがみついていてちょっと傲慢さが残る。
しかし、逆境につぐ逆境でこれでもかというくらいどん底に突き落とされる。
そんなどん底に落ちても子供に対する想いは変わらない。
そんな子供とのやりとりのシーンには胸を打たれた。
それでテシクに肩入れして見てしまいがちだったんだけど、
サンファンのお祖母さんが倒れた辺りからの心境に変化とか
最後の試合にたどり着くまでの二人の困難を見ているから
試合が始まると勝敗関係なく、ただただ二人の熱い思いを込めた泣拳のぶつかり合いを見守るだけ。
男と男の戦いに言葉はいらない


劇場版「あしたのジョー」テーマソング
「美しき狼たち」

男なら闘う時がくる 誇りを守る為に命を賭けて
男なら旅立つ時がくる 愛する者達に別れを告げて

足を挫けば膝で這い 指を挫けば肘で這い
涙の数だけたくましく 傷ついてしなやかに

ああ男は走り続ける ああ人生という名のレールを

あいつには言葉はいらないさ 黙っているだけで心が通う
あいつには涙も見せられる 孤独が背をむけても包んでくれる

時に厳しく見つめあい 時に優しくいたわって
同じ男の夢を追い 北風に立ち向かう

ああ男は走り続ける ああ人生という名のレール


まるでこの映画の為の歌のような内容。
帰りの車の中でずっと聞いてました
(あしたのジョーサントラがカーオーディオに入ってるんです

男なら 見るべし見るべし見るべし












大分行ってきました

2006年05月29日 23時16分40秒 | グルレポ
仕事で大分へ。
仕事なので観光らしいことも出来ずに、せめて大分らしいものでも
食べようと別府湾のサービスエリアで食事。

大分と言えば!思い出しました!鳥天
ケンタッキーのカーネルクリスピーみたいなもんです。

カリカリの衣の中は骨無しのジューシーな鶏肉。
からし付のポン酢でさっぱり食べます。
なかなか美味しかったです。

連れはチキンみぞれ定食。

大根おろしでさっぱり。

お土産はちょっとシャレでこんなものを~



毎年恒例の・・・

2006年05月29日 23時16分06秒 | 庭レポ
ここ数年毎年育ててるおじぎ草。
今年も植えてみました。
植物のくせに、触るとおじぎしたりリアクションしてくれるので
なんとなく育て甲斐があって毎年植えてるんですが。
今年は日照不足と言われてますが、確かにその影響か
非常に育ちが遅い。
ちなみに今年は一緒に朝顔と向日葵と初挑戦の風船かずらなるものも一緒に植えてみました。

朝顔なんとか芽はでましたが育ちが悪い。
これも日照不足の影響か、葉の色が薄い。
向日葵と風船かずらは今だ芽が出ず。

肩凝りそうでした・・・

2006年05月28日 12時08分12秒 | 試写レポ
「ポセイドン」試写行ってきました。

「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク版。
出演はカート・ラッセル、エミー・ロッサム、ジョシュ・ルーカスなどなど。
監督はウォルフガング・ペーターゼン。
同じ海難パニックものの「パーフェクト・ストーム」でもハラハラドキドキでした

話はご存知の通り、巨大旅客船が大波で転覆してしまい、生き延びるために必死に脱出を試みる話。

約90分と短めなので展開は早いです。突然高波に飲まれて転覆しちゃいます。
だからではないけど、キャラクターに感情移入しづらい。
というか、あまり好感がもてるキャラがいなかった。
次は誰が死んじゃうのかなぁとか思いながら見てるところがありました


それは置いといて、すごい困難の連続
高所恐怖症の人や閉所恐怖症の人も大変です。
私泳げないから、この手の海難パニックものは思った以上に力んでしまいます。
力んだり息止めたりもう大変。
終わった時は思わずフゥ~ッ息を吐いてました。
心なしか肩が凝ったような。
なんとも言えない心地よい疲労感が

いやいやホント息つく間もない程、困難の連続で一瞬たりとも気を抜けない感じ。
90分という尺はちょうど良かったかも。
これ2時間以上やられると、最後まで持たなかったかも。

一つ、ん~って感じだったのは、あちこちに死体が転がってたり
プカプカ浮いてる映像がリアルでグロイとこ。
実際ああいう感じかも知れないけど、ちょっとキツイかも。

でも大変満足出来ました。オリジナル見てなかったのが良かったのかも。
これも息抜きにどうぞ。

アウディが欲しくなってしまった

2006年05月28日 10時10分13秒 | 試写レポ
トランスポーター業から足を洗い、マイアミにやって来たフランク(ジェイスン)。
彼は裕福なビリングス家の6歳になる一人息子、ジャックの送り迎え係として穏やかな日々を過ごしていた。
しかし、ある日、ジャックの定期健診のために訪れた病院で、2人は何者かに襲われてしまう。

これは期待通り楽しかったぁ
「1」よりもはるかにパワーアップしてます。
格闘アクションに加えて、超ド派手なカーアクションもたっぷり堪能できて
1粒で2度美味しい映画。
車好きにはたまらん映画です。
かなりマンガチックな有り得ない動きのアクション満載だけど、
逆にそこがイイんだと思うます。難しい事考えず楽しめればそれでイイ!

そしてやはりジェイソン・ステイサムがカッコいい。
超クールでルールを決して破らない堅物男。

でも子供の相手してる所は、なかなか愛嬌のある表情を見せます。
私好みの渋いオヤジです。オヤジとか言って、私より年下なんですが
理想のハゲNO1ですね(笑)。
こんなかっこいいハゲになれるならはげてもイイかも(笑)
そのうち抱かれたい男ランキングに登場するんじゃないでしょうか?


アクションたっぷりの娯楽映画。
息抜きにどうぞ。

この勢いは止まらない!当選28

2006年05月27日 00時11分14秒 | 試写レポ
試写会当選28本目!しかもまた2枚~。
この勢いは止まらない!


映画は「風のダドゥ」です。
内容は全く未チェック。(相変わらず何でも闇雲に送ってます)
ハガキを見る限り、あまり知らない俳優さんばかり。
馬が写ってるから多分動物もの?

まあ見てきて見たいと思います

またまたお先に失礼~

心地よい音楽に身を委ね・・・

2006年05月26日 23時46分15秒 | シネレポ
またしても不覚!というか無念!!
またスイマーにやられてしまった
はぁぁぁぁ、もう仕事帰りのレイトショーは止めよう
いくら安く見れても寝てしまったら意味ないですね

というわけで「レント」行ったんですが、話半分くらいしか見てない感じ
ただ、それでもはっきり言える事は音楽は非常に良かった。
目はつむっていたけど、心地良い音楽はしっかり耳に入ってました(笑)。

何の感想にもなってませんね
決してつまんなくて寝たわけではありません。疲れてたんです。
すみません。機会があればもう一度行きます

ココは覚えてます


記憶にないかも・・・


多分ラスト近くのシーンかと。何となく見覚えが・・・







やっぱダコタちゃん、イイねぇ

2006年05月26日 00時04分51秒 | 試写レポ
「夢駆ける馬ドリーマー」試写行ってきました。

良かったです。面白かった。
実話ということですが、信じられないような奇跡の復活。
何もかも出来すぎてるように、うまく事は運ぶんですが
別に突っ込み入れたくなるような話ではない。
(私の汚れた心はかなり洗い流されたのか・・・・)
素直に感動しながら見れました。
相手が動物だったからかな。馬ってホント可愛い目をしてるんですよ。
そしてダコタちゃんがまた可愛いんです。
夜中部屋を抜け出して、厩舎に向かう姿は
「アイ・アム・サム」で部屋を抜け出しコンビニの前をテクテク歩いてサムに会いに行く時の姿とだぶって
なんとも可愛らしく微笑ましく見れました。
ラストのレースシーンも結果はわかっているものの、思わず力が入って見入ってしまいました。
涙腺はユルッくらい。ポロッまではいきませんでした。
でも良かったです!

ジェイの悲劇

2006年05月25日 23時59分01秒 | シネレポ
「ジョー」 ダニエル・クレイブ(6代目ジェイムス・ボンドに就任した人)↑右
「クレア」 サマンサ・モートン(マイノリティ・リポートの坊主頭が印象的)
「ジェッド」リス・アイファンズ(ノッティングヒルの人だよね)↑左
主演の3人。

ロンドンに住むジョーとクレア。
ある日衝撃的な事故を目の当たりにし、その場に居合わせたジェッド(リス・エヴァンス)という男と知り合いになる。

冒頭のシーンが凄い
真っ青な空、どこまでも続く緑の草原。
そこに突如真っ赤な気球が現れる!この3つの色のバランスが見事!
引きずられているゴンドラの中には子供が1人。
そしてアンカーロープを操縦士の男が必死で引っ張りながら引きずられている。

たまたまそこに居合わせたジョーはとっさに助けに向かう。
近くに居合わせた農民達も駆けつけ、全員で気球を押さえようと懸命にしがみつき
何とかくい止める。
が!ほっとしたのも束の間、突然突風が吹きジョー達もろとも上空に引き上げられてしまう。

1人また1人とロープから手を離し地上に落ちていくなか、操縦士の男だけはロープを離さず
上空高い所まで上がっていってしまう。
成す術をなくし、ただただ立ち尽くし見守るだけのジョー達。
やがて力尽きて死の落下。衝撃的!ショッキング!!

このシーンでがっちりハートを鷲つかみ。
この後の展開が気になってしょうがない。画面に釘付け

ジョーはその日以来、あの時手を離さなければ助けることができたのでは?
自分が最初に手を離したからみんな離してしまったのでは?と自責の念に捕らわれていた。

そんなある日あの事故現場に一緒に居合わせたジェッドが尋ねてくる。
これ以上関わりたくないジョーは、ジェッドを冷たくあしらうのだが、
執拗につきまとい次第にエスカレートしていく。
恋人クレアとの仲も次第にぎくしゃくさが増していく。

そしてジェッドがクレアとも接触。
果たしてジェッドの目的は!?
衝撃の結末へ!

ん~、このジェッドのジョーをつきまとう理由がねぇ・・・
あまりに予想外で確かにビックリ。
えっ!?そういうこと??みたいな。
ちょっと拍子抜けというか、気球の事故はあまり関係ないんじゃないの?って印象。
あそこまで話を引っ張る要素としては、実に衝撃的で見事なんだけど
(実際かなりひきつけられましたから)
ただ結末を知ってしまうと、んん~??って感じ。

ま、でもまあまあ楽しめました。レンタルで十分かも。


泣きのツボ

2006年05月25日 23時58分48秒 | 試写レポ
太陽の光に当たれない病気“XP(色素性乾皮症)”の薫(YUI)は、学校にも行かず
昼と夜が逆転した孤独な日々を送っている。
毎晩駅前広場でストリートライブをすることだけが生きがいだった。
それともうひとつ彼女の密かな楽しみ。
明け方にサーフィンに向かう青年孝治の姿を部屋の窓から眺めることだった。
ある日、薫は孝治(塚本高史)と偶然出会い、急速に親しくなっていく。

正直、全く期待してませんでした。
YUIという聞いたこともない全く知らないミュージシャンが主役で
共演の塚本高史も若い子に人気の若手俳優
きっとしゃらくさい青春映画なんだろうと思って行ってみたら・・・

まさかまさかの大号泣でした
見事に泣きのツボつかれてしまいました
まさか自分でもこんなにはまってしまうとは夢にも思ってませんでした。
完全にシンクロしてしまってたというか、キャラクターの感情がガンガン入ってくるんです。
しかも1人や2人じゃない。
全ての登場人物の気持ちになって見れてしまうんです。
だから色んな人物の気持ちになって見入ってしまって、その度に泣けてしまって大変でした。

泣かそう泣かそうとするような過剰な演出も全くありません。
難病モノではあるんだけど、決して悲壮感は漂ってない。
むしろ困難に立ち向かって生きる喜び、輝きに満ち溢れてるんです。

そして主役の薫と幸治はもちろん、他の脇を固めるキャラもみんな魅力的。

YUI演じる薫。冒頭のシーン
早朝のバス停に立つ幸治を眺めてると、バス停の時刻表が邪魔で顔が見えない。
夜中路上ライブの帰りに、一人重たいポールを移動させてる
そして動かし終わって、満足気な笑顔を浮かべる。
ここでやられちゃいました。思わずあの笑顔にときめいてしまった。
これでがっちりハートを鷲づかみ状態。

そして初めて二人が出会うシーン。
ライブの最中、幸治を見つけ思わずダッシュで追いかける。走る走る!もう全力疾走
勢いあまって衝突!というより、ほとんどタックル!
そしてその勢いで一人ペラペラ喋りまくる薫
雨音薫16歳、好きな食べ物はバナナ、 彼氏はいません!!
きょとーんとした顔の幸治
そのまま勢いで告白しそうな薫を連れ去る親友。
もうねぇ、なんていうか、初々しいの!なんとも微笑ましい


まあこのあと二人は仲良くなっていくんですが、
病気のことが知れてしまい、恋にも歌にも消極的になってしまうんですが、
ココで岸谷五郎演じるお父さんがイイ味だしてくるんです。
どこか滑稽でおかしいんだけど、優しく温かい行動で感動的。もう涙涙。
他にも涙ポイント多数。
最後はYUIの歌う力強い歌声にまで涙あふれてしまいました・・・これは不覚!


これで私の心の汚れが涙と一緒に洗い流されたようなすがすがしい気分になりました。
間違いなく泣けます!
もう一回見に行きます。

ちなみにこれ7月からドラマ版が始まるようです。
幸治役は、隠し子騒動で評判ガタ落ち中の山田孝之と
薫役は、こちらも飲酒写真が流出したり、男漁りがお盛んだとかで
こちらもイメージダウン中の沢尻エリカ 。
なかなか思い切ったキャスティングです。






幸運は続く。当選27

2006年05月24日 00時50分28秒 | 試写レポ
試写会当選27本目~
「インサイドマン」です。
デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスタの2大オスカー俳優競演。
さらに「シン・シティ」のクライブ・オーウェン、「スパイダーマン」のグリーンゴブリンの
ウイレム・デフォーも出演。
なかなか豪華な出演者でこれだけでも期待が膨らみます。
監督はスパイク・リー。

お先に失礼~

妊婦の方はお控えください・・・

2006年05月23日 01時28分30秒 | シネレポ
「THE EYE2」タイ映画です。
タイと言えば、トニー・ジャーの「トム・ヤム・クン」といい
コメディでは「アタック・ナンバー・ハーフ」とか、異色なものも多いけど
なかなか頑張ってます。

前作「THE EYE」はホントに怖かった
(ハリウッド・リメイク版も撮影中)
多分初めてだったと思います。細目で見ることはあっても、
顔そむけたくなるくらい、怖かったのは。
あのジメッとした湿っぽい雰囲気は日本のホラーとよく似ていると思います。

で「2」ですが、マタニティー・ホラーなんて書かれてましたが
ホントよくこんなえげつないというか、おぞましい話を考えたものです。
妊婦の方、不倫中の方、見ない方が身の為ですよ。

スー・チー演じるジョイは現在不倫中。
別れ話のもつれから、ホテルで睡眠薬を飲んで自殺を図る。
一命は取り止めたものの、それ以来霊の姿が見えるようになってしまう。


ただでさえ情緒不安定になっている最中、追い討ちをかけるように妊娠していることが告げられる。
子供の父親であり、不倫相手のサムに相談するが、つれない態度であしらわれてしまう。

ジョイは相変わらず霊の姿を目撃する。
ある日駅で飛び込み自殺をする女性の姿を目撃する。
これも幻覚だったのだが、この女性の霊が後にジョイに憑きまとうことに・・・

3ヶ月後ジョイは子供を産む決心をして、母親教室に通う。
そこで突然出血をして病院に向かうが、エレベーターの中で産気づいた妊婦と一緒になる。
その時、死者の霊が妊婦の体の中(子宮の中)に入っていく光景を目にする。


ジョイはある寺の高名な僧侶に相談に行くことに。
その僧侶の話によると、人間には元々霊の姿を見る能力は備わっていたのだと。
煩悩によってその能力は退化してしまったけど、死に直面した時、あるいは新しい命が宿った時
ごく稀にその能力が回復することがあると。
ジョイはたまたまその二つの要因が重なった為、霊が見えるようになってしまったのだ。

そして仏教の教えには輪廻転生という考えがあり、(生と死を絶え間なく繰り返すこと)
生まれ来る子供に転生しようと望む霊が妊婦の傍に立って、子供の誕生を待ち構えてるのだと。
決して害は与えないし、怖がる事はないと僧侶は言う。

ジョイは自分に憑きまとう女の霊の正体を探るため、同僚に最近電車に飛び込んで自殺した女性の
資料を集めさせる。そして、資料の中に哀しい目をしたジョイに憑きまとう女性の写真を発見する。

ジョイはその女性の家を訪ねて衝撃の事実を知ることになる。

(もし見ようと思う方はこの後読まないほうがよいかも~)

なんとその女性は不倫相手サムの妻だった!!!
ジョイが自殺未遂をした日、サムの妻も電車に飛び込んで自殺していたのだった。
そして今、サムの妻は自分の夫の分身でもあるジョイのお腹の中の子供に
生まれ変わろうとジョイを憑け回し転生の機会を待っているのであった!!


ジョイもそうはさせまいと逃げ回り、その霊にやめてくれと訴えるが
その女の霊は・・・「生まれ変わらせて・・・・ただ私は全てを忘れ去りたいだけ・・・」と

そしてジョイはある行動を取ろうとするが・・・


よくこんな話思いつくよねぇ。怖すぎませんか?
想像してみてください。生まれてきた子供に乗り移ろうと霊がずっとつきまとってるんですよ。
いわゆる、その子の前世がうろついてるわけです。その自分の子供の前世となる霊の姿が見えたら・・・
想像しただけで鳥肌立っちゃいました。

その乗り移るところの映像が凄いんです。
無防備におっぴろげられたお股目差して、頭から突っ込んできて体の中に入っていくんです。
もしおっさんが入ってきたらどうします(笑)

前作ほど映像的には怖くはなかったんですが、話は非常に怖い。
スー・チーもかなり好演で見ごたえ十分でした。
タイ映画恐るべしです。

ただ一つ気に食わんかったのは、やたらと大きな音でびびらそうとするとこ。
そんなことしなくても十分怖いんですから必要なし。