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祝、FIFA2006出場決定!

 無観客試合などという前代未聞の試合ながら、集中力を切らさず、全力のプレーで見事サッカーワールドカップ出場切符を掴み取った選手諸君におめでとうと言おう。3大会連続で出場できるのだから日本のサッカーは着実に強くなった。来年、ドイツで行われる大会での選手諸君の活躍を大いに期待している。
 とまあ、門外漢の私が祝辞を述べたところでなんの喜びも感じられないが、一応日本国の一員として日本代表チームが快挙を成し遂げたときくらい純粋に喜ぼうではないか。このところ、松井選手の不調とヤンキースの低落ぶりばかりが頭を離れず、梅雨入り前だというのに気分は毎日土砂降りである。何か泥沼に転げ落ちてしまったようで、打開策が見当たらないようだ。チーム全体もピッチャーとバッターの噛み合いがうまく言っておらず、歯がゆい結果ばかりでイライラしてくる。こんなときには景気のいい話はないものかと色々探ってみるのだが、取り立ててこれって言うものがない。
 それにしても、松井はなかなかトンネルから抜け出せない。あれだけの選手がこれほどまでにもがき苦しむのだから、フォームとかの問題ではなく、もっと肉体的な問題、どこかに隠した故障があるのではないかと疑いたくなる。最近何かと騒がしい貴乃花は、曙や武蔵丸といった大型外国人力士に対抗するため、かなり体重を増加させたために、怪我が多くなり、土俵人生を縮めてしまった。松井もメジャーのピッチャーに打ち負けないだけのパワーを身に付けようと冬の間中、筋トレに励み体重を10kg近く増やした。それが全て筋肉の増加分だと言って、新聞記者などは私たち購読者に『今年の松井はすごい』という思いを抱かせてしまった。私も大いに期待し、わくわくしながら松井を応援してきた。しかし、こんなに力強さの感じられない松井ばかり見ていると、もう野球観戦などつまらなくなり、応援する気力が弱まってきてしまった。
 かつてのホームランバッターのハンクアーロンなどは筋トレをせず、世界のホームラン記録を作ったそうであり、マグワイア、ソーサのようなマッチョ系のホームランバッターをあまり評価しなかったと言われている。私は松井に筋トレは必要なかったのではないかと思っている。野球をしながらではなく、機械を相手に身に付けた筋肉が、松井の体のバランスを崩していったのではないだろうか。松井は微調整を重ねながら、自分のフォームを確かなものにするタイプらしいから、ちょっとしたボディーバランスの乱れでも、なかなか修正ができないのかもしれない。果たしてシーズン中に取り戻せるかどうか、分からない。このままずるずるとシーズンを終えてしまう悪い予感がしないでもない。
 今日はサッカーおめでとうで済ましておくべきだった。選手の晴れやかな顔をTVで見たものだから、松井の笑顔をここしばらく見ていないのに気付いて、思わず愚痴をこぼしてしまった。失礼!!
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