議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

福島県産業廃棄物適正処理担当者研修会

2008年09月16日 05時49分43秒 | ウィークリー・トピックス
 先週はセミナーの打合せを2件と、それとは全く別のセミナーを2件行いました。打合せをした2件のセミナーは、いずれも個別企業向けの研修で、廃棄物処理法だけでなく、他の環境関連の法律も概観したものをご要望でした。このブログでも何度か言っていますが、最近の傾向として「多くの方に廃棄物処理法をしっかり知っていただきたい」というニーズに加えて、「その他の環境問題についても知っておいて欲しい」という要望が増えてきているような気がします。企業内における環境問題についての問題意識が、いよいよ高まってきたのかもしれません。

■参加費無料のセミナーについて
 一方、先週おこなったセミナーはいずれも公開形式のもので、廃棄物処理法に絞ったものでした。そのうちのひとつが、福島県で行った「福島県産業廃棄物適正処理担当者研修会」というものです。日本環境衛生センターで先月29日に行ったものと同様の内容で実施しました。これは県内の排出事業者に対して無料で行われるものでした(私はちゃんと頂いてます、念のため)。

 セミナーでの反応、質問の数を見る限り、無料のセミナーは余り参加者の意欲が高くないようでした。今回のセミナーに限らず、一般的傾向としてそう感じます。

■社会的意義の高いセミナーは?
 では、みなさんはどちらのセミナーのほうが社会的意義が高いと思われますか?「参加者の意欲が高いほうが、意義が高い」と思われますか?私はそう単純ではないと思います。
 「意欲が低い」→「そんな方ほど参加して欲しい」→「そんな方ほど料金が高いと参加しない」のだと思います。であれば「料金を安く(無料に)する」→「それなら参加する」→「ある程度の意欲は持っている方が来る」とできれば、意味はあると思います。たとえその場で積極的に質問が来なくても、問題意識を持って、少しでも正しい知識を身につけて帰っていただければ、とりあえずは成功だと思っています。

 問題は、無料のセミナーにも参加しない方をどうするかです。これは難題ですね。。。何か良いアイデアがあれば、教えてください。
コメント
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