5/22(土) 那覇→伊江島→那覇
いよいよ離島移動の週末になりました。土曜日は北部の離島伊江島です。国頭郡伊江村になります。
沖縄に行ったことがある方ならお判りかと思いますが、沖縄本島は南北に細長く、那覇から本部町の美ら島水族館付近まで行こうとすると高速道経由でも2時間ほどかかり日帰りではなかなかの強行日程です。
ましてや離島の伊江島となると大変なのか、移動運用はほとんどありません。島には7MHzとかに出ておられる固定局がいらっしゃるのですが、18や50MHzには出ておられないようです。
島に渡るには本部町にある本部港から1日4往復の村営フェリーを利用します。この本部港のダイヤをじーっと見ていると面白いことが分かりました。那覇と本土を結ぶフェリーのうち、鹿児島との便が本部港を経由するのです。毎日マリックスラインとマルエーフェリーのどちらか片方の船が出航しており、ダイヤは以下の通りです。
那覇07:00発→本部08:50着(マリックスの場合 マルエーは09:00着)
本部09:00発→伊江島09:30着(伊江村営フェリー)
マリックスの就航日に限り船が定刻で本部港に着けば何とか間に合いそうです。乗り継ぎ時間が10分と短く、何かあれば渡島に失敗しますが、この乗り継ぎに賭けてみることにしました。
しかも帰りの船も
伊江島16:00発→本部16:30着(伊江村営フェリー)
本部17:10発→那覇19:00着(マルエーフェリー)
ですから十分に乗り継ぎが可能です。船ならレンタカーが不要ですし、寝て行け楽ちんです。
滞在中にマリックスの船が那覇を出航するのは20・22・24日。QRVする方の多い22日の土曜日に渡ることにしました。
鹿児島行きの船は朝7時に那覇港を出ます。那覇港のターミナルはゆいレールの旭橋駅から歩いて10分少々です。今日は「クイーンコーラル8」。5千トン弱とほぼ「さるびあ丸」に近いです。本部まで2等片道1900円。レンタカーや路線バス乗り継ぎより経済的で、所要時間も約2時間ですから時間的にも遜色ないです。
船では横になっておきます。ちなみにこの船、那覇から本部・与論・沖永良部(和泊)・徳之島(亀徳)・奄美大島(名瀬)を経由して夜を越し、鹿児島には翌朝8:30に到着します。本部行きって書いてませんがこの部屋らしいです。
長距離便のため一番安い2等でもマット付きでさるびあ丸より快適です。ちなみにマリックスは旧照国郵船で、大型フェリー「さんふらわあ」を最初に投入するなど威勢のいい会社でしたが、船の時代が終わると途端に苦しくなり倒産、航路を鹿児島-沖縄に絞り経営再建を果たしたのち現社名に変更しています。
少し寝たら本部港が見えてきました。下船口で船員さんに聞いてみると到着が定刻の8時50分から少し遅れるようです。伊江島行きの船に乗りたい旨話したら、地上係員に連絡を取ってくれ、下船口に横付けしたバスでそのまま伊江島行きのフェリーまで送ってくれました。
「切符は島で精算して」ということで買わずに乗船。すぐに出航となりました。ギリギリで伊江島への乗り継ぎに成功しました。
伊江島行きは「フェリーぐすく」という船です。今日は島で「やんばる駅伝」という駅伝大会があるようで、座席は満席、デッキもたくさんの人がいます。米軍基地があるためアメリカ人が多く乗っているのも特徴です。
伊江島が見えてきました。島の中央にそびえるシンボル城山(ぐすくやま:通称タッチュー)がよく見えます。近くで見るとなかなかの迫力です。この城山、地質学的には世界でも珍しいんだとか。9時30分に到着です。
下船後に船賃を精算しましたので移動地に向かいましょう。
この伊江島、意外にもファミリーマートがあります。フェリーで商品を送り込んでいるそうですが、この規模の離島で全国チェーンのコンビニがある例は珍しいと思います。
でもご飯の上におかずがどっさり盛られた沖縄の弁当が食べたいのでコンビニではなく島のシルバン弁当というお店で弁当を買います。
威勢のいいおばちゃんが弁当を売っていました。見えた中身も豪快でしたので期待が持てます。
移動地はシルバン弁当から歩いて5分ほどの具志漁港近くの公園です。ウミガメの日除けがあります。
10時に到着です。急いで設営しましょう。Twitterで「50が開いてますよ」とのことでしたので50のアンテナを準備です。
長くなりましたので続きは次回に。