以前こちらでちらっと触れた台湾のGP社製ニッケル水素電池の最大容量版である13000mAH版が日本でも買えるようになったようです。
取り扱いは秋月電子です。詳細はこちら。お値段は1本2,200円だそうです。さすがにこの容量ですので単1型のサイズにも収まりきらず、高さを90mmに延長させているようです。もっとも秋月で売っているのはタブ付きのみであり、電池ボックスでの使用は想定していないようですから問題はなさそうですね。
13000mAH(=13AH)ということは下手なシールドバッテリよりも大きな容量といえます。FT-817でHIモードを使いまくっても12時間以上持つでしょう(私の使っている9000mAHはヘビーに使っても9時間程度持ちますが、それ以上ですね)。JARLのメジャーコンテストでも十分対応できると思います。データシートを見れば2.6A連続放電でも5時間持つようです。2.6Aって10W機の消費電流に相当しますね。化け物みたいなバッテリですね。
「GP社のバッテリは内部抵抗が高くて大電流放電時に電圧降下が顕著に出る」という説もあります。私の実感ではFMモード送信時の電圧降下が大きいなぁと。送信出力が低下している可能性がありますが、変調に影響が出ているようではないので特に問題にはしていません。
高性能の代わり重量が1個247g(9000mAHのだと168g)なので817で使える電圧にすると3kg近くなります。お値段も2万では済まないので…実用上どうでしょうね?最近少し安くなったとはいえ3万円代後半~4万円台する電動リール用リチウムイオンバッテリよりは安いんですけどね。
ちょっと価格は高いですがリチウムイオンバッテリーパックの方が使い易そうです.
重量は…重いですね。リチウムイオンは釣りの電動リール用が普及して値段が下がってきており、これが狙い目でしょうね。8AH前後と容量は十分、それでいて1kgちょいなので重量的にも有利みたいです。割と安いシマノの「電力丸」でもまだ3万円台半ばなのでもう少し下がれば検討したいです。