5/20(金)石垣→西表島→波照間島
今日は昼の船で波照間島に向かいます。波照間島は有人島では日本最南端の島(無人島では沖ノ鳥島)で八重山郡竹富町にあります。
波照間島へは石垣島から飛行機の便がありましたが、乗客の減少から運航していたRACが撤退、後を引き継いだエアードルフィンも親会社の経営破綻で破産し途絶えてしまいました。
船はというと竹富島などへ向かう速度重視の高速船で外海に出るために欠航が多く、就航しても大揺れするため、船に弱い旅行者には難関でした。昨年夏に波照間海運が双胴の高速船を新造、就航率や乗り心地の改善を図り、かなりに楽になりました。昨年8月のJS3OMH 倉田さんの波照間移動はこの高速船の就航直後でした。
昼まではもう1島回れますから西表島にしました。日本最西端の名勝アワード対象地ですね。西表島は石垣から高速船で40分ほど。大きな島ですから上原と大原という2つの港があります。上原の周辺はお店が多いのですが、港が風波に弱く、特に冬の時期は極端に就航率が落ちます。一方の大原はやや寂れているものの仲間川の河口にあり港湾事情が良いため就航率が高いようです。
西表島ならどこでQRVしても西表島でカウントされますし、上原より大原の方が船賃が安いので大原にしました。実は昨年11月に大原に行っており、ロケハン済みなのです。
お天気は朝から小雨。どうやら午後まではこの状態で、夕方からは本降りみたいです。
離島ターミナルから大原行きの船に乗りましょう。7時の大原行き始発は八重山観光フェリーの船です。
東日本大震災の影響で八重山でも観光客が大きく落ち込んでおり、ネット予約で乗船券が5%引になります。ありがたく使わせて頂きました。石垣-西表間は石西礁湖と呼ばれる天然の防波堤に囲まれた海域でほとんど揺れません。
大原港に到着です。港のすぐ近くに東屋のある公園があり、ここで設営です。公園の隣は食堂兼お土産屋さんです。
西表島は高い山があるため雲がわきやすく、雨も多いようです。これが日本のアマゾンと呼ばれる原生林を作ってきたと言われます。
小雨なので東屋は有り難いですね。東屋の梁からアンテナを張りましょう。
雨のため50MHzはパスし、様子見で18MHzを張ります。8時に完了しました。バンド内に1エリアの局が聞こえているのでオープンしているようですが、まだ朝が早いのであまり聞こえてきません。
少し長めにCQを出してスタートしましょう。1エリアを中心に少しコールが返ってくるのですが、スポット的にオープンしているらしく、呼ばれる相手に偏りがあるようです。しかもかなり深いQSBがあります。59の信号がノイズレベル近くに下がることもしばしばです。今回は30Wを出しているので何とかQSOが成立しますが、5Wでは苦しかったと思います。
8時40分頃まではほとんど呼ばれなかったこともあり、最初の1時間で14局とどちらかといえば低調なペースです。
雨は降ったりやんだりの繰り返しです。まわりは石垣から高速船が着くと賑わうものの、みんなバスでどこかへ消えてしまいすぐに静かになります。
9時台に入りCondxが少しは好転したのかまとまって呼ばれるようになります。1エリア中心で時折8エリアなんかも混じりながらコールが返ってきます。ところがこれも30分ほどで終息、呼ばれなくなったため21MHzに張り替えます。
21MHzもオープンはしているのですが18MHz同様に深いQSBがかかります。オープンしたものの爆発力に欠け、盛り上がらないCondxのままでした。50MHzは暇なときに聞いたもののオープンしていないようです。船の時間になりましたので撤収しましょう。
大原から波照間へは1日1本だけ直接行ける安栄観光の便があります。西表と波照間は直線距離で20kmほどしか離れていないので、一旦石垣に戻ることを考えるとこの直行便は貴重なのです。しかも大原発は11時10分ですから西表でのQRVの時間が十分確保でき好都合です。朝の移動地を西表の大原にした一番の理由はこれだったのです。
なんで西表経由の波照間行きがあるのかですが、これは戦時中に波照間の住民が西表に強制疎開させられたことがあり、今でも人の往来があるためのようです。もっとも疎開した波照間の住民は西表でマラリアにかかって亡くなる人が相次いだそうで、波照間の人にとってはあまり語りたくないことのようです。ちなみに西表のマラリアは1960年代に根絶されていますのでご安心を。
波照間行きが石垣から到着です。安栄もネット予約をすると5%引きになり、少し安くなりました。船に乗りましょう。
西表では18MHzで43局、21MHzで5局の計48局でした。ありがとうございました。
今回はここまで。波照間は次の記事でご紹介します。
新城島でQRVも考えていますが、電源の確保がうまくいかず、断念しています。
5Wでも良いのですが、やはり10W異常は欲しいところで、、、
那覇で車のバッテリーを購入し、タイヤ付のカートで移動すればいけるか?とも考えています。那覇からのバッテリーは捨てることになりますが、、、、
那覇で車のバッテリを買われても飛行機では禁止品になるため運べないと思います。新城島に行かれるならいくつかの業者がやっている現地ツアーの島内休憩所で電源を使わせてもらうよう交渉するのが近道だと思います。ただ、往復渡るだけで1万円が相場なので高いですね。波照間だって片道3千円ですから。
現地ツアーも検討しましたが、、、石垣でバッテリーの購入が一番安いかも知れません。ただし使い捨てが納得できないです、、、。
金銭面はどうでもよいのですが、捨てることを前提に買っうのがちょっとです。
・ツアー(安栄自社または提携ツアー)
・島民からの予約
・5名以上の予約?(これはあやふや)
のどれかがないとチケットを発券してくれないと以前どこかで聞いたことがあります。
そのころは新城島の公民館長にお願し、OKしてもらえれば予約を取ってくれたようです。
現在の扱いがどうなのか先日安栄のカウンターに立ち寄ることがあったので聞いておけば良かったのですが忘れていました。
よしんば行けたとしても久高以上によそ者を嫌う島ですので、島出身者にコネを付けるのがいいと思います。私も本島ならだいぶ知り合いができましたが、八重山ではまだ少ないので出身の方は知りません。
テント持参もありですが、、まぁそれは難しいですね、、、、。
コネはどうにでも?多分なるとおもいます。
仕事名目であれば大抵のところに出入りはできますが(沖縄県限定)、
宿泊等がちょっと問題ですね。。。。
確かに立ち寄りはするのですが、安栄が新城島行きのチケットを売ってくれるかとは別の話のようです。以前私が調べた範囲では上記の条件のいずれかを満たさないとチケットを売ってくれないとのことでした。荷扱いと客扱いは別の話ということだろうと思っています。現在安栄のサイトでは新城島に関する情報はツアー程度しか掲載されていませんので、最新情報は安栄に聞いてみてください。
この島はもちろんのことですが野宿キャンプの類は禁止です。「新城島民宿」という民宿があるのですが、宿泊したという記事を読んだことがない(不可解な経緯で断られたという記録はあるが)ので詳細分かりません。老夫婦がやっているらしいのですが・・・
島内でのトラブル防止の観点もありますし、私は渡島されるならツアー利用をお勧めします。
野宿は当方も安全面の観点から一度もしていません。ハブも怖いですし、蚊も嫌いですので、、。
民宿の事は確かめてみたいと思います。
ありがとうございました。