JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

屋久島移動運用報告②

2017-03-07 | 移動運用結果報告
3/3(金)伊丹→鹿児島空港→屋久島空港→屋久島安房
ということで朝の鹿児島行きJAL2401便で出発です。現在鹿児島線は全便がE90になりました。リージョナル機なのに広くて快適です。全日空は対抗機種を持っておらず、JALはE90を大阪路線の切り札に使ってきています。

#先日何年かぶりに全日空の時刻表を見ましたが同じ路線でも雑多な機種を使っていて現場は大変だろうな、と思います。

JALの再建に対し課されていた「8・10ペーパー」の効力が間もなく切れます。これでようやく100%自由に動けるのでしょう。私は納期遅延を口実にMRJの契約を破棄しエンブラエルのE2シリーズに乗り換えるだろうと思っています。機種転換訓練が不要、整備も現行機種と大きく変わらずMRJよりも圧倒的に優位です。燃費の差は僅かですし、MRJは報道されている生産ペース(当面月産1機)ではJALどころか全日空の発注機数すらまともに納入できないですよね・・・

全区間プロペラ機で振動がすごい直航便に比べると鹿児島空港までは快適なジェット機なのも有り難いです。

搭乗の遅い団体客がいたため出発が遅れ、結局5分遅れで鹿児島空港に到着。JAC3741便に乗り継ぎです。乗り継ぎ時間はダイヤ上20分でJALグループ同士の乗り継ぎ時間としては最短ですが、もちろん2401便が大幅に遅れない限り接続が保証されています。10分くらいの遅れであれば3741便は出発を遅らせて待ってくれます。最短乗り継ぎ、しかも5分遅れでしたが係員に護送されることもなく普通に歩いて乗り継ぎとなりました。

現在のダイヤでは屋久島行きは全便DHC-8-400になります。JACはSAAB340とDHC-8-400の2機種でしたが、老朽化したSAAB340が引退しATR42がデビューする予定です。4月の屋久島線を皮切りに順次投入されるみたいですね。この先人気の奄美大島行きはE70が投入されスピードと快適性の向上が図られます。一方で主力だったDHC-8-400は徳之島や沖永良部島など需要の少ない路線に回るみたいです。

鹿児島から屋久島までは35分です。だいたい那覇-久米島と同じですよね。開聞岳が見えなくなると早くもベルト着用サインが出ます。

屋久島空港が見えてきました。屋久島はほぼ円形をした島で、標高1,936mの宮之浦岳が中心にそびえています。東にある僅かな緩斜面の奥にすぐ1,000m級の山々が連なり、島の9割が山地で長年林業が盛んでした。比較的平坦で農業の盛んなお隣の種子島とは全く異なっています。一方反対側の西側は地形が険しく人が住むことが難しいそうです。

9時25分に屋久島空港に到着。屋久島の集落は点在しており屋久島空港も島の東側・長峰にあります。今のターミナルは古くて手狭でして、鹿児島県としては屋久島にふさわしい新ターミナルを計画しているそうです。

荷物を受け取りましょう。あらら。回転台じゃなくクラシックな引き渡し台ですね。確か沖永良部はローラーがついてましたよねhi もちろんJACなので荷物は優先引き渡しになります。さっさと出してもらえました。

空港からはバス路線があり、北は宮之浦から永田まで、南は安房から粟生あたりまで路線がつながっています。いわさきグループの屋久島交通と地元のまつばんだ交通の競合路線となっており末端区間を除けば同じルート・同じ運賃です。多くはない本数なのに互い続行で運転することがあるなど理解しがたいダイヤですが、上手く使うと集落間を効率よく移動できます。

外国人旅行客も多いのでバス停には番号が振られており、空港は49番になります。空港の案内所で屋久島交通の1日乗車券を買いました。1日券は2,000円。2~4日乗車券もあるんですがなぜか2日と3日はともに3,000円で同額というこれまた理解しがたい設定です。まつばんだ交通には乗れないものの事前のシミュレーションで元が取れることを確認しているので1日券を買ってみます。

まずは空港から安房にある宿に行って荷物を預けるべきなのですが、空港近くの小瀬田集落に先に寄っても同じバスに乗れますから小瀬田に寄ってから安房に行くことにします。


小瀬田の集落は空港の少し北にあります。バスで5分です。まずはエムマートで焼酎「愛子」を頼んでおきました。屋久島にある三岳酒造の焼酎で小瀬田から見える愛子岳に因んで名付けたとのこと。aiko姉さんじゃなかった敬宮愛子さまと同じ名前ということで人気が出ており、このエムマートのプライベートブランドらしいです。

#今の皇太子殿下は浩宮さま、秋篠宮さまは礼宮さま、黒田清子さんは紀宮さまと報道されることが多かったのですが、愛子さまの場合は敬宮さまとは報道されないんですね。

エムマートのバックに控える特徴的な山が愛子岳です。

愛子は予約順に発送しており私の順番が回ってくるのは6ヶ月先だそうです。天文館の「礎」でも頼んだら飲めますが、マスターがチョイスしないので私向きの味ではないのかも知れませんね。親に出すのでいいですが。

小瀬田には小瀬田郵便局があるので風景印をもらっておきました。屋久島には郵便局が点在しており、簡易局を除く各郵便局でそれぞれ違う風景印を用意しています。平日の金曜ならもらえますからできる限り回ってみたいと思います。

郵便局の前が小瀬田バス停です。空港経由安房方面行きに乗車。宿はグリーンホテルです。

愛子さまのご両親である皇太子ご夫妻も泊まられたそうです。フロントに荷物を託したら今度は宮之浦に行ってみましょう。部屋に入れるのは15時ですから15時までは集落回りをしてその後移動運用の予定です。

宮之浦へは空港や小瀬田を経由して40分かかります。宮之浦は旧上屋久町の中心地だったところで、商店や県の行政機関などが集まっています。

集落のすぐ目の前まで1,000m級の山が迫っている独特の風景です。西表よりも山の迫り方が激しいですね。宮之浦には上屋久郵便局があるのでここでも風景印をもらいました。

そろそろお昼にします。観光の島ですのでこじゃれたカフェなども多くあります。メイン道路から少し離れた場所にあるカフェ「パノラマ」にしました。気さくで素敵なご夫婦のお店です。

アジのポキ丼を頼みました。ご主人は和食出身だそうで味噌汁含めとてもおいしかったです。お客は他に島のカップルが1組。今日婚姻届を出したばかりとのこと。新婦さんの愛称ミミさんに因んで今日(3月3日)に届けを出したそうです。「絶対忘れられないですよね」と話しかけたら幸せそうな笑顔をされていました。

ポキ丼とミミさんご夫婦の幸せでお腹いっぱいになりましたので、今度は旧屋久町の中心だった安房を回りましょう。「あんぼう」と読むそうです。グリーンホテルは安房でも空港に近いのでホテルを通り越して港のある付近まで行ってみます。

安房は屋久杉観光の拠点として便利なためホテルなどの宿泊施設やAコープなどの大きな商店があり、飲食店も夜まで営業しています。

安房郵便局でも風景印をもらえます。これで3つゲット。Aコープにも行ってみました。品揃えはまずまずで、もちろん三岳も売っています。あとちょっと変わった物も売っています。

屋久島名産のタンカンを詰めるための箱。タンカンはポンカンとネーブルの交雑種で日本では沖縄から屋久島にかけて栽培されています。ちょうど今が旬で詰めて送るための箱を売っている、という次第。

明日の朝食を買ってからホテルに戻ります。チェックインは15時からですが、準備ができたそうでサービスで部屋に入れてもらえました。

準備をして移動運用に行きたいと思います。安房の集落近辺で探すのもののなかなかよい場所がないためさらに南の尾之間まで行くことにします。「おのあいだ」と読むそうです。尾之間は尾之間温泉があって湯けむりアワードの対象ですから便利です。しかも今日は屋久島交通の乗り放題券を持っているので費用はかかりません。


尾之間の外れたところで場所をようやく見つけて15時45分にスタート。スタート直後からパイルになります。8エリアから九州、さらに沖縄からも呼ばれ全国開いています。これ平日ですよね?と思うくらいのパイルです。

エリア指定をするほどでもありませんが途中から結構ぐちゃぐちゃ状態になったので何とか立て直そうと苦労しつつ進めます。また「WFアワードのナンバーをQSLに書いてください」というリクエストが結構多かったです(それもナンバーがバラバラなので注意しないといけないですね)。WFアワードが始まって結構な年月になりますが根強く続いているのでしょうか。

途中からは1エリアより西側中心となってきましたがコンスタントに呼ばれ続けます。特に九州本土は強かったです。

楽しいのですが最終バスの時間が近づいてきました。尾之間から安房はタクシーだとかなり高いのでさすがに乗り遅れは避けたいです。終了を意識して進めますがパイルは一向に収まらない状態です。結局ラストを宣言し終了としました。


尾之間を17時42分に出る宮之浦方面行き最終便に乗ってホテルに到着。ぎりぎりでした。危なかったです。ホテルの前には「たなか屋」というスーパーがありちょっとした買い物ができます。2Lサイズの立派なタンカンを売っており発送を頼んでおきました。

夕食はホテル近くのお寿司屋兼居酒屋「いその香り」へ。お昼を食べたパノラマのご夫婦から「グリーンホテルに泊まるのならお勧めですよ」とアドバイスを受けていましたので行ってみます。あれれ、ミミさんご夫妻とまた出くわしましたhi

鹿児島なんで酒はもちろん焼酎です。屋久島では最初に紹介した「愛子」の三岳酒造と本坊酒造の2つの蔵元があります。三岳はパスして本坊の「水ノ森」などの焼酎を飲みました。濃いめに作ってくれるので満足感高いです。

さつま揚げや地魚の握りをつまみながら楽しめました。魚が美味しく焼酎ともよく合います。お客はひっきりなしにやってきて待っているお客さんも出てきましたのでそろそろ引き上げましょう。大満足でした。

ホテルの大浴場が温泉なのでのんびり。屋久島いいですね。バッテリの充電をセットにして寝ましょう。


本日は117局でした。ありがとうございました。
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