JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

注意!! 同軸ケーブルの値上がりがハンパないです!

2024-02-17 | シャック便り
既にお気づきの方もいると思いますが、最近ハムにとって必需品の同軸ケーブルが大きく値上がりしています。「大きく」でして、1~2割なんてものじゃありません。

具体的な数字を挙げますと、標準として知られるフジクラ製(現在はフジクラダイヤケーブル:以下フジクラ)のうちポピュラーな製品の1mあたりの小売り単価は、

3D-2V 100円(2004)→150円(2014)→150円(2021)→260円(2024)
5D-2V 130円(2004)→160円(2014)→200円(2021)→430円(2024)
10D-2V 370円(2004)→500円(2014)→600円(2021)→900円(2024) 
8D-FB 370円(2004)→470円(2014)→470円(2021)→470円(2024)

と推移しています。恐ろしい値上がりぶりです。5D-2Vを20m買おうとしたら6,000円以上することになります。

これは資材(特に主原料の銅)価格が世界的な需要増大や円高のために暴騰しており、加えて人件費も上昇しているためです。さらに昨年秋頃から建設向けの産業用電線やケーブルが極端な品不足に陥って一時は受注停止に追い込まれるなど電線メーカーの生産が逼迫しているため、あまり売れ筋ではない同軸ケーブルの生産から人員を割いていることも理由だと言われています。このため特に需要の少ない10Dや12Dは高い上に品薄になっています。

フジクラは更なる値上げも検討している模様で、将来は同軸ケーブルを買いたくても買えない状況になる可能性があります。保守部品として必要なら早めに買っておくといいと思います。


防衛策としては以下が考えられます。
(1)フジクラ以外の製品をあたってみる
フジクラ以外にも同軸ケーブルを生産しているメーカーがあります。例えば大雄電線などです。メーカーを切り替えることで少し安くなります。大雄電線は私も使用していますが特に問題なく使えています。

(2)FB系のケーブルを検討する
特にV/Uでは低損失のFB系のケーブルを検討してみるのも一つの手です。上記の価格推移でも分かりますが、8D-FBの価格は大きく変わっていません。これは現在フジクラ製のFBケーブルは「LITE」と呼ばれるアルミ線に銅を蒸着させたものを使っているからです。主原料のアルミは国内のリサイクルである程度賄えるために銅のような急激な価格上昇が起きていないようです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月分QSL発送しました | トップ | 高知御朱印巡り① »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

シャック便り」カテゴリの最新記事