JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

天草移動運用報告②

2022-05-08 | 移動運用結果報告
5/2(月)熊本市内→三角→御所浦島→前島→本渡
(5/1は別途「御朱印めぐり」としてご紹介します)
熊本市内からいよいよ天草の御所浦に出かけます。

熊本市内から御所浦へは
・産交バスの快速「あまくさ号」で本渡に行き、本渡港から旅客船
・JR三角駅から御所浦島行き旅客船
・水俣港から海上タクシー(御所浦島行き)
があります。

一番早い時間に御所浦に着くのは水俣港からの海上タクシーですが、水俣8時30分発で新幹線を使わないと間に合いません。そこで三角港発を使います。1日2便で、午前は10時15分発があります。御所浦から本渡行きは1日5便あり最終が15時10分発なのでこれに乗ることにします。

三角港  (10:15発)→御所浦本郷(11:50着) ※御所浦滞在時間3時間20分
御所浦嵐口(15:10発)→本渡港  (16:15着) 

御所浦島には路線バスがあり、本郷から前島至近の嵐口まで一本で行けます。本郷12時30分発ですからこれに乗れば13時頃には前島から出られます。


JR熊本駅に到着。2017年に在来線も含め高架化され、駅ビルも建てられました。

#JR九州ってこういう不動産投資は積極的なのに電車の座席を取っ払って大不評買っているのはどうもねぇと思います。

8時6分発の三角線に乗ります。三角着は8時58分です。

三角駅に到着。駅前は「東港」と呼ばれます。明治初期に開かれた西港に対し、東港は長年天草方面への航路が発着していました。天草での架橋が進み現在では「八りゅう丸」のみと寂しくなっています。

「八りゅう丸」の出航まで余裕がありますし、平日ですから船に乗る前に三角郵便局で風景印を押してもらいます。

三角郵便局の風景印です。

天草パールラインの一号橋があしらわれています。

あとはお弁当を買うため「サンサンうきっ子 みすみ」へ。JAの直売所です。お弁当やお菓子、農産物が豊富です。三角のある宇城市はメロン栽培が盛んで、これから旬を迎える肥後グリーンなどが出ていました。

こちらは待合所です。無駄に大きな建物ですねhi

時間になりました。乗船券は発売していないので直接船に乗ります。

共同フェリーの「八りゅう丸」です。「八りゅう丸」は1980年に大阪の三保造船所で建造された19t・航海速力21ノットの旅客船です。建造当初は愛媛汽船の「みしま3号」で、僅か3年ほどで航路廃止となりこの地にやってきました。八代-御所浦航路にいましたが航路廃止となり本渡-御所浦-棚底に活躍の場を移し、さらに「スーパーイーグル」の後釜として三角航路に入ってきました。

順次船をご紹介しますが、いずれも国内の定期航路に就航する旅客船の中では最古参級の船ばかりです。さすがの瀬戸内海でも40年選手はいないはずですhi

舷門にいるおっちゃんに「御所浦港まで」と申告し運賃を払います。1,300円でした。前方階下はよくある椅子席ですが、後方が桟敷になっています。何だか怪しい座席ですが、「みしま3号」だった時代は26tだったものを減トン改造して19tにしており、その影響だと思われます。20t未満にすると小型船舶扱いになり維持費が安くなるためです。

貸切状態で出航しました。御所浦港まで途中小屋河内と嵐口に寄港し1時間35分かかります。かなり時間がかかりますから寝ておきましょう。小屋河内で乗船客が出ました。上天草病院への通院客がいるようです。

ようやく11時50分に御所浦港到着。本郷港とも呼ばれています。

こちらには切符売り場と観光案内所、物産館を兼ねた「しおさい館」があります。観光や交通の拠点で、タクシーも待っています。バスの時刻が変更されてないか確認しておきました。

近くに御所浦郵便局があります。こちらにも風景印があります。嵐口で下船しなかったのはこれが目当てです。

押し方があまり上手ではないですが魚の形をした中に恐竜があしらわれた風景印です。ほとんどの風景印は直径36mmの円形なのですが、ごくまれに形の違うケースがあります。大阪中央郵便局がバラの花の形になっているそうです。


近くの公園でお弁当を食べたら嵐口に向かいましょう。バスというか乗り合いタクシーがあります。嵐口行きは12時30分の出発です。

御所浦のタクシー業者が市の委託を受けて行っているもので、200円で誰でも利用できます。しかしながらまたもや貸切です。

嵐口に戻ってきました。目の前に前島があります。200m程の橋で架橋されており、いつでも渡ることができます。

前島は御所浦島の属島で、アンモナイトなどの化石が発掘されています。役場の支所や学校があるものの民家は3軒ほどしかなく、ギリギリ有人島になっています。

学校の裏にある遊歩道を進むと少し開けている場所があります。ここに設営です。

7MHzのアンテナを張って13時にスタートです。が・・・明らかにバンド内に局がいません。Condxが良くないみたいです。周波数をtwitterでお知らせしているので、それを見た局が呼んでくれるのですが「Comdxが良くない」とのことです。4~6エリアくらいしか飛んでいません。何これ状態です。

昼過ぎて徐々にCondxが上がるかと思ったもののCondxが上向きません。3エリアすらしんどい状態。ダメ元で18MHzを聞いてみたら9エリアの局のCQが聞こえます。これ、開いていますね。ということで18MHzのアンテナに張り替えます。

13時50分から18MHzで再スタート。こっちは開いています。持ってきて良かった18MHz。3エリアから8エリアまで開いています。「7MHzはカスカスで無理でしたが18だと良く聞こえています」と言われる方が何局かいました。こちらも有り難い限りです。

船の時間が近づいてきましたのでアナウンスしながら進めます。14時40分で終了です。

嵐口港に戻りましょう。次の本渡行きは15時10分発。これが本渡港への最終便になります。

船は「しいがる3」です。19t・航海速力21ノットの船です。

1977年に山陽商船の「第十はやぶさ」として大阪の三保造船所で建造され、関門汽船に移籍し「しいがる3」に、さらにその後天草にやってきた船です。「第十はやぶさ」時代は35tであったため、どこかで後部座席を開放化して減トン改造をやったようです。御年45歳。現存する三保造船所製の旅客船としては恐らく最古参で「よく生きてるな」と言うのが感想です。

座席なんかまぁボロです。本郷で10分少々休憩したら一路本渡港を目指します。

16時15分に本渡港到着。本渡は天草市の中心で、かつては本渡市でした。人口は約7万人、離島にある自治体としては最も人口の多い市で、おなじみくまモンの生みの親である小山薫堂さんの出身地です。古くから良港を持ち開けたところで、宿泊施設が多く大きなスーパーなどもあります。

近くの本渡郵便局で風景印をもらいます。

天草四郎が描かれています。

宿に荷物を下ろしたらお買い物です。

本渡バスターミナル前にあるサンロードにしました。普通に熊本市内とかにもありそうな感じのホテルです。

市内中心部にはサンリブがあります。これまた熊本市内にありそうな感じの建物で、売っている商品も変わりません。地物の野菜や魚、パンなどが少し違う程度です。明日の朝食や飲み物が調達できました。

本渡は言うまでもなく有明の魚がおいしいところです。寿司屋や居酒屋が多いのも納得です。今夜はお刺身と地の焼酎をのんびりと。魚が美味しかったです。


本日は7MHzで14局、18MHzで40局の計54局でした。18MHzが開かなければドボンでした。
コメント
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