JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

天草移動運用報告①

2022-05-07 | 移動運用結果報告
計画編
行動制限のないGWは3年ぶりになります。

今回のメインは現在は熊本県天草市の一部になっている御所浦です。元は天草郡御所浦町でしたが2006年に本渡市などと合併し天草市となっています。旧御所浦町には御所浦島・牧島・横浦島・前島の4つの有人島があります。デコポンなどの柑橘類の栽培や漁業が盛んで、1997年に恐竜の化石が発見され恐竜の島としても売り出しています。

天草五橋の架橋により人や物の流れがスムースになったことを契機に天草諸島では近辺離島への架橋も進み、現在多くの島は九州本土から橋伝いに行くことができます。これらを利用しローラー移動をするモービル局を時折見かけますが、旧御所浦町の各島は御所浦島-牧島間、御所浦島-前島間が架橋されていますが、熊本県により御所浦島(前島)-横浦島-天草上島と架橋される予定だった事業が採算が取れないとして中止され、九州本土からは橋伝いで渡ることができず今も船で渡る必要があります。このため4島とも移動運用が非常に少ないのです。

2016年に架橋されていない離島の一つである上天草市の湯島に行き、多くのコールを頂きました。今回はその続きとなります。


旧御所浦町は合併直前でも3,000人ほどの人口があり、JR三角線の終点・三角のほか天草上島の大道・小屋河内・棚底、天草の中心である本渡との航路があります。つい最近まで運航事業者は統合されておらず、所有船舶が1隻しかないような零細事業者がそれぞれのダイヤで運航するという古い形態が残されていました。瀬戸内海ではこういった船を「渡海船」などと呼んでいましたが、今は児島-本島間の「六口丸」くらいしか残っていないのではないかと思われます。

御所浦近辺でも天草観光汽船・木本観光・栄汽船などが運航してきましたが、これらを共同フェリーに一本化しています。しかしながら各船のダイヤは依然として目的地や寄港地が異なる複雑なダイヤで運航しており、全体の時刻表と地図を見比べて予定を立てる必要があります。これが時刻なのですが非常に難解です。


調べたところ御所浦島・牧島・横浦島・前島の4つを1日で回ってQRVすることは到底無理でどこかに宿泊する必要があります。加えて熊本市内からのアクセスが良好とは言えない天草へのアクセスも考慮する必要があります。快速バスの「あまくさ号」、JR三角線+船、天草空港などの選択肢を組み合わせて考えてゆくことになります。

5/1(日)伊丹→熊本空港→熊本市内
2(月)熊本市内→三角→御所浦島(前島)→本渡
3(火)本渡→横浦島→御所浦島→本渡
4(水)本渡→御所浦島→牧島→御所浦島→水俣→熊本→熊本空港→伊丹


本渡の市街地に2泊しここをベースとします。本渡は天草の中心であり、宿も飲食店もたくさんあるのでベースにするには最適です。本渡-御所浦間の船は1日5往復あり、最終は御所浦発15時30分です。

2日目は前島をメインにし、3日目に横浦島と御所浦島をハシゴします。最終日は牧島に行き、そのまま熊本空港から帰ることにしました。

バンドは7/18MHzです。補助バッテリは4500mAHです。
コメント
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