JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

なぜ伊丹空港で保安検査のミスが続くのか?

2019-11-26 | シャック便り
11/24に伊丹空港の全日空側の保安検査で機内に持ち込めないナイフの見落としがあり全日空の保安検査が一時ストップしたため発着便の遅れなどが生じました。伊丹空港ではこの秋同様のトラブルが相次いでおり、これで4回目です。

今回はこの問題について取り上げてみたいと思います。


[保安検査は警備会社に委託されています]
伊丹に限らず航空保安検査は警備会社に委託する形が取られています。伊丹の場合はJAL/ANAとも「にしけい」という会社です。航空会社に苦情を言っても「検査会社に伝えます」としか言い様がないみたいです。

にしけいのホームページには「昭和50年(1975年)に福岡空港で空港保安検査業務を開始し、東京国際空港(羽田)、大阪国際空港(伊丹)、北九州空港、長崎空港の国内5空港でハイジャック等防止検査や受託手荷物検査などの業務を展開しています。」とあります。


[お詫びはないようです]
これだけ立て続けに問題を起こした「にしけい」ですが、同社のホームページをご覧頂ければ分かるとおり4回目のトラブルでようやく「お詫び」を出したものの「再発防止策」についての具体的な取り組みは全く示されていません。

行政も「にしけい」に対し検査体制の調査を行ったり戒告処分や航空保安検査の停止処分を行ってしかるべきなのに何も行っていないのも不思議ですよね。


[私もいい加減腹が立っています]
「にしけい」の保安検査には私もいい加減腹が立っています。

私の場合(預けることが可能な)ニッケル水素のバッテリを預け手荷物に入れることが多く、当然「これは何ですか」と聞いてきます。バッテリにはニッケル水素であることを示す文言があるので見せればいいのですが、かなりの確率で見せても「分かりません 聞いてきます」という「この人大丈夫?」という検査員がいます。顔を見るとどうも大学生のバイトっぽいです。

こういったことが何度も繰り返されるので「ニッケル水素のバッテリが入っています。見て分かりますよね?」と先に言ってから見せるのですが「分かる」と言っていたはずがまたしても「聞いてきます」。吉本新喜劇のギャグじゃないんですからね。見る前に交代して欲しいです。

他にも7~8人の検査員が横一列になり談笑しながら旅客通路を歩く、同僚と談笑しながら検査をするなどの問題行動を何度も見かけています。

この会社の保安検査が「検査ごっこ」レベルであることは明らかですし、検査員の教育も不十分であることは明らかだと思います。


[バイトを使っていることを頑なに認めようとしないのはなぜ?]
あまりのていたらくぶりに保安検査の場にいる「班長(名札に班長とあるのですぐ分かります)」に「あの検査員はバイトなんですか?」と聞いたことがあります。その際に「いや、あの」と言葉を濁し頑なに認めようとしません。

おかしいと思ったので別の際にも別の班長にも聞いてみたのですが同じ反応でした。バイトであることをなぜか認めようとしません。どのような背景があるのかは知りませんが、違和感がありますよね。


[にしけい以外の会社は保安検査ができないの?]
他業者が入っている空港があります。例えば

セノン:新千歳空港
JSS:那覇空港、福岡空港(JGCカウンターのみ)
鹿児島綜合警備保障:鹿児島空港

などがそうです。他にも航空保安検査を受託している会社があるようです。


[にしけいの検査員に問題があったときは]
この会社の検査員に問題があったときは「班長を呼んで欲しい」と言うといいです。少なくとも班長はバイトではないようです。

これだけ問題を起こしても反省がないこの会社に苦情を言っても何も通らないようなので、とりあえず班長を呼んで検査基準を明らかにして「保安検査を通すこと」を一番に考えてください。検査さえ通れば飛行機に乗れます。そう割り切るしかなさそうです。

変える気のない会社なので学生バイトに苦情を言っても何も変わらないと思います。


[航空保安検査業務からの撤退をお願いします]
これだけ問題を起こしてもおざなりな謝罪しかないこと、他社でも保安検査が可能であることから「にしけい」に検査を委託することが妥当とは考えられません。

行政処分を下すか自主的に業務からの撤退を行って欲しいです。
コメント
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