JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

ゆいレールが3両化を検討へ

2019-02-14 | シャック便り
沖縄都市モノレール(ゆいレール)が乗客の増加により現在の2両編成から3両以上にすることを検討していることが明らかになりました。

今年度中に沖縄県などと方向性を協議し、県も次年度予算で調査費を計上する予定だそうです。国や県からの補助の手続きや工事設計を考えると早くても2022年度頃の着工と想像されます。


ゆいレールは2003年に開業、当初は昼間12分毎でしたが渋滞がなく時間が見込めるため観光客だけでなく通勤通学客も順調に増加、10分毎の運転になっています。さらに外国人観光客の増加により積み残しが出る事態も発生し、観光客の多い金曜日に増発ダイヤを組む・朝ラッシュの運転間隔を4分毎にするなど列車の本数を増やすことで混雑を緩和させていますが、この夏に予定されている首里-てだこ浦西間の開業もあり、増発での混雑緩和も限界になるのではないかと指摘されていました。


各駅のホームは3両編成まで対応可能(軌道は4両まで対応可能)で、ホームドアの増設や中間車両の新造、車庫の拡張などを行えば3両編成を運転できると思われます。

中には4両編成化を、との声もありますが、高架になっている駅のホームを1両分伸ばす必要があるため相当な工費と工期が必要ですし、自動改札の増設、さらにはホーム階段の増設(現状では非常時に4両分の乗客を短時間で避難させることができない)など大幅な駅の改造が必要と考えられます。

また乗降の多い県庁前駅では今の自動改札機の台数のまま4両にすると朝ラッシュ時には改札待ちの乗客がコンコースにあふれてしまいます。自動改札機の増設が必要ですが、今でさえ非常に苦しい配置になっており、駅舎の拡張工事を行わないと自動改札を増やすことができないと思われます。


検討に際しては3両化・4両化をともに検討し、工費や工期の比較が行われると思われます。現状でも待ったなしの状態であること、てだこ浦西駅までの開業後はさらに混雑が増すと考えられることから、個人的には工期の短い3両が落としどころと考えています。


また2019年3月末をもって「ゆいレールファンクラブ」の新規および継続加入の受け付けを終了するそうです。年会費500円で土休日限定の1日乗車券を2枚もらえるためお得な制度でした。3月末までは受付してもらえますので特に沿線の方で未加入の方はぜひ入会してください。沿線のお店のタイアップ割引については2020年3月末で終了とのことです。
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