JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

11/16・17沖縄県宜野湾市(JCC 4706)こっそり移動運用報告

2007-11-18 | インポート

11/16・17に沖縄県宜野湾市(JCC 4706)に移動運用してきましたのでご報告します。


 


【11月16日】


日本の航空会社のマイレージサービスはマイルを獲得した翌々年の年末で有効期限が切れてしまいます(JAL/ANAとも今後延長予定)。毎年のことですが期限切れの近いマイルは悩ましい問題です。たまたまJALに電話すると伊丹-沖縄の航空券が11/16・17でなら取れるとのこと(さすがに帰り18日は無理)。沖縄の滞在時間は約31時間と短いですが行ってみることにしました。


 


時間が短いため行動範囲は本島中南部に限られますが、合間を見つけて移動運用もやってみることにしました。アンテナは7/21MHz用のサガ電子ZA-721と夜間用の430MHz用ホイップ、いつもの9000mAHバッテリではなくFT-817にオキシライドを内蔵させることとしました(L3モードでしか動かせませんが)。短時間ですしこの時期沖縄から本土に飛ぶのか自信がないため最小限の装備です。このため「こっそり運用」となった次第です。





移動地は宿のある那覇に近く中南部で移動できそうな場所から宜野湾市にしました。宜野湾は人口が9.1万人で沖縄最大のスーパーであるサンエーをはじめ多くの有力企業の本社があります。宜野湾の高台に嘉数高台公園という小高い丘がありますのでここを移動地にしました。場所はこちら


 


ここは那覇から公共交通機関でも割と簡単に行けます。ゆいレールの古島駅から琉球バスの90番・98番で広栄団地入口バス停下車です。これらのバスは立体交差が続き「バイパス」と呼ばれる国道330号を走りますので路線バスと思えない速さです。






広栄団地入口バス停から目的地まで徒歩約800m。この交差点を左に入り、標高100mほどの小高い丘に登ってゆきます。「京都の塔」という看板も見えますが、これは嘉数高台公園にある沖縄戦での京都出身の戦死者を慰霊する塔だそうです。






嘉数高台公園にはちょっと変わった形の展望台があります。これは地球を表しているそうです。近くに寄ると地図が描かれているのがよく分かります。嘉数の丘は展望が利くため戦略上の要所となることから沖縄戦の激戦地の一つであったそうです。ちなみに展望はこんな感じです。これだけよく見通せるってことは確かに戦略上の要所ですね。




普天間基地です。実は展望台から基地の方向が本土方向でして、本土方向に開けているのです。那覇方面は山があり見通せませんが、中部方面は見晴らしが抜群です。ということで展望台の上から基地方面にビームが向くようZA-721をスローパーっぽく張ってQRVです。

 

まずは21MHzを聞いてみましたが何も聞こえません。うーん…オープンしていないようです。仕方ないので7MHzにQSYしたところ、本土が聞こえます。さすがに平日の午後ですので土日ほど混雑しておらずCQも出せます。なんとコールが返ってきました!! L3モードなので出ても2.5Wのパワーなのに本土まで飛ぶんですね。立て続けに2局QSOできました。

 



このまま順調かと期待していたのですが、突然S9+のノイズが7MHzバンド全体を覆うようになりました。不思議なのがバンドを外れると(例えば7110KHz付近)ノイズが消えてしまうんです。しばらく待っても全然ダメ。21MHzはノイズの影響を受けないんですが相変わらずオープンせず手詰まりとなりました。なんてこったい。仕方ないので短時間でしたが撤収としました。

 

夜にホテルから430MHzのFMでCQを出してみましたが、こっちも空振り。バンド内をワッチしていてもほとんどQRVしていないようです。残念。

 

 

【11月17日】

今日は昼過ぎに雨が降るとの予報でしたので、予定を前倒しして10時前に到着し昼までに撤収するよう出かけることにしました。場所は昨日と同じところです。アンテナも昨日と同じ方法で張りました。

 

まずは21MHzをワッチしますが今日もダメみたいです。ということで7MHzにQSY。今日は土曜日ですのでバンドは大混雑です。こちらからCQを出したのですがパワーも出ないし本土から遠いので潰されてしまいます。仕方ないので強い局をコールすることにしました。

 

3エリアの局が強かったのでコールすると兵庫県小野市とのこと。あらっと思ったら夏の高砂市移動で50MHzでQSOいただいた方でした。先方もびっくりされているようです。さらに何局かQSO成立。どうもQRMがなければこのパワーでも飛んでゆくみたいですね。

 

 

一区切り付いたところで21MHzにQSYすると…S9で何か聞こえてきます。8エリアと沖縄の局のQSOみたいです。えーーっ、と半信半疑でCQを出すと8エリアからコールが返ってきました。2,000km以上の飛びですね。電池のリグなんですけどHi 8エリアの中富良野町の方からもコールがあり、よく話してみると9月に行ったラベンダーで有名なファーム富田の至近とのこと。大きなアンテナに覚えがあったので話すとまさにそのアンテナからQRVされているとのこと。驚きです。

 

その後もぼちぼちオープンで楽しめたのですが、電池が切れかかりです。途中で一度強制オフになってしまいました。この時はスイッチを入れ直すとまたQRVできたのですが、10分ほどでまた強制電源オフがかかり、電圧も7V台まで落ちています。せっかくのオープンですがこれが限界ということで撤収としました。

 

 

オキシライドではSSBなら3時間強の運用時間を確保できることが分かりました。意外に飛んでくれたので楽しめました。オキシライドについてはまた別にまとめようと思っています。

 

意外にも飛んでくれてびっくりしました。両日あわせて7MHzで5局、21MHzで7局の計12局とQSOできました。各局ありがとうございました。


コメント (1)
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