JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動運用報告

2007-11-04 | インポート

11/4に兵庫県宝塚市(JCC 2715)行者山東観峰に移動運用してきましたのでご報告します。


 


本日はオール大阪コンテストです。昨日も移動運用したところですが、今月はこの連休程度しかQRVできそうになく今日も移動することにしました。オール大阪コンテストは前半がCW、お昼がRTTY/SSTVの特殊モード、後半がフォーンという構成です。CWと特殊モードはパスして午後からのフォーンに参加することにしました。


 


大阪府内の局は全国が対象、府外局は府内局のみが対象です。それなら池田の五月山とか茨木の竜王山とかに登ればいいのでは?と思われるかも知れませんが、このコンテストにはQRP部門がなく(3エリアのコンテストってQRP部門がない場合がほとんど)、50Wの局とハンデ無しで戦わねばなりません。さすがにEsは期待できず、GWではこれらの局と勝負になりませんから無謀でしょうHi という理由からあえて府外局としてエントリーしようと決めました。



府外からなら府内局だけが有効になりますから、50Wの連中とのハンデは小さくなります。なるべく府内に近く、府内を一望できる宝塚の行者山に移動することとしました。ここなら大阪府内の局は飽和するぐらいの強さで入感します。昼頃まで慣らしを兼ねて通常の移動運用をやって、フォーンの時間になればコンテストに専念することにしました。


 




前回と同じく行者山へは最短で登れる光ガ丘(逆瀬川駅の山手)から登ります。前回で勝手が分かっているので登りやすいですね。20分ほどで到着です。さくさくとアンテナを組み立て、案内板の柱でポールを固定して準備完了です。



50MHzは久々の2エレHB9CV、144MHzは5/8λ2段ホイップです。ここは山頂が狭いので50MHzの3エレを上げることができませんが、大阪府内の局相手なら2エレで全く問題ありません。木が邪魔で2エレもポールに組み付けてから固定しないと固定できないのです。ちなみにどんな狭さかというとこんな感じです。



こんな狭さです。アンテナを組むにも他に人がいると邪魔です。

 

 

今回はもう1つ1200MHzのハンディ機も持ってきました。昨年の結果をご覧頂ければ明らかですが、昨年の1200MHz府外電話部門は1局しかエントリーがなく(当然その方が入賞)、数局QSOできれば入賞の可能性があるのです。1200MHzをワッチしながらFT-817を使えます。ハンディ機+直付け5/8λ4段のホイップでも十分府内に届くでしょう。全部のセッティングは9時半過ぎに終わりました。

 

いつも通り50MHzよりスタート。3エリアはあとでQSOできますから他エリアを探してみます。行者山は東方向に強いのでビームは東方向です。いきなり静岡県浜松市移動が59で聞こえてきます。他にも亀山市・豊田市固定など2エリアからコールを頂きます。さらには長野県木曽郡もQSOできました。

 

次に144MHzにQSY。本日も京都の2m SSB愛好会のマラソンコンテスト中ですからよくコールを頂きます。驚いたのは愛知県半田市からコールを頂いたこと。やっぱり行者山のロケーションはFBです。あとは1200MHzの動作確認を兼ねてCQを出してみました。こちらも幸い茨木市よりコールがあり、飛んでいることが確認できました。1Wに5/8λ4段直結でも飛んでくれるもんですね。

 

11時半頃になるとコールが減ったため、お昼にします。あとはバンド内をワッチ。本日はオール大阪コンテストの他に東海マラソンコンテストも開かれており、2エリアの移動局はこちらに参加されている方が多いようです。ルールを調べてこなかったので参加は見合わせましたが、かなりの局が聞こえています。

 


そうこうするうちに時間となりましたのでコンテストに参戦することにしました。50MHzと1200MHzを両方ワッチです。1200はFM機なので呼び出し周波数の1295.00MHzだけをワッチすればいいので特に負担にはなりません。50でVFOを回して片っ端から呼んでゆきます。JA3RL/JA3YRLもQRVしており、池田からQRVしない方がよかった形ですね。

 

それはいいですがコンテストの周波数は東海マラソンコンテストとオール大阪コンテストで混戦状態。1局でも多くQSOしようと弱めの局を丹念に聞いていると大抵2エリア。これは困ったのでビームを南大阪方面に向けて2エリアの信号を弱くすることにしました。これでも茨木・高槻が聞こえますから問題ないでしょう。ビームアンテナの裏技的使用法ですねHi

 

一方の1200MHzはほとんどQRVされておらず、頑張っておられるのは府内の2~3局のみです。仕方ないのでこちらからもCQを出してみました。かなり空振りが多いのですが、有り難いことにコールも頂けます。

 

 

50と1200にQRVして約1時間。新たにQRVする局も減りましたので28MHzと144MHzもチェック。28MHzは聞こえる局のSが強いもののほとんどQRVしていません。JA3RLを入れても3局しか確認できませんでした。144は聞こえている個人局を片っ端からコールしてサービスしました。とはいえこちらも時間が経過してQRVする局が少な目です。

 

その後も1200MHzで粘ったり、50MHzのバンド外れでCQを出してみたりで亀のようなペースですが局数が伸びてゆきました。しかし、夕方を前にして冷たい風が吹くようになりました。時間も予定の16時が近くなりましたので撤収としました。最後に1200MHzでCQを出すと1局コールを頂き、これにて終了。1200は局がおらずこちらからも一生懸命CQを出して何とか頑張りました。

 

 

オール大阪コンテストはフォーンが午後帯ということもあり、時間が18時までであるものの意外と短期決戦になるということがよく分かりました。府内でQRVしようとすると日暮れが早いという季節的な制約もあり茨木の竜王山が使えず、良い移動地の候補がまだ見つかっていません。来年までの課題でしょう。

 

本日はコンテストを含め28MHzで2局、50MHzで38局、144MHzで15局、1200MHzで11局の計66局とQSOできました。コンテストはどの部門にエントリーするか少し整理してから判断します。各局ありがとうございました。


コメント (4)
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