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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「歌が巧くて素敵な声」の持ち主の共通点

2021年12月22日 | 音楽談義

4年ほど前に手に入れた「島田祐子」さんのCD全集は、オーディオ仲間からも好評で「花の街」(作曲:団 伊久磨)などがよく所望される。

彼女の明るくて”ふくよかな”歌声を聴いていると「母親の胎内で気持ちよく羊水に浸りながら眠っている」感じがしてくるから不思議。まるで「日本のお母さん」みたいですね。


そのうち、ふと「歌が巧くて素敵な声の持ち主には共通点があるのではないか」と思い至った。

たとえば顔の造作について。

              

              

ずらっと並べたのは「美空ひばり」、「五輪真弓」、そして「島田祐子」さん。それぞれ定評のある歌唱力の持ち主である。

この3人の共通点として気付くことはどちらかといえば、やや顔のエラが張った幅の広めの顔の持ち主ばかりだとは思いませんか?

こういう顔立ちは歯並びが良くて「咀嚼力」(ものを噛む力)が強いだろうし、咽頭部が丈夫そのもので「声帯」も強靭で大きそうな気がする・・・。

そういえば、先日亡くなった世紀のソプラノ歌手(コロラトゥーラ)「エディタ・グルベローヴァ」(当たり役はオペラ魔笛の「夜の女王」)だって同じような顔立ちに見える。

              

ちなみに、政治家でも一般的に細面よりも幅の広い顔の方が「向き」
とされているが、見た目の安心感とともに安定した声が有権者の心を獲得しやすいのかもしれない。

それはさておき、島田祐子さんの声があまりにも素晴らしいので、我が家の近くにお住まいで「歌心」の有る知人の「I 」さんにCDを貸してあげた。

「I」さんは地方政治家として活躍されているが、4年ほど前にご自宅の80坪ほどの集会用の地下室に置くために我が家の余ったオーディオシステム一式を貸し出している。

グッドマンのエンクロージャーに入った「フィリップスのフルレンジ」(口径30センチ:アルニコマグネット)が朗々と鳴っており、貸した後で「しまった!ほかのを貸せばよかった」(笑)。

広い部屋で鳴らすのと狭い部屋とでのサウンドは雲泥の違いで、「色の白いは七難隠す」ではないが「部屋の広いは七難隠す」ことを痛感したことだった。

その「I 」さんから電話が入った。

「島田祐子さんのCDありがとうございました。さっそく聴かせていただきましたが、まるで心が洗われるようで日本人に生まれて良かったとつくづく思いましたよ。それにどの曲も詩的でとても言葉が美しい。とりわけ”あざみの歌”には感激しました。ぜひ他の4枚のCDも貸してください。」

「あざみの歌」は戦後の昭和25年、信州の諏訪湖畔で暮らした横井弘が人生観を「あざみの花」に託した歌詞に「八州秀章」が作曲したものであるとライナーノートに記されていた。

スコットランドの国花「あざみ」 → 

それでは、その美しい歌詞の余韻に浸りつつ終わりとしよう。

山には山の 愁いあり 海には海の 悲しみや ましてこころの 花園に 咲きしあざみの花ならば

高嶺の百合の それよりも 秘めたる夢を ひとすじに くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが想い

いとしき花よ 汝(な)はあざみ こころの花よ 汝(な)はあざみ さだめの径(みち)は 涯(は)てなくも 香れよせめてわが胸に



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