「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「2021年を振り返って」~前編~

2021年12月26日 | オーディオ談義

今年(2021年)も早いもので残すところ1週間を切ってしまった。

時間の観念としては相変わらず「1日は長い」が「1年は早い」と思っている(笑)。

それでは年末恒例の「今年1年を振り返って」の稿を起こしてみよう。

な~に、この1年で新たに起きた「めぼしい出来事」を挙げて記録に残すだけの話である。それでは時系列でいこう。

✰ EL34プッシュプルアンプ



低音域専用として仲間から譲ってもらったアンプである。借りて使っているうちに情が湧いたという感じかな(笑)。

我が家では一番力持ちの「出力30ワット」クラスで、WE300Bなどのシングルアンプが数ワット程度だから「パワフル=レーゾン・デートル」といったところ。

たとえばウェストミンスター(100ヘル以下)を駆動するとまったく不満のない低音に恵まれるが、ややチカラ任せのところもあるようで・・(笑)。

これは余談になるがメーカーによると上級管の「KT88」も挿せるというので「EL34」を外して付けてみたところ、あえなくオーヴァー入力のせいで電源トランスが故障して取り換える破目に~。

余計な出費にホトホト困った一幕だった。

つい最近では前段管の「12AU7」(ロシア製)からノイズが出てきて、4本まとめて取り換えてようやく落ち着いてきたところ。

今後の展望は「EL34」のロシア球を「テレフンケン」や「ムラード」の有名どころに代えて鳴らしてみることぐらいかな。

✰ 新しい箱づくり

使い方次第ですぐにノイズが出やすい「AXIOM80」(オリジナル版)だが、壊れたときのスペアとして保管していた「80」(復刻版)も、本家本元が壊れる気配が無いのでこのほど積極的な活用策に打って出た。

新たに専用の箱を「板厚1.2cm」の薄い板で作ろうという算段だった。出来るだけ箱を振動させて響きを豊かにしようという目論見である。

畢竟、ヴァイオリンもピアノ(響板)も「木の響き」を聴いているようなもんですからね。



仲間に手伝ってもらい、バッフル以外はネジを使わずに強力な接着剤で相互に板をくっつけて「横50cm×縦40cm×奥行き40cm」の小振りの箱が出来上がった


現在は手軽に「80」を聴きたいときにときどきSPスタンドの上に載せたりしながら聴いているが今後の活用方法としては、「ウェストミンスター」の上に載せる手もあるようで・・。

なお、調子に乗って同じサイズの2台目の「口径30cm」用の箱も作り、「トライアクショム」(グッドマン)を容れてときどき楽しんでいる。

✰ 中国製DAC「A22」の登場



今年最大のハイライトでもいうべきDAC「A22」(GUSTARD)の登場である。(画像の機器の上に載せているのは小型のヒート・シンクで真夏は重宝している)

中国製といっても、カギとなるチップはクラシックファンに定評のある「AK4499」(旭化成)が使ってあり、実用中の仲間からも高評価だったし、「北国の真空管博士」からも「とても優秀なチップを惜しげも無く左右両チャンネルに使ってますよ!」とお墨付きをいただいたのでためらうことなく購入した。

どうやら国内では最後の購入者だったみたいで、以後「A22」はネットの販売欄からプッツリ姿を消した。例の旭化成の火事で「AK4499」が生産不能となり、今や幻のチップとなったようだ。

このDACが到着したのが7月下旬だから既に5か月ほど経つがネットラジオの「モーツァルトチャンネル」をハイレゾ「384Khz」で受信し毎日堪能している。

そして、ここで「ホット・ニュース」!

それは何かというと「ヒューズの入れ替え」である。

ヒューズは「縁の下の力持ち」的な存在だが、機器の電流が必ず通る部分なのでなるべく配慮したいところではある。

DACの場合、真空管アンプなどとは違って精密な内部を弄ったりすることは難しいが素人が唯一触(さわ)れるところといえば「ヒューズ」ぐらいのもんだし、仲間から「GUSTARDの黄金ヒューズがネットに載ってるよ」と、聞きつけてさっそく購入した。



1個「3000円」なり。普通の「ガラス管ヒューズ」と比べてズシリと重たい!

差し換え方法となると、さっぱりわからず仲間に協力してもらってやっと首尾よくいった。

裏側の電源端子の下の部分に「ヒューズケース」が収納してあり、それを小さな「マイナスドライバー」で強めに弾くと開いた。

「たかがヒューズ、されどヒューズ」で練り上げられた繊細なシステムほど顕著に音の差が出てくるはずだが、結果はいかに~(笑)。

ウ~ン、これまでよりもさらにレンジが広くなって低音域の力感が増した気がするが・・。

我が耳だけでは頼りないので確認の意味で、昨日(25日)の午後仲間に来てもらって試聴してもらった。

すると「たかがヒューズ1本でこんなに音が変わるんですか!」と、激賞のオンパレードだった。

音の抜けからレンジ、瑞々しさなどあらゆる音質の形容詞を使っても足りないほどすべてわたって向上したとのことで「さっそく我が家も購入します」。

「これだけ音質に効果があるのなら最初からこのヒューズを付けて売ればいいのに~、販売価格に3000円上乗せすればいいだけの話だが・・」と二人で悲憤慷慨したことだった(笑)。

デジタル機器の場合、可能な限り「ヒューズにも気を配ったほう良いみたいですよ~」

以下、「後編」へと続く。


この内容に共感された方は励ましのクリックを →      

 

 

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする