「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

困ったときに頼りになるアンプ

2021年12月21日 | オーディオ談義

毎日飽きもせずひたすらオーディオを弄っていると、真空管やアンプそしてスピーカーが自然と溜まってくる。

相互の優劣がつけば「優勝劣敗」の法則により、劣ったものはすぐに追放すれば物は溜まらないのだが、自分はあいにく往生際が悪くていつまでも未練を持つタイプである(笑)。

とりわけ、図体がかさばるスピーカーはそれぞれに「持ち味」があり「これしか出せない音」があって廃棄処分にするにはどうしても忍びない。

人間にたとえると「スピーカーは外見であり、それに魂を吹き込むのがアンプである」という言葉を見かけたことがあるが、アンプ次第で様々な変貌をみせるスピーカーはいくつあっても楽しませてくれる。

というわけで、改めて我が家のスピーカーを数えてみると今のところ7系統ある。

ブランド名は省略してざっと挙げてみると、

 「スーパー10」+「ウェストミンスター」(以下「スーパー10」)

 「D123」+「075ツィーター」

 「AXIOM80」(オリジナル版)

以下は「SPスタンド」を利用するスピーカー

 「PL100」 「AXIOM80」(復刻版)  「ニューゴールデン8」 「トライアクショム」

というわけだが、今のところ「センター」の位置を占めているのはの「スーパー10」である。



このシステムはまだ「畏友」のYさんには聴いていただいてないので、18日(土)の午後に招待したところ、
一聴されるなり「ジャズサウンドにはピッタリですけど、弦楽器となるともっと中高音域の潤いが欲しいですねえ。」と、もろ手を挙げて賛成とはいかないご様子。

日頃から聴き慣れている「AXIOM80」(以下「80」)を基準にされているわけだが、「いくら何でも弦楽器において80と比較するのは酷というものですよ」と、思わず悲鳴を上げたが、なまじ80を持っていると、こういう風に比較されてろくなことがない面もあるようでして。

つまり「功罪相半ば」という言葉がピッタリ~(笑)。

Yさんについてもシステムのほんのちょっとした弱点でも見逃さないので、ついこの言葉を進呈したくなってしまう。

結局、この日は以後「80+ウェストミンスター(サブウーファー)」を真打にしてから帰っていただいたが、いつも80ばかりスポットライトが当たるのもちと面白くない。

一旦、気を鎮めてから「スーパー10」の低音域は非の打ちどころがないんだから、中高音域を何とかもっと魅力的に出来ないものか、と復活戦を粘ってみた、そして、その手立ては・・。

二つの方法がある。

1 「スーパー10」にコイルとコンデンサーを使って2ウェイ方式にしてツィーターに手持ちの「スーパー3」を持ってくる

2 駆動するアンプを代える

1は大掛かりになり過ぎるので、今回はとりあえず2の方法で対応することにした。

さて、どのアンプを持ってこようかな・・。

ふと「アンプに困ったときは古典管の71系アンプを使えばいい」という言葉を思い出した。

「スーパー10」は能率が95dbくらいなので「71系」の出力で十分だろう。



このアンプで聴いてみると「WE300Bシングル」と較べてレンジを欲張ってない分、高音域にクセがないのでとても聴きやすく相性としてはこちらの方が上だね~。

イメージとしては「鋭利な刃」があまりにも切れすぎて「もろ刃の剣」になり、安心感のある「鈍刀」に負ける感じ、かな。

改めて温厚な「71系」の良さを堪能しながら、しばらくこれで聴いてみることにした。

やはり、いつ出番が回ってくるか分からないので命尽きるまでアンプの整理はできませんなあ~(笑)。


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