「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

SPユニット「スーパー10」の復活

2021年12月11日 | オーディオ談義

ブログを始めてからこの10月下旬で15年が経過し、記事の数も2600件余りとなると、過去の記事のタイトルを目にしただけではどういう内容かさっぱり忘れて思い出さない。

つい先日の過去記事のランキング上位に登場した「先入観は罪、固定観念は悪」にしても、はてどういう内容だったかな?

で、一読してみると、ははあ・・。



画像のとおり「スーパー10」(英国:ワーフェデール)をウェストミンスターの上に載せて「いい音」が出たという記事だった。

オーディオ仲間からも好評で次のようなコメントが載っていた。

「一皮剥けましたね。ベールが一枚も二枚も取れた感じです。このスーパー10はまるでホーン型のように音が飛んで来ますね」

「そうなんです。強力な赤帯マグネット付きのユニットはコーン型でありながらホーン型の良さも併せ持つ優れものですよ。よく引き締まった音でスピードがメチャ早いです」と、つい調子に乗ってべらべらと。

人の誉め言葉を素直に受け止めるのが私の美点の一つです(笑)。

と、いったご機嫌な様子。

ただし、我が家のオーディオは「日替わりメニュー」なので、この「スーパー10よ、今いずこ」となると、現在は倉庫で「予備役編入中」。

「もったいないなあ、もう一度ウェストミンスターの上に載せてみようか」と、思い立つのは自然の道理だった。

昨日(10日)の午後のことだった。

倉庫から持ち出してきて自作のバッフルから取り外した画像がこれ。口径25cmである。



「赤帯マグネット」といってもいろいろだが、これは重量級の代物でズシンと重たい。

さて、どういうバッフルに取り付けようか・・。

以前と同じことをやっても面白くないので、3年ほど前に購入した木製の「植木鉢」に収めてみることにした。

数種類あるうちからユニットの口径に合わせて寸法取りをしてみると、何と奇跡的に4か所のネジ穴がピッタリ周囲のふちに沿って合うものが見つかった。

これだとメチャ楽である。(ユニットの)ネジ穴をそれぞれドライバーで止めてあっという間に終わり~。


この「スーパー10」をフルレンジで鳴らし、ウェストミンスターは「100ヘルツ以下」(-6db/oct)の「サブウーファー」として使う、いつものスタイルである。

幸い、ウェストミンスターに内蔵しているユニットも同じワーフェデールの赤帯マグネット付き「スーパー12」(口径30cm)なので音色が合わないはずがない。

「スーパー10」には「WE300Bシングル」アンプを、「スーパー12」には「EL34プッシュプル」アンプをそれぞれ充ててみた。

以下、自画自賛は「はしたない」ので、控えておこうと思うのだが「筆」がどうにも止まらない(笑)。

バッフルのないユニットの有利性、後面開放の音の抜けの良さ、円形の植木鉢による定在波の解消、後面から前面に回り込む音の排除の優位性などが相俟って、まったくこれまで聴いたことがないようなサウンドが聴こえてきた。

何と表現すればいいのかまずもって悩むが「余計な音が付随してこない」のが第一の特徴で、それに加えて正確な「音像定位」、魅力的な音色、深々とした奥行き感、音声信号に対するハイスピード感、そして雄大なスケール感・・・。

これは掛け値なしに素晴らしい!

夢中になって3時間ほどぶっ続けに次から次へと馴染みの曲を掛けながら聴き耽ったが、あきらかにこれまでとは一ランクも二ランクも上の音が聴こえてくる。

とうとう我が家で「NO.1」のサウンドが登場したかと感慨無量・・。

この状態がいつまでも続いてくれるといいんだけどなあ(笑)。


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