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湖の存在の証明

2009-11-29 00:41:48 | NASA
Columbusクレーターの中にかって湖が存在していた証拠が見つかったとのこと。
Columbusクレーターは、南緯29.52°、東経193.90°にあり、大きさ115km。
斜め北約1,320kmには、SpiritがいるGusevクレーターがあり、南下約980kmには、ロシアのMars3Landerの着陸地点がある場所です。

詳細は、下記にて

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=52649574&expand

上記のナショナルジオグラフィック ニュースによると、
コーネル大学のジェームズ・レイ氏がNASAのMROが送ってきた画像から、かって湖が存在していた証拠となる鉱物を見つけたとのこと。今後、化石湖の化学構造を研究する場所として、このColumbusクレーターが最適な研究対象であり、重要な場所となる模様。

その証拠とは、
・ある鉱物がクレーターの内側に“バスタブリング(浴槽の水際にに残る湯垢の輪)”状に残っているのを発見した。
・その鉱物とは、水がないと形成されない含水鉱物である粘土と硫酸塩で、それが交互に重なった地層があることが明らかになった。(近赤外分光計)
・上記の特徴こそ大きな湖がゆっくりと蒸発した証拠である。
・さらに、このクレーターは、地下水だけを水源としていたと考えられる数少ない化石湖の候補のひとつだとのこと。

Columbusクレーターができたのは、約46億年前から35億年前まで続いたノアキアン期という温暖湿潤な時代であるとのこと。
Gusevクレーターもノアキアン期に隕石の衝突でできた化石湖の湖底部分の典型と考えられていたが、Spiritが調査した結果、火山性の玄武岩しか見つからず、含水鉱物は発見されていない。


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