火星への道

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デボン島での火星探査シュミレーション終了

2009-07-28 00:32:48 | 火星協会




7月6日にアメリカ火星協会の6人のFMARS(the Flashline Mars Arctic Research) のクルーがデボン島に着いてから約1ケ月が経って、26日が最終日となりました。
この間、いろいろ新しい試みをしたとのことです。
例えば、
・UAV (Unmanned Aerial Vehicle)での地質調査場所の探査
・地震波を使用して地表下を探査し、水を探す
・含水鉱物から水を抽出する
・GPSの使用
・フロリダから探査車を遠隔操作する
と言うようなことを火星用宇宙服を着てやりました。
この調査の詳細は、7月30日から8月2日に開催される第12回火星協会のコンベンションで発表されるとのことです。

デボン島での様子は、下記にて
http://www.fmars2009.org/

火星協会は、こちら
http://www.marssociety.org/portal/groups/AnalogsTF/FMARS09SimBegins/

野外活動の一コマです。遊んでますね!


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-08-02 22:54:42
詳しい報告が下記に載ってます。

http://www.marssociety.org/portal/groups/AnalogsTF/FMARS2009Completed/

夏の比較的良い条件ではあったとしても何しろ北極圏ですから結構、過酷であったようですね。
実施した成果
①無人空中機(UAV)をデボン島上空で6回操縦したとのことです。宇宙服を着ても十分にUAVを発射、操作、回収という一連の作業が出来たとのことです。(Prioria Robotics社の提供)
②GPSユニットを使用して長距離のEVA(乗物を使用した活動)でGemini Hills(Haughton隕石によって作られた熱水角礫岩の大規模な堆積)へ正確にたどり着きました。この活動の主目的は、このサイトで石こう堆積物を見つけて、サンプル採取することでした。石膏は、 20%の水を含む水和されたカルシウム硫酸塩鉱物であり、地球上と、そして、火星の多くの場所でふんだんにあるものです。焼き石膏、sheetrock、セメント、および他の建築材料を作るのに使用されて、この白い鉱物は、将来の火星の産業に、重要な資源になるでしょう。 乗組員は、サンプルを持ってHabに戻ってから、それらをつぶして、加熱して、純粋な液体の水と焼き石膏を回収しました。(デル・マー大学による提供)
③地球物理学関連でEVAが2回行われたそうです。1つは、Nanometrics社に提供されたTrillium Compactというデボン島初めての地震計を設置することでした。もう1つは、宇宙服を着た探査者が如何に効果的に低周波電磁気測量機器TEM47-PROTEM(Geonics Limited社に提供された)を使用できるかテストしました。それは、ハブの近くのHaynes尾根の地下の水を探すためです。将来の火星探査でも必要な技術です。
④Class IV高出力レーザー治療装置(Lighthouse Technical Innovation, Incに提供された)を使用した調査研究では、クルーが被験者でもありました。 レーザー療法は、コヒーレントレーザー光線の皮膚への浸透が深部加温と局部血管拡張を引き起こすために効果的です。拡張血管によって起こされる血流の増加は、多くの作用を提供します。特筆すべきは、肉体的に激しい活動のための筋肉の準備とその後の筋肉痛、筋違い、又は負傷からの痛みの回復を加速させることです。この治療は、クルーにくつろぎを提供したので、人気だったようです。
⑤Omega Envoy Project(Google Lunar X PRIZEを競うチーム)は、2009年のFMARSミッションの間、テストするためのプロトタイプの月面車を提供しました。通信とビデオ・パッケージが装備されていて、探査車はオーランド(フロリダ)のチームの本部からのインターネット経由で継続的に運転されました。このデモンストレーションは、主要技術を立証して、離れた場所から探査車とコミュニケートして、監督するという一連の関連する遠隔操作経験を提供しました。
⑥クルーは、Garmin Forerunnerを装着しました。それはGPS機能と生理的なデータを同時に集める心拍数モニタシステムを装着してました。クルーはまた、ニコンによって寄贈された、Coolpix P6000という GPSを動作するカメラを使用することで地図情報つきで写真とビデオに記録しました。
⑦ 広報活動としては、Twitter、Facebook、ユーチューブ、およびPicasaウェブAlbumsのようなツールを活用して、FMARSクルーとこのミッションに関心のある人々とで活動を共有するのに成功しました。
スポンサーも多岐に渡ってますね。The Mars Society,4Frontiers Corporation, NASAは、当たり前にしてもNikonが入っているのは、驚きでした。全部で19団体ですね。
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