11月25日の発表です。
ExoMARSの2016年ミッションの2つの探査機がいよいよESAから打上げ基地カザフスタンのバイコヌールへ送られることになりました。
http://exploration.esa.int/mars/56908-exomars-prepares-to-leave-europe-for-launch-site/
フランスのカンヌにあるThales Alenia Spaceで最終チェックを受けてから出荷されます。
それぞれ12月21日と23日にcosmodromeに到着予定です。
そこで、組み立てられて、3月14日から25日の打上げウインドウの期間に打ち上げられます。
使用するロケットは、ロシアのプロトンロケットです。
火星到着は、10月となります。
10月16日にSchiaparelliとTGOが切り離されて、19日にSchiaparelliは、メリディアニ高地(the Meridani Planum)に着陸します。
NGOは、Schiaparelliのデーターをすでに火星を回っている他の周回機とともに中継します。
Schiaparelliは、搭載のバッテリーによる稼動が数日間と見積もられています。
Schiaparelliの主要な任務は、ExoMARS2018年ミッションの探査ローバーのために、EDL(突入・減速・着陸)のデーターを得ることですので、着陸しさえすれば大成功、極端に言えば、大気圏に突入するだけでも成功と言えるでしょう。
TGOの方は、火星大気の測定(メタンの検出、気象情報等)と今後のミッションの通信基地として活躍することでしょう。
下図が着陸実証機のSchiaparelliと周回機のThe Trace Gas Orbiter (TGO)の画像です。
Schiaparelliは、TGOの上部に設置されている。クレジット:ESA-ステファンCorvaja、2015
クレジット:ESA-ステファンCorvaja、2015
ExoMARS2016:TGOとSchiaparelli。クレジット:ESA / ATG medialab