火星への道

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次!3周回目!

2014-11-21 22:44:14 | MSL

What'sNewによりますと、Sharp山の麓の"Pahrump Hills."で調査ターゲットを決めるためCuriosityは、慎重にかつ熱心に活動しています。
2回目の調査を終了したとのことです。
この結果を用いて3回目の移動時にドリルしてサンプル採取する場所を決定します。
第一候補は、Sol759(9月24日)にSharp山の麓で初めてドリルをしてサンプルを採取した"Confidence Hills"の近くの "Pelona," と呼ばれるところです。
"Pelona," は、細かい粒子で綺麗な層状の岩です。
下図は、横が約70cmでえんどう豆大の粒子を含有した細かく層状になった岩盤です。 
この中に "Pelona," が含まれているそうです。
Sol803(11月9日)にNavCamにて撮影されたものです。 

第二候補は、"Pink Cliffs."と呼ばれる耐食性の岩です。
周囲の平らなプレートよりも風食に抵抗性があるため尾根のように盛り上がって見えます。
このような特徴の場所もCuriosityの興味の対象です。
下図がその画像でSol771(10月7日)にMastCamで撮影されたものです。

 

下図は、"Pahrump Hills" の下層の端から北東方向の画像です。
露頭からすぐ砂地が広がっている様子が分かりますね。
Sol807(11月13日)にNavCamにて撮影されたものです。 
*凄い~歩きにくそう! 

下図は、細かい砂が風に運ばれてさざ波のように堆積しているところをCuriosityのホイールで断面が見えるように取り除いたところです。
これは、この付近の砂地の状態を確認するために行われました。
Curiosityは、砂地のほうが岩場より動きにくいことを経験していますからね。
Sol801(11月7日)にMastCamで撮影されたもので、左右で1.2mです。 
中心から左側にChemCamのレーザーショットの痕が見えます。 

ChemCamに少し不具合が出ているようです。
望遠鏡の焦点を合わせるための連続波レーザーが弱体化しているとのことです。
問題が確実になれば、ChemCamチームが代替方法をテストする予定とのこと。
心強いです。大丈夫でしょうね。 

下図は、Sol807時点のCuriosityの位置です。

 

 

コメント
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