柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

小さな旅のはじまり2

2012年03月19日 | 良寛さまのことなど
 15日のお昼近くに、改めて「寺泊」から「出雲崎」に向けて海岸線を走りました。

 寺泊をはずれると、そこは「郷本」です。「郷本空庵跡の石碑」を発見、危うく通り過ぎるところでした。
岡山県「円通寺」での修行を終えられ、さらに諸国行脚の後、北国街道を通り越後に戻られた「良寛さま」でした。
生まれ故郷「出雲崎」ではなく、そこを通り過ぎ、
しかしあまり離れていない「郷本空庵」に落ち着かれた心中はいかばかりだったでしょうか。




 やがて車は「出雲崎」でした。この日は風が強く、海は荒れていました。
防波堤を乗り越える波としぶきからカメラを防御しながら、シャッターチャンス狙いました。




 ここからは「弥彦山」がまるで海に浮かんでいるように見えました。
いつも新潟平野の方から見ている「弥彦山」でしたが、海岸側から見る「弥彦山」は美しく堂々たるものでした。


 やがて良寛さまの生家・橘屋跡に建つ「良寛像」と「良寛堂」です。


 その「良寛像」はじっと海の方「佐渡島」を見やっています。
良寛さまの母親は、「佐渡相川」から橘屋に嫁がれています。肩を落として海を見る姿が、なんとも寂しそうでした。


 出雲崎からの帰り道、雲間から漏れる陽射しにギラつく海水面が印象的でした。


 この日は、さらにもう1泊の「ホテル飛鳥」でした。
じつは、久々の「良寛さま」でした。明日はどうしても撮りたい「五合庵」、その近くで泊まりたかったのです。

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