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マタギ犬とはどんなわんこ?その仕事と歴史について

2016-01-27 | アイヌ民族関連
マイナビニュース-   [2016/01/26]
マタギ犬とマタギの関係
そもそも「マタギ」とは?
まず、マタギ犬を知る前に、マタギという言葉を聞いたことが少ない方も多いと思いますので、マタギという言葉の意味からご紹介しましょう。
マタギとは、北海道や東北地方で、熊やイノシシ、カモシカ等の大型動物、時にはニホンザルやウサギなどといった小動物を集団で狩りをする者のことを言います。
狩りのパートナー「マタギ犬」
マタギの意味を理解すると、マタギ犬が一体どういった犬なのかは、だいたい想像が付くと思います。
このマタギにより熊やイノシシ、鹿の狩りに使われていた犬のことを指し、外見は今の日本犬の姿で、大きさは中型犬ほどのサイズといわれております。
縄文時代に存在していた犬の特徴を持った遺伝子を多く残しているといわれているマタギ犬は、別名「熊犬」とも言われ、狩猟を目的に使っていた犬の総称であると言われており、決して国際的に認定された犬種ではありません。
マタギ犬を祖先に持った犬
現在正式にこのマタギ犬を祖先にもった犬種は、秋田犬と北海道犬のみと言われています。
ちなみに、以前東北地方には、8犬種が存在していたといわれていますがご存知でしたか?
マタギを先祖に持つ8犬種
会津犬
津軽犬
秋田犬
仙台犬
越路犬
岩手犬
相馬犬
高安犬
残念ながらこの中で生き残っているのは、有名な秋田犬、そして岩手犬と言われています。
(岩手犬については、のちほど詳しくご説明します。)
昭和初期の日本犬ブームで、日本犬の知名度を上げるために一役買ったと言われるこの8犬種。
日本犬のブームにより、ブリーダーが優秀な個体を買占めてしまい、原産地には良い個体が残らなかったといわれています。
また狩猟を行う機会も減ってきたことで、個体数が減少し、更に追い討ちをかけるように、戦火よってその姿を消して行きました。
最終的には、以前から存在していた保存会も、頭数が減ったことによって後に解散したと言われています。
それでは、このマタギ犬を祖先に持つ、現在も残っている犬種について詳しくご説明していきます。
北海道犬
北海道犬(別名アイヌ犬)は、アイヌ民族が縄文時代の初期に北海道へ移住した時に、北海道の厳しい環境に生き抜き、そして順応したマタギ犬が残ったのではないかと言われています。
アイヌ民族は、このマタギ犬のことを当時「セタ」と呼んでいたようです。
弥生時代には、渡航人が連れてきた犬との混血が始まったといわれていますが、北海道という特殊な立地で、混血の影響は最小限にとどまり、この血統が維持できたのではないかと言われています。
のちにイギリスの動物学者によって、正式に「アイヌ犬」として認定され、さらに1937年には、文部省によって天然記念物である「北海道犬」として定められました。
秋田犬
「秋田マタギ犬」と言われている犬が祖先と言われ、岩手県から秋田県にまたがる山岳地帯が原産といわれており、山岳地帯でも疲れることなく走り回れる膨大な体力を兼ね備え、勇敢で大型の動物に攻撃を与える闘争本能を持ち、性格そのものは猟犬らしく好戦的な性格といわれています。
中型犬として狩猟で活躍していたのですが、江戸時代に入り、闘犬が盛んになると、この秋田マタギ犬も大型犬へと改良され、交配には土佐犬や大型の洋犬が用いられたと言われています。
この洋犬とは主にジャーマンシェパードドッグやグレートデンが用いられたと言われています。
中型犬として狩猟に用いられていた秋田マタギ犬は、交配によって徐々に大型犬へと進化していきました。
しかし、大正時代になると、この大型の姿と特徴を残しつつ、日本犬本来の姿へ戻す努力が行われるようになったと言われ、1931年には、約9頭の犬が正式に「秋田犬」として国の天然記念物へと認定されました。
岩手犬
「岩手犬」という名を聞きなれない方も多いかもしれません。
この犬種もこれまで説明してきたマタギ犬と同じく、秋田、岩手県が原産の犬です。
岩手マタギ犬や秋田マタギ犬(秋田犬参照)と呼ばれ、一時期は中型犬でしたが、同じ原産地で闘犬として大型化した秋田犬と区別するため、岩手犬が出来たのではないかと言われています。
まとめ
いかがでしたか?
聞きなれないマタギ犬ですが、現在では、北海道犬や秋田犬がその血を引いいていることがわかりましたね。
さらに東北には8犬種がいたことも知ることができましたが、ほとんどが絶滅していますので、残ったこの2犬種はしっかり次の時代へと残していきたいと思います。
本記事は「わんちゃんホンポ」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
http://news.mynavi.jp/news/2016/01/26/171/

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鈴木宗男氏、「最後のドラマを作る」

2016-01-27 | アイヌ民族関連
NET-IB NEWS-2016年01月25日 11:14

新党大地 鈴木 宗男 代表
 新党大地代表の鈴木宗男氏は、新党大地会報紙「大地通信」を会員に送る際に添えた新年の挨拶状のなかで、2017年4月に公民権が回復することに触れ、「鈴木宗男の最後のドラマを作るべく、必ず男の勝負をする」と述べた。
 新党大地代表の鈴木宗男氏は、いわゆる鈴木宗男事件のため、公民権が停止され、17年4月29日までは選挙権も被選挙権も失った状態にある。
 15年に開催された支持者主催の「鈴木宗男を叱咤激励する会」で鈴木氏は、「自分の人生にはこれまで、2つの大きな戦い、そして奇跡があった。1度目は初選挙の昭和58年12月18日であり、2度目は逮捕後の選挙、平成17年9月11日である。いずれも勝利することができた。2年後、3年後には間違いなく衆議院選挙がある。その時には、3度目の奇跡を起こしたい」「真に公正で公平な社会、額に汗したものが報われる社会を作りたい。そして、ライフワークである北方領土問題に解決の糸口をつけて政治家としての役割を果たしたい」と意気込みを語っていた。
 なお「大地通信」には、鈴木氏の娘でもある衆議院議員、鈴木たかこ氏と共に挨拶文を掲載している。以下、紹介する。
お変わりなく新年をお迎えの事とお察し申し上げます。
 一昨年は突然の解散総選挙、昨年は統一地方選挙、そして今年の参議院選挙と選挙続きです。
 昨年8月18日、新党大地は結党十周年を迎えました。地域政党のファストランナーとして「明日の日本を創る北海道、北海道が良くなれば日本が良くなる」と今年も訴えていきます。
 私は新党大地代表として「政治は弱い人の為にある、何よりも将来有る子供達の為に、そして長生きして良かったといえる社会を創る為にある」と考えております。
 私にはどうしてもやらなければならない事があります。それは北方領土問題の解決とアイヌ民族の権利確立です。
 今年も鈴木宗男の経験と地頭を活かし誰よりもダイナミックに行動して参ります。
 お陰様で鈴木たかこ代議士も最年少国会議員として二期生ですが存在感を示し、注目されております。
 今年も二人三脚で頑張りますので宜しくご指導の程、お願い申し上げます。
新党大地代表 鈴木 宗男
 皆様におかれましては、新年を迎え、新たな気分でお過ごしのことと思います。
 おかげさまで二期目を迎えた昨年は予算委員会や本会議代表質問など活動の幅を広げることができました。
 一方、主権者である国民の十分な理解を得ぬままに政治が推し進められるなど政治の根幹が問われています。
 今国会では農水、法務、沖縄および北方問題に関する特別委員会に所属します。地域経済底上げの基礎である一次産業、国際課題であるテロ政策に係る法務行政、領土だけでなく漁業問題に関わる日ロ問題など、議論の中心となって取り組んで参ります。
皆様の益々のご健勝とご多幸を念じ、なお一層のご指導を賜りますようお願い申し上げ挨拶とさせていただきます、
衆議院議員 鈴木 たかこ
http://www.data-max.co.jp/280125_dm1701/

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『アバター』続編公開日延期か?

2016-01-27 | 先住民族関連
cinemacafe.net-2016.1.25 Mon 18:45
2017年クリスマス公開予定であったジェームズ・キャメロン監督作『アバター』続編の公開予定日が延期になったようだ。
『スター・ウォーズ:エピソード8』と興行成績争いを繰り広げることになると予想されていた同作品だが、20世紀フォックスこそまだ正式に発表していないものの公開が延期になることを複数の業界関係者が明かしていると「THE LAP」は報じている。
公開は2018年か2019年に延期になるようだが、20世紀フォックスはこれに関してコメントを出しておらずまだ詳細は分からないままだ。
2009年公開の前作では人造生命体アバターを通じて惑星パンドラの先住民族ナヴィと人間のコミュニケーションを取ろうと奮闘する中で、サム・ワーシントン演じる元海軍の男性とゾーイ・サルダナ演じる先住民族の女の子が恋に落ちる姿が描かれた。
3Dと4Dでも公開された同作品は映画界における視聴効果のパイオニア的作品とされ、長らく世界興行収入歴代1位の作品として君臨してきた。
キャメロン監督がこのオリジナル作品の計画を1994年からかなりの時間をかけて行っていたことは有名なため、続編制作にも時間がかかると見られている。サムとゾーイは3部作出演の契約を交わしている。
(C) BANG Media International
《text:cinemacafe.net》
http://www.cinemacafe.net/article/2016/01/25/37320.html

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核の神話・大型インタビュー

2016-01-27 | 先住民族関連
朝日新聞-2016/01/24
■核の神話
 原爆投下から70年が過ぎ、米国で核兵器はいかに語られてきたのか。米の論争や核開発の現場でインタビューを重ねました。第1部(1~5)では「日本降伏、原爆は必要だったか」をテーマに、元政府高官や歴史家らに聞きました。第2部(6~)では「マンハッタン計画」の現場を追います。
(核の神話:10)原爆開発、聖地を追われた先住民族(01/20)
 1940年代の「マンハッタン計画」に始まる米国の核開発の歴史は、先住民族にとっては聖なる土地を汚され、そこから追われる苦難の歴史だった。ハンフォード周辺の先住民族「ワナパム」のリーダ……[続きを読む]
(核の神話:9)農民が語る 汚染された米国の「真実」(01/13)
 米国の原爆開発「マンハッタン計画」の核開発拠点となったハンフォード。その周辺住民らの健康被害をメディアで告発して訴訟を起こし、米国内に「ヒバク博物館」を造るためのNPOをトリシャ・プ……[続きを読む]
(核の神話:8)「風下住民」被曝の実態、命がけで訴え(01/05)
 米国の原爆開発「マンハッタン計画」に関連する3施設が国立歴史公園に指定されたことに対し、「核開発の犠牲になった人々の歴史も展示すべきだ」と訴えて新たな博物館をつくるためのNPOを設立……[続きを読む]
(核の神話:7)米の国立公園化「原爆の称賛ではない」(12/24)
 第2次世界大戦で米国が極秘に原爆を開発した「マンハッタン計画」の核関連施設が、この秋、国立歴史公園に指定された。歴史解釈などを担当する国立公園局と、関連3施設を所有するエネルギー省、……[続きを読む]
(核の神話:6)米の原子炉博物館、陳列された成功体験(12/17)
 「核の神話・第2部」では、「マンハッタン計画」に始まる米国の核開発の現場を訪ねて、インタビューを重ねます。 第2次世界大戦で米国が極秘に原爆を開発した「マンハッタン計画」。その関連施……[続きを読む]
(核の神話:5)時代遅れの兵器、神のように信じるな(09/14)
■ウォード・ウィルソンさん(BASIC上級フェロー) ――著書「核兵器をめぐる五つの神話」で、米国の核抑止論を徹底検証されました。 「核抑止論を強く信じている少数の人々が米国のシンクタ……[続きを読む]
(核の神話:4)不要だった原爆投下 論争なおリスク(09/11)
■バートン・バーンステインさん(米スタンフォード大名誉教授) ――原爆投下機エノラ・ゲイとともに、広島・長崎の被爆資料の展示ができなかった「スミソニアン論争」から20年。当時と今の違い……[続きを読む]
(核の神話:3)日米ともに反省表明、原爆観の溝埋める(09/07)
■長谷川毅さん(米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授) ――日本を降伏させるために、米国は原爆を投下する必要があったのでしょうか。 「必要ではなかったし、正当化されるものでもない。……[続きを読む]
(核の神話:2)新しい見方へ 日米双方で歴史学び直せ(09/07)
■サミュエル・ウォーカーさん(歴史家) ――ウォーカーさんは著書「原爆投下とトルーマン」で、トルーマン大統領の原爆使用決定の背景には、(1)早期の戦争終結(2)原爆開発の「マンハッタン……[続きを読む]
(核の神話:1)元米国防長官 オバマ氏は広島で誓いを(09/07)
 広島・長崎への原爆投下から70年。旧ソ連との冷戦を経て超大国となった米国で、核兵器はいかに語られてきたのでしょうか。米国の論争や核開発の現場でインタビューを重ねました。第1部では「日……[続きを読む]
■大型インタビュー・オピニオン面から
 主に朝日新聞オピニオン面に掲載された「核といのちを考える」の大型インタビューをまとめました。核廃絶のため、国際社会はどのような道を歩むべきか。世界の政府関係者・知識人らにたずねました。
(核といのちを考える)被爆70年の広島から(08/22)
(インタビュー 核といのちを考える)ロシア、どう動く アレクセイ・アルバトフさん(07/08)
(核といのちを考える)核兵器廃絶は人類の責務だ ブラジルのマウロ・ビエイラ外相寄稿(06/10)
(インタビュー 核といのちを考える)米国で原爆神話に挑む ピーター・カズニックさん(06/02)
(インタビュー 核といのちを考える)破滅避けるために ジェームズ・カートライトさん(03/27)
(インタビュー 核といのちを考える)「人道」の旗を掲げて ペーター・マウラーさん(02/20)
http://www.asahi.com/special/nuclear_peace/opi_interview/?iref=com_fbox_d2_02


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ボリビアで先住民伝統の祭り、ミニチュア品購入で幸福願う

2016-01-27 | 先住民族関連
ロイター-2016年 01月 25日 15:46 JST

1月24日、南米ボリビアの主要都市ラパスでは、先住民アイマラ族の伝統の祭り「アラシタス」が行われ、ミニカーや小さな札束など多くのミニチュア品が露店に並んだ(2016年 ロイター/David Mercado)
[ラパス(ボリビア)24 日 ロイター] - 南米ボリビアの主要都市ラパスでは24日、先住民アイマラ族の伝統の祭り「アラシタス」が行われ、ミニカーや小さな札束など多くのミニチュア品が露店に並んだ。
その年に欲しい品のミニチュアを購入し神に捧げると、本物が得られると信じられている。
http://jp.reuters.com/article/odd-alasitas-bolivia-idJPKCN0V30GT

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カナダで学校乱射 4人殺害容疑で17歳訴追

2016-01-27 | 先住民族関連
WEDGE Infinity- 2016年01月25日(Mon)

カナダ中西部サスカチュアン州北部の学校で22日、発砲によって2人が死亡したほか、民家で少年2人が射殺されているのが見つかった。警察は学校の発砲現場で拘束した17歳少年を、4件の第一級殺害の疑いで逮捕した。少年は7件の殺人未遂容疑にも問われている。
人口3000人のラロシュ地区は、他の町村から離れており、先住民族が多く住む。襲われた学校は幼稚園から12年生(日本の高校3年生に相当)までの生徒900人が通う。
王立カナダ騎馬警察(RCMP)によると、22日午後1時(日本時間23日午前4時)ごろに「銃を撃ち続けている者がいる」と通報を受け、その45分後に容疑者を拘束。目撃者たちによると、6発以上の銃声が聞こえたという。
10年生(日本の高校1年生)のノエル・デジャルレさんはカナダ放送協会(CBC)に対して、「校舎の外に走って逃げました。悲鳴がたくさん聞こえた。自分が外に出る前に6発か7発の銃声が聞こえた。自分が外に出ることにはもっと撃っていたと思う」と話した。
調べによると17歳少年は、近くに住むデイン・フォンテインさん(17)と弟のドレイデンさん(13)を撃ち殺した後、学校へ向かい、教師アダム・ウッドさん(35)と補助教員マリー・ジャンビエさん(21)を殺害した疑い。ジェンビエさんはケビン・ジャンビエ市長代行の娘。
少年の動機は明らかにされていない。
事件を発表したトルドー首相は、「子供をもつ親にとって最悪の悪夢だ」と述べた。
カナダの銃規制
・カナダで銃や銃弾を買うには、銃器法にもとづく免許が必要。免許を取得するには、安全講習と身元調査に合格した上で、所定の期間を待機しなくてはならない。
・銃は「非規制」(主に狩猟用の散弾銃とライフル銃)、「規制」(一部の短銃と半自動式長銃)、「禁止」(ほとんどの短銃、自動式銃、改造自動式銃、銃身を切り落とした銃器、AK47など軍用ライフル)――の3種に分類される。
・カナダ政府は2012年に長銃登録制度を廃止。このため規制対象でない、あるいは禁止されていない銃の所有登録は義務ではなくなった。
・カナダで起きる銃関連の殺人事件は10万分の0.5で、米国(10万分の3.5)の約7分の1。しかし日本は10万分の0.01。イギリスは10万分の0.06。
(英語記事 Canada shootings: Murder charges over Saskatchewan deaths)
提供元:http://www.bbc.com/japanese/35397834
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5961


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北海道の冬は、お祭りがいっぱい--サッポロビールから「北海道冬のまつり缶」

2016-01-25 | アイヌ民族関連
BIGLOBEニュース-1月24日(日)17時0分
「サッポロ生ビール黒ラベル」「サッポロクラシック」に、北海道内における冬の祭を紹介するデザインの「北海道冬のまつり缶」が登場。北海道限定で1月26日に発売される。

冬のお祭りを缶で紹介!
今年で3年目の発売となる「北海道冬のまつり缶」。北海道地図のシルエットをベースに、「さっぽろ雪まつり」「旭川ふゆまつり」「はこだて冬フェスティバル」など、各地で開催される9つの祭のイメージイラストと開催期間がデザインされている。
中央に配した文字「インカラプテ!ようこそ、冬の北海道へ」のインカラプテとは、アイヌ語で「こんにちは」を意味するそうだ。
http://news.biglobe.ne.jp/trend/0124/etb_160124_2967302734.html


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アイヌ 瀬川拓郎・選

2016-01-24 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊
 <1>アイヌの研究(金田一京助著/内外書房/絶版)
 <2>ク スクップ オルシペ−−私の一代の話(砂沢クラ著/福武文庫/絶版)
 <3>別冊太陽 太陽の地図帖 28 アイヌの世界を旅する(北原次郎太監修/平凡社/1296円)
 私たちの祖先である縄文人は謎に満ちた存在だ。骨格の特徴はクロマニヨン人など現生人類の古層に近縁ともいわれる。最近のヒトゲノムの解読によれば、縄文人の遺伝子的特徴はアジアのどの集団とも異なる孤立性を示しているという。日本列島の周辺に集中する系統不明の言語−−日本語・アイヌ語・朝鮮語・サハリン先住民のニヴフ語は、旧石器時代にユーラシア大陸東端に達した人びとの古層の言語に発するという説もある。縄文語はこの共通言語の原型により近いものだったということになるだろう。孤立と古層が縄文人のキーワードなのだ。
 アイヌはこの縄文人の形質的・遺伝子的特徴を色濃くとどめる。私たちの祖先にもっとも近いといえるかれらは、どのような歴史や文化をもつ人びとだったのか。
 <1>はアイヌ研究に金字塔を打ちたてた、アイヌ語学者・国語学者の金田一京助さんによる概説書。刊行は大正時代と古いが、言語・宗教・伝説・文学・歴史などを網羅し、創見に富む内容は今なお類書がない。学問が細分化し、総合学が困難な現代だからこそ、図書館で手にしてみたい知の巨人の一冊。アイヌにたいするまなざしのなかに、当時の時代的な限界もあわせて読みとってみたい。
 アイヌは学問のなかの存在ではない。<2>の明治から平成を生きた女性の自伝を通して、同時代の生活者としてのアイヌについても知っておきたい。両親が猟の最中に山で産まれたクラさんは、アイヌの伝統文化に囲まれて育つ。「旧土人学校」で学んだ小学生時代、性の暴力で断たれた看護師への道、狩猟で生計をたてる夫との苦難の日々。そこには祈りや呪いといった濃密なアイヌの観念世界が満ちている。同じ空間に生きながら、クラさんの目には私たちとはまったく異なる風景が映っていた。内なる異文化体験に衝撃を受ける一冊。
 さあ、なにはともあれアイヌ・モシリ(アイヌのくに)へ。<3>はアイヌ文化でめぐる旅のガイド。アイヌ民族で北海道大学准教授の北原次郎太さんが監修した本書は、現代に生きるアイヌ文化を映し出す。私たちの重層的なアイデンティティを理解してほしい、と北原さん。アイヌ語地名の風景から北海道の風土性をあぶりだし、写真賞「東川賞」を受賞した露口啓二さんの写真と、気鋭のライター谷口雅春さんの文章が、本書に深い陰影をもたらしている。
http://mainichi.jp/articles/20160124/ddm/015/070/063000c


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NHK番組の“差別表現”問題、台湾先住民から不満の声 逆転敗訴確定で

2016-01-24 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾  2016/01/23 17:39

資料写真=パイワン族の人たち
(屏東 23日 中央社)日本の台湾統治を検証したNHKの番組で名誉を傷つけられたとして、出演した台湾原住民(先住民)パイワン族の女性、高許月妹さん(86)が損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は21日、名誉毀損(きそん)を認めた二審判決を破棄し、女性の請求を棄却した。原告側の逆転敗訴が確定した。この結果に対し、女性をはじめ多くのパイワン族の人が住む屏東県牡丹郷高士村から不満の声が上がっている。
問題となった番組は、2009年4月に放送されたNHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」で、日本統治時代の1910(明治43)年にロンドンで開催された日英博覧会に日本がパイワン族の人々を連れて行き、「人間動物園」として見せ物にしたと紹介。女性は見せ物にされた男性の娘として番組に出演していた。
番組の取材時に女性の通訳を担当した陳清福さんは、NHKが女性の気持ちを歪曲して報じるとは思いもしなかったと語り、人間動物園(という表現)は明らかに誹謗(ひぼう)中傷で、なぜ無罪と言えるのかと述べた。
高士村の李徳福村長は、NHKの台湾原住民に対する侮辱に村全体が憤慨したと当時を振り返り、女性の娘、高香梅さんも判決にはがっかりしたと肩を落とした。
(郭シセン/編集:杉野浩司)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201601230005.aspx

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台東県、三重県2市と覚書 観光や産業など国際競争力向上目指す/台湾

2016-01-24 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾  2016/01/23 11:58

台東県政府提供
(台北 23日 中央社)台東県政府は21日、三重県伊賀市および志摩市と「自治体間連携に関する覚書」を締結した。3者は観光や産業、文化、スポーツなどの分野で交流や連携を進め、それぞれの国際競争力向上を目指す。
調印式は台東県政府庁舎で行われ、同県国際発展・計画処の余明勲処長、大口秀和・志摩市長、岡本栄・伊賀市長が署名した。黄健庭・台東県長と鈴木英敬・三重県知事、呉明機・経済部(日本の経産省に相当)工業局長らも同席した。
台日産業の連携を推進する「台日産業連携推進オフィス」の橋渡しによって締結に至った。同オフィスと三重県は2012年に産業連携に関する覚書を交わしている。昨年には台東県の陳金虎副県長が三重を訪問し、双方で意見交換をしていた。
黄県長は、国際化はこれまで力を入れてきた項目だとし、今後も積極的に海外との交流を進めていく考えを示した。さらに、3者で相互に物産品の展示販売所を設置する計画に触れ、台東の存在感を高められればと期待を述べた。
台東県は台湾原住民(先住民)ルカイ族の踊りで来訪を歓迎したほか、熱気球300個や名産のアテモヤ(パイナップル釈迦頭)を贈呈。同県の観光PRキャラクター「米粒大叔」や三重県の「鳥羽志摩江さん」、伊賀市の「しのぶ」などそれぞれを代表するマスコットキャラクターの交流も行われた。
3月には黄県長が三重県を訪問する。
(編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201601230001.aspx

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鳥居龍蔵の生涯と業績(徳島県)

2016-01-24 | アイヌ民族関連
日テレNEWS24-[ 1/23 13:19 四国放送]
徳島市出身の人類学者、鳥居龍蔵の生涯と業績を振り返る企画展が23日から、徳島市で開かれています。鳥居龍蔵は国内や東アジア各地を調査・研究した人類学や民俗学の先駆者です。この企画展は鳥居龍蔵記念博物館が文化の森に移されてから5周年を迎えたの機に開かれました。会場には中国で収集した遼の時代の瓦や千島アイヌの言葉を記したノートなどおよそ400点が展示され、ほとんどが初公開です。これは、台湾の原住民族が使っていた鎧と盾です。竹で作られていて軽いのが特徴です。この企画展は来月28日まで徳島県立博物館で開かれていて期間中は展示解説なども行われる予定です。
http://www.news24.jp/nnn/news8673803.html

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アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)と木材供給会社アララ・アバディが

2016-01-24 | 先住民族関連
インドネシア・リアウ州の先住民「サカイ」族の伝統文化の保護を支援
SankeiBiz-2016.1.22 19:14
【2016年1月19日 - インドネシア・ジャカルタ】-アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(本社 インドネシア・ジャカルタ 会長兼CEO テグー・ガンダ・ウィジャヤ 以下、APP)は、木材原料供給会社であるアララ・アバディ(以下、アララ)と共同で、インドネシア共和国リアウ州に居住するサカイ族の伝統文化の保護事業の一環として、サカイ族の方々のコミュニティ・センターとなる伝統家屋5棟を建造しました。同家屋は、ベンカリス地方政府とサカイ族の協力のもとに建築されました。
サカイ族はリアウ州の先住民族であり、複数の州にまたがって生活しています。サカイ族最大のコミュニティはマンダイ地域のケスンボ・アンパイ村にあり、同コミュニティ・センターは同地に建てられました。いくつかの研究調査及び民族の居住地などを表した地図の作成(ソーシャルマッピング)により、サカイ族の大多数は辺境地域で暮らしており、科学技術や近代化と縁がなく、教育機会にも恵まれていないことが明らかになりました。これに伴い、APPとアララでは、サカイ族の教育の発展と伝統文化の保護を支援し、サカイ族コミュニティとより緊密な関係を築いています。
APPとアララはこれまでサカイ族の若者に大学および大学院の奨学金を供与してきました。現在までに32名が学士号を、3名が修士号を取得して卒業しました。これまでのところ、すべての卒業生がサカイ族の次世代の若者たちの教育を推進したいと、コミュニティに戻ることを希望しています。
アララ・アバディのリアウ支店最高執行責任者のアッパスライ・ラジャシンガム氏は次のように述べました。「アララ・アバディは木材を扱う会社で、サカイ族の皆さんが暮らしている場所の隣接地域で事業活動を行っています。当社は雇用機会を提供することで、サカイ族の皆さんの生活を向上させていきたいと思っています。当社はサカイ・バシン・デラパン/リマ・ジェミー基金と協力し、当社の管理地(コンセッション)内300ヘクタールにゴムの農園を開発しました。また、食料確保の一環としてヤム芋のような穀物を自由に栽培できるよう、サカイ族の皆さんに当社コンセッションを一部開放しています」
サカイ族リーダーのM・ヤティム氏は次のように述べました。「サカイ・コミュニティ・センターは我々一族が受け継いできた豊かさの象徴です。このセンターは我々の知識/知恵の共有の場として、サカイの伝統的な美術工芸、技術を研鑽し、一族の関係をより緊密にすることでしょう。企業の皆さんには、私共の文化保護のために引き続き役割を果たしていただくと共に、我々地域コミュニティと永続的な関係を築いていただけることを期待します」
APP取締役のハサヌディン・テは次のように述べました。「伝統文化の価値はインドネシアが世界に誇れる重要な一面ですが、サカイの伝統家屋もその一つです。我々は上がり続けるインドネシアの森林消失率に大きな懸念を抱いております。だからこそ、このサカイ・コミュニティ・センターがサカイ族の皆さんにとって、環境保全の重要性と持続可能なライフスタイルに関する教育と意識啓発の場となることを祈っております」
この取り組みによって、すべての関係者間に相互利益が生まれ、最終的には、APP、アララ、サカイ族コミュニティとの関係がより強固になっていくことが期待されています。
以上
<APPについて>
アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)は、インドネシアと中国の紙パルプ製造企業グループの総合ブランド名です。APPには、ティッシュ、包装および紙製品について増大を続ける世界的な需要を満たす上質な製品をお届けする責任があります。来る日も来る日も、当社の製品はさまざまなブランドの形で世界中から消費者の皆様のお手元に届いています。1972年に操業を開始した当社は、現在、インドネシアと中国で生産活動を行っており、紙、パルプ、包装製品、加工製品の総合生産能力は年間1,900万トンを超えています。現在、APPは6大陸の120ヶ国で製品を販売しています。ここ数年、当社は買収と自社紙パルプ工場の拡張によって事業を大幅に拡大してきました。多くの国々の営業所を通じて当社が世界中で紙製品の販売シェアを伸ばし、存在感を増すことができるのは、顧客満足を第一に考えているためです。当社は「伝統と革新は矛盾しない」と信じています。これは、東洋の伝統の一環として長期的な関係を重んじる一方で、革新と効率性という近代的価値を取り入れていく決意があるということです。また、サプライチェーンの完全性の維持は、APPの事業活動と持続可能性ロードマップ ビジョン2020に対する誓約にとって極めて重要です。APPの事業活動の詳細については、当社の持続可能性報告書と森林保護方針をご覧ください。www.asiapulppaper.com
<APPJについて>
エイピーピー・ジャパン株式会社(APPJ)は、インドネシアのジャカルタを本拠とする総合製紙企業APPグループの日本における販売会社です。1997年の設立以来、18年以上にわたり日本市場のお客様のニーズにお応えするため、印刷、情報用紙、板紙、コピー用紙、文房具などの分野で、多様な紙及び板紙製品を提供しております。www.app-j.com/
詳細な情報がご入り用の方、また、ご意見をお寄せいただける方は、下記までご連絡ください:
エイピーピー・ジャパン株式会社
コーポレートコミュニケーション本部 山梨真美
Tel: 03-5795-0023 Fax: 03-5795-0065
E-mail: mami-yamanashi@appj.co.jp
エイピーピー・ジャパン広報代理
エデルマン・ジャパン株式会社 小保内(おぼない)
Tel: 03-4360-9000 E-mail: APPJapanPR@edelman.com
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160122/prl1601221914112-n1.htm

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台北駐日経済文化代表処札幌分処 アイヌ民族博物館の野本館長を表彰

2016-01-24 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2016年 1/22)

表彰状を手に笑顔を見せる野本館長
 アイヌ民族博物館の野本正博館長がこのほど、北海道と台湾の友好交流に尽力したとして、台北駐日経済文化代表処札幌分処(陳桎宏処長)から表彰された。昨年11月に台湾屏東県にある国立博物館「原住民文化園区」との協定締結の功績が評価された。野本館長は表彰に感謝するとともに、今後も台湾との連携を進める考えを強調した。
 表彰式は今月15日に札幌で開かれた北海道日台親善協会連合会新年交流会の中で行われた。野本館長のほか、台湾の高雄市大樹区と友好交流協定を結んだ十勝管内大樹町の酒森正人町長、北海道日台親善協会連合会の木村勇介初代会長の3人が表彰され、陳処長から賞状などを受け取った。
 野本館長は昨年11月の博物館協定締結の成果について、「札幌分処には台湾政府との調整などさまざまな面で支援と協力をいただき、本当に感謝している。先住民政策に力を入れている台湾の博物館とのつながりを踏まえ、今後は文化交流だけでなく、文化観光事業でも連携を進めたい」と抱負を語った。
 野本館長によると、協定に基づく連携事業の第1弾として、今月26日に台湾屏東県の牡丹小学校から5、6年生児童ら22人が来館することが決定。民族楽器のムックリ制作体験や古式舞踊など多方面で交流を行う予定という。子どもたちはいずれも台湾先住民の子弟で「日本にも先住民がいるということを含め、国際的な視点で文化やアイデンティティを高める機会にしたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20160134468

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ピヤパの甘酒が観光客に人気 アイヌ民博・カフェ「リムセ」で販売

2016-01-24 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2016年 1/22)

観光客から人気の「ピヤパの甘酒」(右)。「カムイトノト」と合わせてグラス売りもしている
 アイヌ民族博物館=白老町=のカフェ「リムセ」(田湯美那子店長)で販売している「ピヤパの甘酒」が観光客から好評だ。同博物館監修の下、小樽の田中酒造がアイヌの食文化を基に開発した。リムセでは1杯300円で販売しており、多い時には1日20杯ほどの注文がある。冷えた体を温める今の時期は特に人気を集めそうだ。
 この甘酒は、昨年8月に同博物館が開催した特別プログラム「ポロトコタンの夜」で、アイヌ伝統の酒「カムイトノト」と共に限定販売。予想以上の反響があり、同カフェで継続販売することにした。
 商品名の「ピヤパ」はアイヌ語でヒエという意味。原料は米こうじやヒエなど。添加物や砂糖は使っておらず、さっぱりとした甘みが特徴。グラス売りのほか、お土産用のボトル(850円)も販売している。甘酒になじみのある日本人を中心に好評で「漢字が分かる中国人観光客からの注文もある」と田湯さん。優しい甘みとさらりとした口当たりが喜ばれているという。
 リムセを運営する町内の通所授産施設フロンティアは、今春から町内に所有する畑で原料のヒエを生産する予定。田中酒造や同博物館と連携し、地元の原料を使った甘酒造りも検討する考えで、白老産の新たな商品開発にも期待が持てそうだ。
http://www.tomamin.co.jp/20160134471

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古代歴史文化賞 大賞に「アイヌ学入門」 瀬川拓郎さん(58) /北海道

2016-01-24 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年1月22日 地方版
関心持つ手掛かりになれば
 「日本の鎧兜(よろいかぶと)を着た首長がいた」「アイヌの呪術には陰陽道(おんみょうどう)や修験道が影響していた」。著書には従来のアイヌ民族のイメージを覆す記述が次々と並ぶ。本州や北東アジアとの積極的な交流を描き、古代史が題材の分かりやすい歴史書に贈られる賞(島根など5県共催)を受賞した。
 アイヌ研究を始めて30年以上。「自然を大切にした狩猟中心の原始的な生活」と語られるアイヌ像に疑問を感じてきた。
 「北海道に閉じこもってきたわけじゃない」。著書では、15世紀に明との貿易を求めてアムール川下流域まで訪れたことや、時には海を越えて異民族と戦っていたことなどを紹介。当時の姿を北欧のバイキングにもなぞらえた。
 「アイヌは周辺地域との積極的な交流を通じ、他文化を吸収しながら独自文化を形成したのでは」。審査員も「アイヌ民族の歴史を広い地理的視点でダイナミックに捉えた」と著書を評価した。
 考古学者で旭川市博物館の館長。高校時代に考古学クラブで発掘調査の面白さに魅せられ学者の道へ。30代後半からは毎年1本の論文執筆を自らに課し、今も続く習慣が受賞につながった。
 出版後、北海道アイヌ協会から依頼を受け、講演した。「依頼はうれしかった」。従来のイメージを覆す主張がアイヌから反発されないか実は不安でもあった。
 日本人とアイヌは「決して遠い存在ではない」。だから関心を持ってほしい。自著がその手掛かりになればと願っている。
http://mainichi.jp/articles/20160122/ddl/k01/040/225000c

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