十勝毎日新聞社ニュース 2014年7月18日 13時54分
【豊頃】豊頃町の豊北海岸で、国のレッドデータブックで絶滅危惧1A類の希少な海鳥「エトピリカ」が、波打ち際にじっとしているのを浦幌野鳥倶楽部の久保清司さん(浦幌町内在住)が16日発見し、保護した。
久保さんによると、エトピリカは歩行や飛ぶことができず「けがはないようだったが、衰弱していた」という。
連絡を受けて現地を訪れたNPO法人日本野鳥の会十勝支部の千嶋淳副支部長によると、保護したエトピリカには、成鳥にみられる顔の白い部分がなく、2~3歳の若鳥という。「この海岸には過去に3体のエトピリカが死んで打ち上がった。(生体は)厚内沖でも観察されるが、海岸で見ることはほとんどない」としている。
エトピリカはこの日、釧路市内の猛禽(もうきん)類医学研究所(齊藤慶輔代表)に引き渡された。エトピリカの名称はアイヌ語で「くちばし・美しい」の意味。だいだい色の大きなくちばしが特徴。国内では根室市のユルリ島、モユルリ島が唯一の繁殖地で、30羽ほどしか生息していない。
http://www.tokachi.co.jp/news/201407/20140718-0018832.php
【豊頃】豊頃町の豊北海岸で、国のレッドデータブックで絶滅危惧1A類の希少な海鳥「エトピリカ」が、波打ち際にじっとしているのを浦幌野鳥倶楽部の久保清司さん(浦幌町内在住)が16日発見し、保護した。
久保さんによると、エトピリカは歩行や飛ぶことができず「けがはないようだったが、衰弱していた」という。
連絡を受けて現地を訪れたNPO法人日本野鳥の会十勝支部の千嶋淳副支部長によると、保護したエトピリカには、成鳥にみられる顔の白い部分がなく、2~3歳の若鳥という。「この海岸には過去に3体のエトピリカが死んで打ち上がった。(生体は)厚内沖でも観察されるが、海岸で見ることはほとんどない」としている。
エトピリカはこの日、釧路市内の猛禽(もうきん)類医学研究所(齊藤慶輔代表)に引き渡された。エトピリカの名称はアイヌ語で「くちばし・美しい」の意味。だいだい色の大きなくちばしが特徴。国内では根室市のユルリ島、モユルリ島が唯一の繁殖地で、30羽ほどしか生息していない。
http://www.tokachi.co.jp/news/201407/20140718-0018832.php