先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

白老でアイヌ伝統漁法のサケ捕獲を子供たちが体験

2010-10-23 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年10月23日(土)朝刊】
アイヌの伝統的サケ漁などを体験する「川のイオル体験交流事業」(同事業推進協議会主催)が21日、白老・ウヨロ川上流の河川敷で行われ、萩野小の3年生約30人が、かぎ付きの長さ2メートルほどの棒でサケを捕獲した。
 かつてそ上するサケで川面がびっしりになったという漁場・カッケンハッタリが会場。川原石を積んで囲った「サケ池」で、子供たちは白老モシリのおじさんたちに手を貸してもらいながら、1メートル近くもあるサケを捕獲、岸に揚げた。
 しらおいイオル事務所・チキサニの能登千織さんは「生き物を神様のところに返す。これがアイヌ民族のやり方なんです」と子供たちに語りかけた。狩り小屋(クチャ)作りにも挑戦、昼食はアイヌ民族の伝統食を味わった。
 26日には緑丘小4年生50人が同事業を体験する。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/23/20101023m_08.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「文化遺産」10万点を寄贈

2010-10-23 | アイヌ民族関連
(読売新聞 2010年10月23日 )
石巻の経済人・毛利総七郎所蔵コレクション
石巻市の経済人・毛利総七郎氏(1888~1975)が集めた考古学資料や古い生活用具など10万点を超す所蔵品が市に贈られることになり、22日、市石巻文化センターで寄贈式が行われた。
 「毛利コレクション」と呼ばれる貴重な資料群で、孫の毛利伸さん(75)から市に収蔵台帳が贈られた。
 総七郎氏は、幼少時に始めた切手やマッチのラベル収集がきっかけで、七十数年間に多岐にわたる様々な資料を集めた。灯火具、喫煙用具といった生活用具や、刀剣類、アイヌ関係の衣服・食器、考古学資料、古文書などだ。中でも同市の沼津貝塚や南境貝塚から出土した遺物は2万点に及び、東北大に移管した約500点が重要文化財に指定されている。市によると、寄贈品の財産的価値の算出は難しいが、「億は超えるだろう」という。
市はこれまで、毛利コレクションを展示する博物館構想を何度か打ち出してきたが、財政事情もあって実現できずにいた。2012年度に同センター内に毛利コレクション専用の常設展示室を設けることにし、それに向けて伸さんが寄贈を申し出た。
 伸さんは「祖父は『郷土のものは郷土に保存してこそ真の意義がある』と話していた。文化遺産として生かして欲しい」と語り、亀山紘市長も「市民の宝として広く活用したい」と述べた。展示室は来年度に改修工事に入り、12年春にオープンする予定だ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20101023-OYT8T00175.htm

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学校と私:阿寒で郷土力はぐくんだ=鶴雅グループ社長・大西雅之さん

2010-10-23 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2010年10月23日 東京朝刊
小学6年の時、北海道阿寒町(現在は釧路市と合併)から札幌市に転校し、その後、東京の大学に進学しました。私の原点は阿寒湖畔で学んだ少年期だと思います。
 通っていた町立阿寒湖小は、児童数が1学年20人前後の小さな学校。一つの教室をカーテンで仕切り、2学年が分かれて授業をします。カーテン越しに隣の先生の声が聞こえてくるのどかな学校でした。当時の先生は威厳があり怖かった。ひとりが悪いことをすると「連帯責任だ」と、みんながたたかれた記憶があります。学校が終われば、近くの森に作った「秘密基地」で遊び、休みの日はボーイスカウトで野外活動に一生懸命でした。
 印象に残る先生は3、4年の担任、吉田隆先生です。手が届きそうな満天の星空に輝く天の川を眺めながら、吉田先生から「この星のどこかに生命が存在するかもしれない。地球なんてちっぽけな存在。ささいなことに悩んだり、苦しんだりするな」と聞かされました。その影響もあり、中学校で天文クラブに入りました。親から高価な天体望遠鏡を買ってもらい、親友と2人で未明の星空をながめ、ジャコビニ流星群を見たりベネット彗星(すいせい)を探したものです。
 阿寒湖畔の自宅近くにアイヌコタン(集落)がありました。同級生にアイヌの子が4人おり、一緒によく遊びました。アイヌへの差別や偏見が残っていた時代でしたが、私にとって自然な存在でした。両親が体調を崩し、家業の旅館を手伝うため、30代で阿寒に戻りました。その時聞いたエカシ(長老)の話が印象的でした。「アイヌには時計がない。好きな子ができたら、満月の晩に会おうと約束する。でも、その日がよく分からないから何日も待ってようやく会える」。時間に追われた生活とは無縁のアイヌの世界観に触れ、豊かな阿寒の自然の中にいると、環境を傷める人間の愚かさを感じました。
 ホテル経営、地域づくりには郷土力が必要です。地域の宝物を見つけ、個性を磨き、他にない本物を提供する。そう信じて仕事をしていますが、それには小学生での体験や阿寒の土地柄があると思います。【聞き手・千々部一好】
==============
 ■人物略歴
 ◇おおにし・まさゆき
 1955年北海道釧路市生まれ。東京大卒。北海道で七つのホテルなどを経営。「鄙(ひな)の座」(阿寒温泉)はJTBの08年全国最優秀旅館に。観光庁の観光カリスマ百選の一人。
http://mainichi.jp/life/edu/news/20101023ddm013070147000c.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑記帳:「毛利コレクション展」宮城県石巻市で開幕

2010-10-23 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2010年10月22日 19時43分(最終更新 10月22日 19時57分)
国際的な民俗資料コレクターで元宮城県石巻市議、故毛利総七郎氏(1888~1975年)が約70年間集めた収集品を一般公開する「毛利コレクション展」が22日、市文化センターで開幕した。
 収集品は、子どものころ集めた切手やマッチ箱に始まり、昔の貨幣、刀剣類、アイヌ民族の食器、浮世絵など多岐にわたり、重要文化財指定も多い。莫大(ばくだい)な私財を投じて貝塚の発掘もした。
 開幕前の式典で、孫の伸さん(75)が所蔵品約10万3000点の目録を市に贈呈。市は常設展示室を設ける計画だ。先人に敬意を表して、亀山紘市長は「市民の宝」と大絶賛していた。【石川忠雄】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101023k0000m040043000c.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【白老】小学生がアイヌ漁法を体験

2010-10-23 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 10/22)
 木製のもりでサケを捕るアイヌ民族伝統の「マレク漁」の体験学習が21日、白老町のウヨロ川上流で開かれた。萩野小学校3年生30人が参加し、先人と自然とのかかわりに理解を深めた。
 イオル(アイヌ民族の伝統的生活空間)再生事業の一つとして、道から特別採捕の許可を得て実施した。地元アイヌの人々などで構成する白老イオル体験交流事業推進協議会の主催だ。
 棒の先端にC型の金具が付いた漁具がマレク。浅瀬を泳ぐサケを狙い、よく突き刺す漁法だ。意外に重くて子どもたちは大苦戦。それでも、大人に手助けされて、サケが金具に引っ掛かると、「すごい、すごい」と歓声が上がった。
 このほか、サケの霊を神に送り届ける祭具「イナウ」で魚の頭をたたく儀礼を体験、乾燥したサケの皮で作った靴「チェプケリ」にも触れ、アイヌ民族の宗教観や食べ物を無駄無く利用する文化も学んだ。
 荒井千草さん(9)は「生きているサケを見るのは初めて。触ったり、捕まえたりすることができて勉強になった」と話していた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10102202.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いのちのしずく

2010-10-23 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年10月22日)

■いのちのしずく “コタンの赤ひげ”高橋房次物語
 川嶋 康男《著 》
■「町医者」の無私の生き様
 大正から昭和30年代までのおよそ40年間、白老町でアイヌ民族をはじめとする地域住民の医療に身をささげ、「コタンのシュバイツァー」とも呼ばれた医師、高橋房次(ふさじ)。本書は、小学高学年くらいから読める房次の伝記だ。
 栃木県に生まれた房次は、1922(大正11)年に白老病院の初代院長となり、まだアイヌ民族への差別が色濃く残っていた時代に、アイヌの人々も和人も分け隔てなく献身的な治療を行った。
 貧しい人々には治療代や往診料を請求せず、患者たちは代わりに野菜や魚を持ってきた。依頼があれば夜中でも大吹雪の中でも馬そりに乗って往診に出かけた。病気だけでなく生活上の困り事の相談にも乗り、「院長さん」と慕われた。一方で、第1号の名誉町民に決まっても「自分には似合わない」と受け取りを拒むなど、栄誉や富には全く関心を持たず、質素な暮らしを続けた。
 ノンフィクションとしては登場人物の言葉やエピソードの典拠がやや不明確で物足りない部分もあるが、房次の「無私」の精神と生き様がよく伝わる作品だ。写真家の掛川源一郎による房次の写真も織り込まれ「町医者房次」の人柄がにじみ出ている。
(農文協・1380円)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000861010220001

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登別の知里幸恵記念館 開館1カ月、来館者数は順調

2010-10-23 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/22 14:29)
 【登別】9月19日にオープンした登別市登別本町の「知里幸恵 銀のしずく記念館」の来館者が、開館1カ月で900人を超え、同館は「順調なスタート」と手応えを感じている。
 同館によると、無料開放した開館日と翌日の2日間で約400人が来館し、その後は今月21日までに個人客408人、団体客約150人が訪れた。平日でも1日平均5、6人の来館があり、横山むつみ館長は「来館者がゼロの日はまだない。まずまずの船出になった」と話す。
 同館はアイヌ文化の伝承に情熱を注いだ幸恵の日記や手紙など約70点を展示。開館を契機に、学校の総合的な学習の時間を使って幸恵を深く知ろうと考える地元の子供もおり、21日には登別中1年の生徒2人が訪れた。
 館内見学後、佐藤萌花(もえか)さん(13)は「差別に負けず、アイヌ神謡集をまとめた姿に感動した」。坪島永宝(なほ)さん(13)も「自分と同じ年齢のころに立派な文章や手紙を書いていてすごい」と話し、幸恵の生き方に魅せられた様子。横山館長は「若い人が関心を持ってくれるのがうれしい」と話し、地元の子供の来館増に期待を寄せている。(井上雄一)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/256555.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと:舘野泉さん 左手で弾き続けるピアニスト

2010-10-23 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2010年10月22日 0時08分
左手で紡ぐ。自然と共生する先住民族の精神世界を敬う豊かで繊細な旋律。演奏生活50周年を記念し、22日の札幌を皮切りに福岡(26日)、東京(11月10日)、大阪(11年2月6日)を巡る公演で新曲「アイヌ断章」を初披露する。「銀の滴降る降るまわりに--」の詞で知られる「アイヌ神謡集」(知里幸恵著)などをモチーフにしている。
 父はチェリスト、母はピアニストの音楽一家。母が北海道室蘭市で育ったこともあり、少年時代から「北の大地に異なる民族がいるのか」と興味を持った。「私が暮らすフィンランドにも少数民族がいる。国の同化政策による受難の歴史を生き抜いた先住民の心に思いをはせながら演奏したい」
 東京芸術大を卒業した60年にデビュー。北欧の大自然にあこがれ4年後、拠点をフィンランドに移した。
 02年。年始めのリサイタル直後、脳出血で倒れ、右半身不随に。「ピアニストは手職人。片手だろうが両手だろうが問題ではない」。2年半後、左手のピアニストとして本格的に復帰した。
 演奏会で弾く曲作りは作曲家の間宮芳生さんや林光さんらに依頼。「アイヌ断章」は芸大時代からの友人、末吉保雄さんが「50周年のお祝いに」と寄せたピアノやフルートなどの四重奏曲だ。
 この間、自分以外に事故や病気で手に障害を負ったピアニストがいると知った。「そうした人々のためにも『左手のピアノ』を新しいジャンルとして確立したい」。新たな音楽の世界を追求する。【明珍美紀】
 【略歴】舘野泉(たての・いずみ)さん 演奏生活50年、左手で弾き続けるピアニスト。妻マリアさんとヘルシンキ在住。長男ヤンネさんはバイオリニスト。東京公演は東京オペラシティで。75歳。
【関連記事】
http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20101022k0000m070108000c.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カナダ先住民が怒り、交渉に暗雲 遺伝資源の利益配分で

2010-10-22 | 先住民族関連
【共同通信 2010/10/21 18:14】
 薬の開発に役立つ植物や微生物などの遺伝資源をめぐる名古屋市の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の交渉で、カナダの先住民グループの代表が21日、記者会見し「カナダ政府など一部の国がわれわれの権利をないがしろにしようとしている」と厳しく批判。交渉中の遺伝資源の利益配分ルールに関する議定書に、先住民の権利を明確に盛り込むよう求めた。
 先進国や発展途上国の一部に、先住民が受け継いできた薬草の使い方などの伝統的知識を、利益配分の対象から巧みに外そうとする動きが出ているのが背景。ある先住民グループのメンバーは展開次第で会議をボイコットする姿勢を表明。先住民の伝統的知識の扱いは今回の大きな論点で、遺伝資源の交渉全体が暗礁に乗り上げる恐れも出てきた。
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102101000657.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「病原体」で協議難航 COP10、事務局危機感

2010-10-22 | 先住民族関連
(中日新聞 2010年10月21日)
 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は21日午前、発展途上国の動植物などの生物資源を、先進国が利用した際の利益配分を定める「名古屋議定書案」を非公式会合で協議。熱帯雨林などで病原体が見つかった場合、緊急に対策を講じる必要性を主張する先進国と、病原体も資源として扱うべきだとする途上国が対立。条約事務局関係者は「同時並行で争点を協議しているが、現在のペースでは採択にこぎつけるのは難しい」との見解を示した。
 議定書案の協議はこのほか、先住民族が先祖代々引き継いできた植物の薬効を「伝統的知識」として生物資源で扱うかなどを協議。最も懸案とされる「植民地時代まで議定書の効力をさかのぼるべきだ」と途上国が求める「遡及(そきゅう)」の条項は手が付けられていない。
 一方、2011年からの生態系保全の取り組み指針となる新戦略目標「愛知ターゲット(目標)」を協議している作業部会は、20年までの短期目標をめぐり紛糾している。
 この日午前までブラジルなど途上国は「生物多様性の損失を止めるには、これまでの100倍の資金援助が必要」と訴え、先進国と対立しており、日本政府関係者も「さまざまな案が出てきて議論が混乱している」と危機感を募らせている。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201010/CK2010102102000208.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ文化学び幼児教育豊かに 釧路専門学校で学生対象に講座

2010-10-22 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/21 14:04)
 【釧路】自然と共存するアイヌ民族の精神から保育や幼児教育の心構えを学んでもらおうと、釧路市昭和中央の釧路専門学校(月見八紘(ひろつな)校長)は今秋、保育士や幼稚園教諭を目指す学生を対象としたアイヌ文化講座を開講した。学生たちは古式舞踊や伝統楽器作りなどを通じ、アイヌ民族の伝統を学んでいる。(鄭真)
 同校では昨年度、アイヌ文化を学ぶ3日間の集中講座を初めて開催。本年度は保育士などを養成するこども環境科の1年生33人を対象に、全15回の講座を新たに設定した。
 春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会が同校に講師を派遣し、9月末から週に1回のペースで講義が行われている。
 19日の講義では伝統楽器のムックリ(口琴)作りが行われ、ムックリの制作や演奏活動を続ける釧路市の鈴木紀美代さん(63)が、学生たちに竹の削り方などを細かく指導した。
 受講した長沢絵里さん(24)は「これまでアイヌ民族の文化に触れる機会はなかったけど、この講座で、何世代にもわたり受け継がれてきた大切なものだと実感しました」。同校の手島育講師は「文化を楽しみながら、自然を大切にし、人を思いやるアイヌ民族の精神を学び取って将来に生かしてほしい」と話している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/256399.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中学生 アイヌ語学ぼう 旭教大生らテキスト作成

2010-10-22 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/21 08:44)
 【旭川】道教育大旭川校でアイヌ語を学ぶサークル「AIU(アイユ)」の学生や卒業生が、中学生向けのアイヌ語学習テキスト「シネプ トゥプ レプ!」(1、2、3の意)を作成した。文法などを漫画入りで紹介し、わかりやすさにこだわった。道教委は「中学生を想定したアイヌ語のテキストは初めてでは」と話している。
 テキストは簡単なあいさつや自己紹介の話し方から始まり、「(それは)~です」「~(場所)にいます」といった表現や、疑問文、否定文、単数複数、接続詞の使い方などを、分かりやすく漫画入りで紹介し、練習問題も載せた。
 アイヌ語を使ったかるたやすごろくなどゲームも収録し、小学生でも親しめるように工夫している。大きさはA4判で178ページ。
 AIUは「アイヌ語で話す者たちの集まり」の原語を略したもの。アイヌ語を教育にも取り入れたいとするサークルのメンバー7人が、学習成果を形に残そうと、作成に半年をかけた。
 編集に携わったメンバーの一人で、道教育大旭川校大学院生、深沢美香さん(24)は「アイヌ語を少しでも『面白い』と思ってもらえれば。見本は完成したので、引き合いがあれば増刷を考えたい」と話している。
 写真資料などを提供した川村カ子(ね)トアイヌ記念館(旭川)の館長、川村兼一さん(59)は「アイヌ語はとっつきにくい印象もあるが、このテキストはわかりやすくまとまっている」と評価する。連絡先は深沢さん、電子メールmk.fukazawa@hotmail.co.jpへ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/256317.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ議連会長に鳩山前首相

2010-10-21 | アイヌ民族関連
(MSN産経ニュース 2010.10.20 19:13)
 超党派の国会議員でつくる「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」(アイヌ議連)は20日の会合で、会長に鳩山由紀夫前首相を選出した。幹事長には平野博文前官房長官、事務局長に新党大地の浅野貴博衆院議員が就任した。菅直人内閣発足後、民主党が自粛していた超党派の議員活動が“解禁”されたため、活動を再開した。鳩山氏は「先住民族の権利を認める話だから、超党派で進めなければならない」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101020/stt1010201915007-n1.htm

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【むかわ】24日に鵡川柳葉魚浜まつり

2010-10-21 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 10/20)
 シシャモの歴史や文化を広めていこう―と官民連携で昨年始まった「鵡川柳葉魚(ししゃも)浜まつり」が24日、鵡川漁港広場(むかわ町汐見)で開かれる。
 鵡川の自然保護活動に取り組む五つの民間団体と、むかわ町、胆振総合振興局で組織する、むかわ町田園教育力再生協議会(相田準一会長)の主催。シシャモを食べるだけでなく、歴史や文化、生態など幅広く理解を深めてほしいとの願いから、昨年10月に初めて開催された。
 イベントは「食・感動・体験・購入・見学」の五つのテーマで構成。特設ステージで、民謡「柳葉魚舟唄」のほか、シシャモにまつわる伝説をモチーフにした演劇も披露する。シシャモの歴史や文化を伝えるパネル展示、鵡川アイヌ文化伝承保存会のカムイノミも。シャモの豊漁を祈る儀式だ。
 また、旬のシシャモを直売し、1000円で鍋、焼き、すしが一通り楽しめるセットも用意した。天日干しができるシシャモの目刺し体験の催し(有料)もある。
 協議会は「シシャモの魅力をいろんな形で知ってもらい、まちおこしにつなげていければ」と話している。会場は、前回のJR汐見駅前広場から変更となった。時間は午前10時~午後2時。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10102003.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【白老】白老駅北にウッドチップ遊歩道

2010-10-20 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 10/19)

 白老町は2011年度、JR白老駅北広場に長さ283メートル、幅2メートルの遊歩道を整備する。ウオーキングの名所として知られるポロト地区へ誘導し、ベンチや花畑も設けて、町民や観光客の憩いの場所とする考えだ。
 遊歩道は駅南口に接続する連絡橋前からポロト地区の間を、線路と並行する形で整備する。足腰に優しいウッドチップを敷き、山側のり面にはシバザクラを植える。フラワーセンターやSLポロト号と遊歩道を結ぶ通路も設け、駅北広場の回遊性を高める。
 遊歩道周辺に、アイヌ民族の有用植物を鑑賞できる「新しい森(アシンニタイ)」や、ポロト湖が広がり、JRで観光に訪れる人々の玄関口としても期待される。
 10年度は遊歩道近くのフラワーセンター前に駐車場を整備し、遊歩道は11年度に着手する。事業費約3000万円。
 駅北広場整備事業は04年度から10カ年計画で始まり、これまで周辺道路や駐輪場の整備、街路灯の設置、植樹などを行っている。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10101903.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする