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アイヌ民族遺骨 返還求め提訴(動画)

2018-01-27 | アイヌ民族関連
NHK01月26日 20時05分
昭和30年代にアイヌ民族の遺骨を研究のために掘り出し現在も保管している札幌医科大学と遺骨の所有権を主張している道を相手取り、アイヌの人たちなどで作る2つの団体が36体の遺骨の返還を求める訴えを26日、札幌地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、日高地方に住むアイヌの人たちや支援者などで作る団体「コタンの会」と、十勝の浦幌町の「浦幌アイヌ協会」です。
訴えによりますと、札幌医科大学は、昭和37年5月から6月にかけて、日高の浦河町で研究のためにアイヌ民族の遺骨を発掘し、現在も36体の遺骨を保管していて、このうち35体について道が「埋蔵文化財」として所有権を主張しているとしています。
訴えでは、札幌医科大学と道には遺骨を保管する権限がなく、遺骨は「埋蔵文化財」にはならないとして、両者を相手取り、36体の遺骨を返還するよう求めています。
訴えを起こした「コタンの会」の清水裕二代表は、「遺骨は研究のためにあるのではない。早く遺骨を返してもらい、生まれた土地で安らかに眠って欲しい」と話していました。
一方、今回の提訴について、札幌医科大学は、「訴状の詳細が分からずコメントできない。訴状が届いたら内容を確認して対応を検討したい」とコメントしています。
また、道総務部の大学法人室は、「訴状が届いておらず、内容を確認して対応を検討したい」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180126/4710271.html
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