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豪先住民指導者が聖地「ウルル」で会合、憲法での認知望むか協議

2017-05-26 | 先住民族関連
ロイター 2017年 05月 25日 16:02 JST

 5月24日、オーストラリア先住民アボリジニの指導者らがアボリジニを憲法でどのように明記すべきか議論するため、聖地「ウルル」と呼んでいるエアーズロックに集結し、3日間にわたる会合を開催した。写真は開会式でのダンスのようす。23日撮影の提供写真(2017年 ロイター/ AAP/Lucy Hughes Jones)
[シドニー 24日 ロイター] - オーストラリア先住民アボリジニの指導者らが24日、アボリジニを憲法でどのように明記すべきか議論するため、聖地「ウルル」と呼んでいるエアーズロックに集結し、3日間にわたる会合を開催した。
アボリジニは約5万年前からオーストラリアで暮らす先住民。現在の人口はオーストラリア全体の2300万人に対して約3%に当たる70万人あまりだが、自殺や過度の飲酒、家庭内暴力、収監などの確率が顕著に高い。
法的には1967年に国民投票で市民権が認められたにとどまり、平均寿命が他のオーストラリア人より10年短いほか、受刑者の27%を占めるなど問題を抱えている。
アボリジニを憲法で認知するかどうかについては年内にも国民投票の実施が予想されており、明記が決まれば、オーストラリアは、カナダ、ニュージーランド、米国に続いて先住民を人口の一部として正式に認知する国家となる。
先住民でベテラン議員であるパトリック・ドッドソン上院議員はロイターに「今回の会合は、オーストラリア先住民が憲法で承認されたいかどうか、またその場合どのような形で明記されたいかを話し合う大きな機会となり、極めて重要」と述べた。
3日間にわたる会合の結果は、ターンブル首相と野党党首に報告される予定。 
https://jp.reuters.com/article/uluru-idJPKBN18L0OI
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