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秘密兵器は地元の「アワ酒」 台湾の学生、日本のカクテル大会に挑戦

2017-02-22 | 先住民族関連
フォーカス台湾 2017年2月21日 18時02分 (2017年2月22日 04時54分 更新)
(台東 21日 中央社)台東専科学校飲食旅行学科(台東市)の学生2人は、3月12日に沖縄県で開催される「第13回総務大臣杯琉球泡盛カクテルチャレンジアジアカップ2017」に出場する。秘密兵器の台東産アワ酒(小米酒)と梅酒を携え、世界の舞台に挑む。
アワ酒は台湾の先住民にとって重要な飲み物で、東部・台東の特産品としても知られている。同学科の鄒慧芬教諭によれば、昨年台湾で開かれたカクテル大会に学生を率いて参加した際、地元産のアワ酒を使用したメニューを披露したところ、多くの賞を獲得。アジアカップへの出場権も手にしたという。
出場する学生2人には台東県政府が往復航空券を協賛。また、県の仲介により、アワ酒と梅酒は地元の酒造から提供される。黄健庭県長は、台東における産官学連携の最高の形だと喜びを示している。
主催の泡盛マイスター協会によると、同大会には日本、台湾のほか、韓国、シンガポール、ベトナムなど5カ国から選手が参加し、技を競う。
(盧太城/編集:名切千絵)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170221/Jpcna_CNA_20170221_201702210007.html



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森林で木材窃盗の男、イノシシ2頭を先住民に献上し謝罪/台湾

2017-02-22 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2017/02/20 18:02

台東地方法院検察署提供
(台東 20日 中央社)台東県鹿野郷で19日、クスノキの木材を窃盗し昨年12月に逮捕された男が、罪を償おうとイノシシ2頭を台湾原住民(先住民)が多く住む同郷永康集落に献上し、祖先や年長者らに許しを求めた。
男は仲間6人らと共謀して樹齢700年のアツバクスノキの木材を盗んだとされる。公訴後に保釈されると、罪の大きさを痛感したのか、複数回にわたり集落を訪れ、住民に謝罪するなどしていた。
今回イノシシを献上したのは、年長者に伝統的な方法で許しを請うべきだとアドバイスを受けてのこと。男が集落を訪れると、村内放送を通じて住民らが集まり、儀式や話し合いの場が持たれた。
住民らはその後、祖先らの許しが出たとして男の行為を許すことで一致。再び山林に入り破壊行為をしないよう求めた。地元の関係者によると、これまでにも森林を破壊する行為は度々あったものの、集落外の人が謝罪しに来るのは初めてだという。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201702200005.aspx

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宮古島民54人が犠牲に…研究者「知ってほしい」墓参の勧め 台湾「牡丹杜事件」

2017-02-22 | 先住民族関連
沖縄タイムス 2017年2月20日 16:44
「牡丹社事件」の犠牲者の名前が刻まれた墓
 【仲地清通信員】明治政府の琉球処分、台湾植民地などアジア侵略政策のきっかけになったとされる「牡丹(ぼたん)社事件」で殺害された宮古島島民を弔う墓が、台湾屏東県東城郷にある。事件を研究する台湾在住の琉球史研究者は、沖縄から訪れる観光客が東城まで足を延ばし、事件を通して台湾史と琉球史の深いつながりを知ってほしいと、勧めている。
 琉球御用船が首里王府へ年貢を納めた後、宮古島へ帰還する際に台湾に漂流し、54人が台湾の先住民に斬首された「牡丹社事件」または「宮古島島民遭難事件」(台湾では八瑶暚湾事件とも呼ばれている)。墓標には「大日本琉球藩民54名墓」と刻まれ、犠牲者の名前も判読できる。
 沖縄から台湾に訪れる観光客のコースは、台北市内の台湾総統府、故宮博物館、龍山寺、蒋介石の中正記念堂、孫文の国父記念館などが定番。「琉球藩民墓」がある南の屏東県東城へは、台北から新幹線「高鉄」で高雄へ2時間、さらに乗り合いバスで1時間で国城へ着く。
 琉球藩民墓のある一帯は、かつては山岳地帯だったと推測されるが、現在は東城郷の住宅地で、地元の人々も琉球藩人墓のことをよく知っている。現在の墓は1983年に修復され、屏東県は一帯を「琉球藩民記念圓区」に指定し、重要な歴史的遺跡としている。
 毎年、お参りに訪れる宮古島出身者ら遭難者の遺族のため通訳として支援している台湾大学政治学部博士課程学生の比屋根亮太さん(29)は「明治政府のアジア侵略拡張政策の出発となった重要な場所。日本人訪問者が少ないので、特に若い人々は訪ねて勉強してほしい」と話す。
 同事件研究の第一人者、台湾教育大学の楊孟哲教授は著書「1874年那一役牡丹社事件 野蠻興假假文明的対決」を2015年に出版。「沖縄からの訪問者に事件の現場や当時の様子を説明し、地元民がどのように生存者を救助し琉球に送り返したかを話す中で、新時代の台湾と沖縄の交流に生かしたい」と語った。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/84925

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